sweat と perspiration

昨日の猛暑についての記事の中で、perspiring という単語が使われた文がありました。

Staying hydrated is crucial to perspiring and staying cool.
(汗をかく状況で、また涼しくいるためには、水分補給が欠かせないことだ。)

「汗をかく」という一般的な単語は、sweat ですが、perspire (動詞)/perspiration (名詞)という単語もあります。

かなり前に、義母が、夏に日本へ遊びに来たときに、汗をかくだろうと、私がタオルのハンカチを何枚かプレゼントしたことがあったのですが、丁寧な義母は、お礼のカードに、Thank you for the nice towel handkerchieves for my perspiration. と書かれていたのを覚えています。

意味的には、sweat も perspiration もほぼ同じと言ってよいかと思いますが、こういう場合は、sweat と書くよりも、perspiration と書いた方が、婉曲的というか、上品な感じがするように思います。

perspiration は、フランス語では、「皮膚呼吸」という意味ですが、per (.....を通して)、spire (呼吸する)という、もともとの意味があります。

文章に書いたり、少しフォーマルな場面では、perspire / perspiration も使えるとよいかもしれませんね。


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punishing heat

こちらの先週の土曜日は、記録的な暑さで、気温が華氏で112度まで上がり、摂氏で言うと、45度ぐらいかと思います。
そして今週も40度前後の気温が続いています。

新聞にもこの暑さに関する記事が載っていましたが、下記はその見出しと最初の一文です。

Heat wave creates health hazard in southwest
(熱波が、南西部地方の健康上の危険を引き起こす)

A punishing heat wave has arrived in the Southwestern U.S. and brought temperatures that will approach 120 degrees in Arizona.
(アメリカの南西部に過酷な熱波がやって来て、アリゾナでは気温が120度に達する見込みだ。)

テキサスの暑さもかなりのものですが、アリゾナの気温が、華氏で120度ということなので、これは摂氏では、49度ぐらいになります。
おそろしい気温ですが、こちらは移動はほとんどが車なので、普通の生活をしている限り、日本のように歩いて汗だくになるということは、あまりありません。

ここで、punishing という単語の使われ方が、おもしろいなあと思いました。

punish は、「罰する」という意味の単語です。

この形容詞は、punishable 「罰することができる、罰すべき」もありますが、punishing という形の形容詞になると、「過酷な、つらい、人を疲れさせる」という意味があるようです。

punishing heat は、何か罰でも受けているような暑さという感じでしょうか。 いろいろな表現方法があるものですね。

そう言えば、日本語で、何かひどい目にあったときに、「私が何をしたって言うのよ。」と言う場合がありますが、これは、言いかえれば、「私が何かしたから、こんなひどい目にあうの。」ということで、「何かの罰でこんなひどい目にあうの。」ということとも言えるかと思います。 何か罰でも受けているような過酷なという punishing と、似た感覚だなあと思いました。

disown の意味

たまに見かける disown という単語ですが、分解すると、dis + own です。

own は、「所有する」という意味で、have 「持つ」よりも少し堅い単語です。 それに打ち消しの dis が付いているのですが、どういう意味になるでしょうか。

漫画の中では、次のように disown という単語が使われていました。

上司が、我が子のように思っている部下から、父の日のプレゼントをもらえなくて、ちょっと大げさに言っています。

Not only am I disowning you, you are fired !
(もうおまえとは関係ないだけじゃなく、おまえはクビだ。)

disown は、文字通りでは、「所有しない」ということになりますが、辞書には、「自分のものだと認めない、.....に関係がないと言う」という意味が載っています。

そして、「親が子を勘当する」という意味もあり、reject (拒絶する)に近いような感じです。

この漫画は、上司の怒りを大げさにおもしろく描いていますが、人生相談欄などでは、実際に親が子と縁を切るという意味で使われていることがあります。

「所有しない」という意味の単語 disown が、「勘当する」という意味になるのは、知らなければ自分では思いつかなかった言葉だなあと思います。

lie back と lay back

リビングルームにあるリクライニングチェアに座って、コーヒーを飲みながら新聞を読むのが、夫の週末の朝の楽しみのようですが、ゆったりと深くいすに座るのは、sit back と言います。

