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慰め

コロナウイルスの感染拡大のために、家で過ごす時間が長くなり、欧米では、パンやお菓子を焼く人が多くなったというニュースを何度か聞きました。

Coronavirus has created the perfect environment for a surge in bread baking.
(コロナウイルスは、パンを焼くことを急上昇させる理想的な環境を作り上げた。)

surge は、「急に高まること、急上昇」 などの意味で、コロナ関係のニュースでもよく出てきます。

そして、パンを焼くことが、不安をやわらげる慰めになっているということで、次のような表現を見つけました。

Kneading and shaping dough can be a balm for the anxiety that has accompanied the virus. .
(パン生地を練ったり、形作ることで、ウイルスに伴った不安の慰めとなります。)

balm と言えば、何を思い出すでしょう。

唇に塗る lip balm (リップバーム)でしょうか。Tiger Balm (タイガーバーム)という塗り薬もありますね。

balm は、「香油、芳香のある軟膏、鎮静薬」 などという意味がありますが、上記のように、比喩的に使われることもあり、「慰め、安らぎ」 という意味もあるようです。

何かをして、苦しい気持ちなどをまぎらわせたくなるということでしょうね。

パンを作って、焼いて、食べて、少しでも楽しい気分になれるといいですね。

私は、パン作りではありませんが、今日は、デザートに、カスタードプリンを作りました。 カラメルを火から下ろすタイミングに注意する必要がありますが、うまくできました。

マスクやトイレットペーパーなど、品薄なものもありますが、食品はまだまだ豊富にありますね。

あるものに感謝して、何とか元気にこのパンデミックを乗り切りたいと思います。


マイレージ

mileage は、「マイル距離」 のことで、航空会社が、飛行機の利用者に飛行距離に応じてポイントを与えるサービスを、mileage program のように言うこともありますね。

我が家は、このマイレージをせっせとためて、座席のアップグレードなどに使い、ささやかな贅沢を味わうこともあります。

また、mileage には、「単位燃料あたりの車の走行可能距離」 という意味もあり、次のようにも使われます。

This car has the good gas mileage.
(この車は燃費がいい。)  

gas mileage は、「燃費効率」 ということですね。

先日、これらと違う意味の mileage の使い方を見つけました。

日本語の主語に関する記事の中で、英語の I = 私は に当たる日本語で、男性が使うものは、「俺」、「僕」などいろいろある中、「私」 の使い道が多いというような内容で、次のように使われていました。

You can get a lot of mileage out of watashi.
(「私」 は、大いに利用することができます。)

このような mileage は、usefulness ということで、「有用性」 という意味です。

マイルという実際の距離という意味から、どのぐらい行けるのか、使用できるのかという比喩的な意味もあるようですね。


肛門な性格とは?

化学の先生の言葉遣いの中で、おもしろい表現があると、息子が教えてくれました。

この表現を聞くと、つい笑ってしまうそうで、次のように使われるようです。

I am going to be more anal about grading papers.
(レポートの成績をつけることについて、これからもっと細部にわたって徹底的にするつもりです。)

レポートの細かい部分もチェックするので、できるだけ完璧な状態で提出するようにという感じの意味のようです。

どうして笑ってしまうのかと言うと、anal という単語の意味を想像するからです。

anus は、「肛門」 で、anal は、「肛門の」 という形容詞ですね。

ところが、anal には、精神医学用語で、「肛門性格の、きちょうめんな、潔癖性の、どうでもよいことに執着する」 などの意味があるようです。

フロイト心理学での 「肛門期」 という意味もあり、自分で排便できるようにするトレーニングが厳しすぎると、きちょうめん過ぎて頑固な性格になってしまうというようなことなのでしょうね。

私も息子も、このような anal の使い方は知りませんでしたが、夫は自分では使わないけれど、聞いたことはあり、anal-retentive と使われることもあるそうです。

夫の以前の上司は、オフィスに置いてある物の細かい位置まで気にするような人だったようで、そういう人も肛門性格な人と言えるのでしょうね。

He is very anal about keeping his office neat.
(彼は、オフィスを整頓された状態にしておくことに徹底している。)

また、以前の夫のオフィスの秘書の方が、自分のことを、neat freak (徹底したきれい好き)だと言っていたことを思い出しました。

freak は、「軽蔑的に奇人、変人」という意味もあるので、自分のことを言うのにはいいですが、他の人について言うのは気をつけた方がよいですね。

普通は、I am a tidy person. や I like to keep things clean / tidy. のように言えばよく、anal を使うのは、かなり徹底したとき、またはちょっと病的な潔癖症を意味することもあるのかもしれません。

ちょっとおもしろい表現なので、理解語彙として、ちらっと覚えておいてもいいかもしれませんね。


話し合うだけではない discuss

discuss というと、「議論する、話し合う」という訳が頭の中に浮かんでしまいがちだと思うのですが、それだけではないということに気づきました。

実は、今、翻訳をさせていただいている資料があるのですが、その中で次のような文がありました。 (便宜上、部分的に変更)

In Chapter 2, we will discuss the science behind what makes this product such effective cleaning agents.
(第二章で、何がこの製品をそのような効果的な洗浄剤にするかという背後にある科学を考察します。)

そこで、文面で使われる discuss は、「話し合う」ではおかしいなと思い、こういう discuss は、どう訳そうかと考えることになります。

このような文を読んでいるだけなら、さらっと読み過ごしていたと思うのですが、翻訳するとなると、よく知っている単語でも辞書を引きなおして最善の訳を探す作業が必要となり、勉強になることがたくさんあります。

discuss には、「話し合う」意味以外に、次のような定義が載っています。

to talk or write about a subject in detail, especially considering different ideas and opinions related to it
(ある主題に関して詳細に述べたり書いたりすること、特にそれに関連した異なる考えや意見を考慮しながらそうすること)

日本語の訳では、「論じる、考察する、説明する」ということになるようです。

このような discuss は、会議などで、「この問題は、後ほど論じることにします。」というような場合の論じるという意味でも使えそうですね。 論文などの中でも、使える場面がたくさんありそうです。

discuss は、人と話し合うことだけではなく、文面であることについて、詳しく説明するという意味も含まれているということですね。

セクシーだけではない sexy

sexy というと、「性的な、性的魅力のある」という意味で使われる言葉ですね。

また、女性のミニスカートなども、sexy と言える場合もあるかもしれませんね。 辞書を見ると、「挑発的な、人目を引く」のような訳も載っています。

では、次のような sexy は、どうでしょう。

たまたま読んでいたオンライン記事からたどり着いた、二年前のミシガン大学卒業式でのオバマ元大統領のスピーチの中の一文です。

The media tends to play up every hint of conflict, because it makes for a sexier story.....
(メディアは、すべてのささいな対立を大げさに見せる傾向がある。 なぜなら、その方がストーリーとして、より刺激がありおもしろいからだ。)

こんな風に sexy は、「おもしろい、刺激がある、わくわくさせるような」という意味もあり、interesting、stimulating、exciting と同じように使われることもあるようです。

なんとなく sexy のような語を聞くと、ドキッとしてしまいますが、こんな風に軽く使われています。

It might not be the sexiest career choice.
(それは、職業の選択としてはあまり刺激のあるものではないかもしれない。) のような例文もありました。

sexy は、性的な魅力だけではなく、人をわくわくさせるものやことを表現するのにも使える言葉のようですね。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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