cancer "thriver"

オリビアニュートンジョンが、乳がん再発についてのテレビインタビューで、自分は、cancer survivor ではなくて、cancer "thriver" だと言っていました。

thriver は、正式な単語ではないのか、辞書には載っていませんが、thrive という動詞は、よく耳にする言葉です。
survive / survivor のように、thriver は、thrive する人ということで使われています。

survive は、「災害、危機、逆境などを切り抜けて生き残る、耐える」、thrive は、「すくすくと成長する、うまくやっている」というような意味です。

オリビアニュートンジョンは、次のように、survivor と thriver の違いを説明しています。

Survivor sounds like someone clinging onto a lifeboat. Thriver is someone that's already off the boat and on land.
(survivor は、救命ボートにしがみついているような人に思えるが、thriver は、もう救命ボートから降りて、陸にいる感じがする。)

survive は、苦しいことに耐えたということですが、ここでの thrive というのは、苦しさに耐えて、その後もうまくいっているという感じがします。

彼女は、次のようにも言っています。

I think you can live with cancer like you can live with other things if you take care of yourself.
(他のことを背負って生きるのと同じで、自分の世話をきちんとしていれば、がんと共に生きることができると思います。)

suffer from cancer (がんに苦しむ)ではなく、live with cancer (がんと共に生きる)という前向きな態度が、とてもすてきで、力強く見えました。 

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OK は、K だけでもいい?

おなじみの OK という言葉は、その時の状況により、発音にバリエーションがあるように思います。

標準的には、「オウケイ」と O と K を平らに発音しますが、例えば、相手がしつこく同じことを頼んでくるような状況で、「わかった、わかった、今やるから。」というような OK は、アクセントが O の上についたり、K の上についたりする場合もあります。

そして、テキストメッセージでは、OK のことは、K だけを書く人もいるようですね。
特に、若い世代の人たちに多いのか、私がテキストメッセージを送る人たちは、OK と省略せずに書く人ばかりなので、どの程度使われているのかは、よく知りません。

昨日の新聞で、この K が、話題になっている、おもしろい漫画がありました。

老夫婦の会話です。 奥さんが娘をランチに誘ったら、こんなメッセージが来たと、旦那さんに言っています。

I got a text back from her. All it said was "K". What is that supposed to mean?
(返事が来たんだけど、K としか書いてないのよ。 いったいどういう意味かしら。)

Maybe she wants to go somewhere that serves potassium.
(たぶん、カリウム= K を出してくれるお店に行きたいんじゃないか。)

この老夫婦は、K が、OK として使われることを知らないので、K をカリウムの K と言っているのが、おもしろいですね。

もし、K というメッセージをもらったら、どんな感じがするでしょうか。

その方が、速く簡単にメッセージを送れるということですが、OK という、たった二文字のうちのひとつまでも省略してしまうということで、相手が若い世代ではない場合は、少し失礼になるのかもしれません。

ただ、考えてみると、日常、OK と言う場合にも、はっきりと オウケイ という発音になっている場合もあれば、軽く相槌をうつときなどの OK は、K だけしか聞こえないような場合もあり、単に発音の問題なのかもしれないと思ったりもします。

単に了解という場合もあれば、わかった、わかった、という場合もあり、K 一文字のニュアンスを感じるのは、相手次第ということでしょうか。

ついでに、OK の語源説で、私が学生時代に聞いたのは、all correct の頭文字 AC であるはずだったのが、間違って、oll korrect と書いたため、その頭文字 OK となったというものです。

pancake は、動詞でも使われる

pancake (パンケーキ)は、アメリカでもワッフルやクレープに並んで、人気の朝食メニューのひとつですが、この pancake という単語は、動詞でも使われています。

昨日またメキシコで大きな地震がありましたが、そのニュースの中でも何度か聞きましたが、次のように使われます。

He was looking at the pancaked apartment building.
(彼は、ぺしゃんこに破壊されたアパートを見ていた。)

The car had been pancaked by the bus.
(その車は、バスによって破壊されていた。)

pancake は、「何かの衝撃などで、ものをぺしゃんこにする」ということで、パンケーキのように、flatten (平らにする)ということです。

余談ですが、我が家では、パンケーキは、ホットプレートで焼きますが、ホットプレートは、英語では、griddle です。
それで、パンケーキは、griddle cake と言われることもあります。

pancake は、おいしくて、多くの人に愛される食べ物のひとつのように思いますが、こういう単語が、地震の悲劇のニュースの中で使われるのが、何かそぐわないように感じてしまいました。

見くびる

「見くびる」という言葉を辞書で引くと、「たいしたことはないと、あまく見る。 あなどる。」という定義が載っています。

そういう状態を示すときにぴったりの単語、underestimate は、よく使われる単語です。

estimate は、「見積もる」の他に、「人、能力、性格などを判断する、評価する」という意味があります。

これに、under がついて、underestimate になると、「過小評価する、見くびる」ということになります。

例えば、ハイスクールの varsity (学校の代表チーム)で走っていたランナーが、事情があり、Junior Varsity (二軍チーム)のレースを走ることになり、二軍チームなんて相手にならない、きっと自分が一位になると、あなどっていて、結局、5位になったりする場合には、

He underestimated Junior Varsity runners.
(彼は、二軍チームのランナーをあなどっていた。)と、言えます。

二軍チームのランナーは、次のように言うこともできます。

Don't underestimate me.
(見くびるなよ。/ ばかにするなよ。)

また、レストランで注文したハンバーガーが、思ったより大きくて食べられないときなど、サイズを underestimate することもあります。 これぐらいの予算で買えるだろうと思ってお店に行くと、お金が足りなかったというのも、underestimate で、表せます。

そして、underestimate の反対は、overestimate ですが、「過大評価する、買いかぶる」という意味になります。

under / over のないように、estimate したいものですね。

hazing とは?

朝の Today show という番組の中で、Hazing in America というタイトルで、政治家や大学生、その親などが集まって議論していました。

haze は、「もや、霞、霞む」という意味では、よく知られていると思いますが、同じスペルで語源の違う haze という単語があります。

定義は次のようになります。

subject freshmen or newcomers to abusive or humiliating tricks and ridicule
(大学の新入生や新人に虐待的、屈辱的な芸をさせてあざけること)

つまり、hazing とは、大学のクラブなどで、新入生をいじめるようなしきたりのことです。

アメリカの大学には、fraternity (男子学生社交クラブ)や sorority (女子学生社交クラブ)がありますが、彼らの不品行が、よくニュースで伝えられています。もちろん、他のスポーツクラブなどにも同じことがあるのでしょうが。

日本の大学でもありますが、新入生にお酒を一気飲みさせたりするようなことで、その結果、命を落としてしまう学生が何人もいるようです。

もちろん、hazing というしきたりは、必要のないものだと思いますが、先輩が、自分たちもやってきたことだからと言われて、つい無理をしてしまうのかもしれません。 

大学まで進学した子供が、そんなことで亡くなるのは、親としては、想像しがたい苦しみだと思います。
決して無理なことには、従わず、自分を守るのは、自分しかいないという強い気持ちでいてほしいと思います。

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プロフィール

Author:Yurikoyama
現在アメリカのテキサス州で夫と息子と住んでいます。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語も学習し始めました。
日常、気になった言葉や表現について、書いています。

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