父の日には、お父さんに、Sit back and enjoy Father's day ! (ゆったりと座って、父の日を楽しんで。)と言ってあげるといいですね。

リクライニングチェアをもっと深く倒して、ほぼ平らになるようにして、あお向けになるのは、lie back です。

lie back には、「もたれる、くつろぐ」という意味もあります。

そして、lay back にも、俗語として、「のんびりする、くつろぐ」という意味があります。

昔、学校で習った lie と lay ですが、復習すると次のようになります。

lie (自動詞) 「横たわる」-lay (過去)-lain (過去分詞)
lay (他動詞)「横たえる」-laid (過去)-laid (過去分詞)

ついでに、lie 「うそをつく」-lied (過去)-lied (過去分詞)となります。

lie back にも lay back にも、「くつろぐ」という意味があるのですが、私の周りのアメリカ人は、lie back は、「あお向けになる」、lay back は、「くつろぐ」という意味で使っていることが多いようです。 

I lay a book on the shelf.(私は本を棚に置く。)のように、lay は、目的語が要る動詞で、「くつろぐ」という自動詞的な使い方なら、lie back であるべきだと思うのですが、現在形の lay back も「くつろぐ」という意味で使われます。
ややこしいのは、lie back の過去形が、lay back になることです。

lay back は、lay oneself back. ということなのかもしれません。 もしかしたら、lie と lay が、混同して使われ、lay back が定着したのだろうかと勝手な推測をしたりしています。

また、laid-back という形容詞もあります。 以前にパーティで出会った人が、自分の息子のことを、He is laid-back.(彼は気楽なタイプなの。)と言っていました。

laid-back は、「人や態度、場所などが、気楽な、くつろいだ」という意味です。
よい意味で使われることが多いようですが、場合によっては、気楽すぎて、仕事がはかどらないというようなネガティブに使われることもあるようです。

まとめると、lie back は、物理的にゆっくりもたれて座る、あお向けになるということで、リラックスしてくつろぐ、という意味では、lay back が使われることが多い。 そしてそういうのんびりくつろいだような人は、laid-back だという感じかなあと思います。


Where is the beef ?

1980年代に流行ったハンバーガーチェーンのWendy's のコマーシャルがあり、その中で使われた、Where is the beef ? というキャッチャフレーズがあります。そのコマーシャルは、次の通りです。



動画を見れば分かりますが、ハンバーガーのパンばかり大きくて、肝心の牛肉が小さいので、牛肉はどこだと聞いているのがおもしろいですね。 しかもこのようなおばあちゃんと言われるような女性が言っているのが、ほほえましいという感じです。

ちなみに、ハンバーガーのパンは、hamburger bun と言い、パンではなく、バンです。

このコマーシャルでは、Where is the beef ? は、そのまま、「牛肉はどこだ。」という意味ですが、そこから、相手の言っていることの真意が分からないときに、「大事なポイントは何だ。」という意味で、Where is the beef ? のように使えるようです。

beef というのは、赤身肉で、red meat とも呼ばれますが、同じように、red meat という表現にも、「最も大事な部分」という意味があります。

解雇された元FBI長官が、トランプ大統領との会合の後、まだ記憶が新しい間にその内容をメモしたようですが、そのことについて、少し前の新聞に、red meat が使われた文が載っていました。 

These details are red meat for a prosecutor.
(これらの詳細は、検察官が、飛びつきたくなるような大事なものだ。)

最近は、牛肉を食べ過ぎると健康に良くないというデータもありますが、西洋の食生活では、牛肉というのは、主要なものだということが分かります。

プロフィール

Author:Yurikoyama
現在アメリカのテキサス州で夫と息子と住んでいます。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語も学習し始めました。
日常、気になった言葉や表現について、書いています。

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