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相撲部屋

NHKニュースを英語で聞くことがありますが、スポーツニュースの中で、大相撲九州場所で初優勝した貴景勝のことが伝えられていました。

貴景勝は、師匠の貴乃花が引退したので、所属部屋を変更したようですね。

相撲部屋には、stable という単語があてられています。

Takakeisho entered Takanohana stable.
(貴景勝は、貴乃花部屋に入った。) のように言えますね。

stable と聞くと、つい「馬小屋、馬屋」を先に思い浮かべてしまい、馬小屋と相撲部屋が同じというのも、どうなのかなと思います。

なんとなく力士を動物と同じようにとらえているイメージがしてしまうのですが、stable は、馬や家畜小屋という意味だけではなく、次のような意味もあります。

a group of people (such as athletes, writers, or performers) under one management
(ひとつの経営管理に属するアスリート、作家、役者などのグループ)

「同じ会社などに所属している人の集まり、また、そのような人を集めて訓練する場所」ということのようで、そういう意味では、stable が、「相撲部屋」だというのは理解できますね。

ついでに、形容詞の stable は、「安定した」という意味がありますが、これは、stand + able = じっと立っていられるということが原義のようで、相撲部屋の stable とは、別の語として考えた方がよさそうです。

余談ですが、欧米人などが、日本の家のことを、rabbit hutch (うさぎ小屋)に例えることがあります。
アメリカでも、大きいだけがよいことではないという傾向もあり、せまいスペースで効率よく暮らすのも悪くないと感じている人もいるようです。
アメリカにいたころは、掃除機をかけるのも、朝から気合を入れてやっていましたが、日本では、楽にできるのでうれしく、小さい家も悪くないと思います。

うさぎ小屋と馬小屋、使われ方はかなり違うものだと思いました。

plogging とは?

新聞に付いてくる薄い情報誌の中で、見慣れない単語を見つけました。

記事によると、plogging と呼ばれるエクササイズがあり、どんなエクササイズかと言うと、pick up trash while running (走りながら、ゴミを拾う)ことのようです。

このエクササイズは、スウェーデンで始まり、他のヨーロッパの国やアメリカにも進出してきているようです。

スウェーデン語の plocka upp = pick up とjogging とを組み合わせて、plogging だそうです。

Runners beautify the streets while they burn calories.
(ランナーは、カロリーを消費しながら、道を美しくする。) ということで、いいことづくめですね。

ゴミを拾うために、体を曲げたり、しゃがんだりするのも、体にはよいエクササイズだと書かれていました。

これが世界中に広がると、地球のためにも素晴らしいことだなあと思います。。

100m 走 と 1600m 走

息子が、学校の陸上チームに入っているので、この時期は、ほぼ週に一度競技会があり、見に行くことがあります。

息子は、長距離ランナー (distance runner)なので、3200m と 1600mの競技に出ていますが、これらは、英語では、3200m run、1600m run という競技名になります。

run には、「競走」という意味があります。

ところが、短距離の100m や 200m は、100m dash、200m dash という競技名です。

dash は、日本語でも、ダッシュするなどと言いますが、「勢いよく走る」という意味ですね。

そして、dash には、「短距離競走」という意味もあります。

dash という簡単な単語で、聞けば、意味は分かりやすいのですが、知らなければ使えない用法だなあと思います。

中距離の 400m や 800m は、どうでしょうか。

400m は、400m dash と言っているのを聞きますが、400m run と書かれていることもあります。

800m は、800m run のようです。

また、dash や run を付けずに、100m、400m、1600m のように言うこともできます。

短距離 - sprint (short distance)
中距離 - mid distance
長距離 - long distance と、分けることができますね。

中距離、長距離選手の後半、または最後の一周などは、まるで短距離選手のスプリント(全速力)のようで、感動するものがあります。

foosball ってどんなゲーム?

先日、クリスマスプレゼントの買い物をするのに、お店の中を歩いていると、ゲーム売り場があり、foosballと箱に書いてあるゲームを見つけました。

football なら知っていますが、foosball って何だろうと思ったのですが、箱に絵も描いてあったので、すぐに分かりました。

これは、誰でも知っているゲームかと思いますが、私は、このゲームの名前を知らなかったので、foosball だということが分かり、よかったです。 

卓上のサッカーゲームのことで、このようなゲームです→テーブルサッカー

調べてみると、他にも、table football、fuzboll とも言うようですが、アメリカでは、foosball と言うようで、これは、ドイツ語の footballに当たる Fußball の発音から来ているみたいです。

フットボールと言えば、、アメリカでは、アメリカンフットボールのことですが、ヨーロッパでは、サッカーのことですね。

知っているものでも、名前を知らないというものもありますね。 

ついでに、チェスや人生ゲームなどの卓上のゲームは、board game と言います。

シーソーの別名

公園にあるseesaw (シーソー)という遊具のことを、アメリカ人は、teeter-totter と言う人もいます。

seesaw というスペルを見ると、see (見る)とその過去形の saw のように思いがちですが、saw は、「のこぎり」です。

では、see は、何なのかと言うと、フランス語の scie (発音は、see と同じ)で、これも、「のこぎり」なのです。

なので、seesaw は、のこぎり、のこぎりと二回続けていることになります。

のこぎりを前に引いたり後ろへ引いたりする動作と似ているからという説明もありましたが、シーソーは、前後の動きというよりも、どちらかというと、上下の動きのように思ってしまいます。

また、teeter-totter の teeter は、「ぐらつく」という意味で、体操選手が平行棒の上で、ぐらつくようなことです。 

totter は、「よろめく」という意味で、ボクシングの選手がリングで、ふらふらになって、今にも倒れそうな感じのことを言います。

そして、ぐらつく、よろめくという似た意味の言葉を並べて、シーソーということになるようです。 シーソーは、ぐらぐらするということなんでしょうか。。

アメリカ人の間で、シーソーのことをどう呼ぶかということが、話題になったことがありました。 ある人は、seesaw と言い、ある人はteeter-totter と言います。

日本語でも、ジャンケンのことをいんじゃんと言ったりするのと同じですね。 住んでいる地域によるのかもしれませんね。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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