私はアメリカに来る前には、吐くとか、もどすという英語の単語はこのthrow upとvomitの二種類しか知りませんでした。
他の言葉を使う必要もなく、特に他の言い方について考えたこともなかったのですが、テレビのクイズ番組で、吐くのいろいろな言い方を答える問題があり、興味深くメモしました。 昔日本にもあったと思うのですが、クイズ100人に聞きましたのアメリカ版 family feudというクイズ番組で、私は以前からよく言葉の勉強がてら見ていました。
クイズの中では下記のような言葉が出てきました。
puke
barf
upchuck
hurl
regurgitate
この中ではpukeやbarfは普通に学校などで子供がよく使う言葉らしいです。
息子から「他にももっとあるよ。」と、いろいろ教えてもらいました。 toss one's cookiesや blow chunksなどのかなり具体的な感じの表現もよく学校の会話の中で使われているそうです。 またheaveという単語はリーディングのテキストで見たことがあると言っていました。
英語の勉強には終わりがないなあと日々思います。
今日はあまりきれいではない言葉の紹介で失礼しました。
solidには、固形、固体とか中身がつまった、chunkには、大きな塊という基本的な意味があります。
私はこのsolidとchunkをスーパーマーケットで売っているツナ缶のラベルで見たときに、微妙な表示の仕方だなあと思いました。
缶詰の中にツナがどのように入っているかという表示ですが、両方を買ってみた結果、想像通りsolidの方がツナの塊が大きく、
chunkは細かく切られたツナが塊になっているという感じでした。 通常はsolidの方が中身がつまっている分、少し値段が高いです。
塊といえば、他にもlumpやgobという単語がありますが、lumpは角砂糖などの小さい固い塊に使い、gobはピーナツバターなどのねばねばしたものの塊に使うことが多いようです。
track meetとは陸上競技会のことですが、こういう簡単なmeetという単語に、競技会、大会という意味があることは、アメリカに来て知りました。 今日はこのtrack meetで気づいた言葉を紹介します。
event--種目、競技
lap --トラックの一周
heat --各競技の組、例えば400メートルの競技が何回かある場合に 1st heat, 2nd heatというように使います。
このような単語をさらっと使えるといいですね。
またフィールド競技名で気になった言葉ですが、砲丸投げはshot putと言います。shotが砲丸ですが、投げるはthrowの方がいいように思ってしまうのですが、ここでputが使われてるのが、おもしろいなあと思いました。 砲丸のような重いものは投げるというよりも置く、というイメージなのかもしれません。
もうひとつジャンプ競技の中で高跳びも幅跳びも三段跳びも、それぞれhigh jump、long jump、triple jumpとjumpという言葉が使われているのに棒高跳びはpole vaultといい、jumpという言葉は使われていません。vaultには棒などを支えにして跳ぶとか、さくを跳び越えるというような意味があるからです。
日本語では同じ跳ぶということにも英語になると異なる単語が使われています。言語により物事のとらえ方の違いがあるのが興味深く感じます。
この言葉は、宗教の、信心深い、宗教的に、宗教上などの意味で最初に覚えることが多いかと思います。
でも私が出会ったreligiousはこういう意味ではありませんでした。
テレビのインタビューで I am religious about having dinner with my family.....とオバマ大統領が話されていました。
忙しいスケジュールの中でもきちんと決めて、家族との夕食の時間を持っている、という内容ですが、このreligiousには、細心の注意を払って、規則正しく、きちんと、という意味で使われています。
単語は知っているけれど、様々な意味、使い方に出会うと、うれしくなります。
弾丸の意味のbulletですが、bullet trainといえば、新幹線だということはよく知られています。
ではこのbullet pointとはどういう意味でしょうか。
これは文章を箇条書きにするときに最初に書く点(・)のことです。
bulletには弾丸状のもの、小球という意味もあるので、そこからこの箇条書きの点という意味にも使われるようになったのでしょう。
bullet pointは、学校の授業などでも普通に使われている言葉です。
upsetという言葉は人が腹を立てているという意味で普段の会話でよく耳にする言葉ですが、スポーツの世界では違う意味として使われています。
予想に反して相手を打ち負かす、という意味です。 絶対に勝つと思われていた選手、例えばテニスのセリーナ ウィリアムスが負けたゲームなどはupset gameと言われます。 この表現に最初に出会ったときには、試合で誰かが腹を立てたのかなあ、なんて思ってしまい友人と、ちぐはぐな会話をして恥ずかしい思いをした経験があります。
ついでにrun away gameといえば、一方的な勝利、楽勝ゲームのことを言います。
玉子料理方法のひとつです。 アメリカのレストランでは朝食の玉子をどのように料理してほしいかを聞かれることがよくあります。
scrambled eggs(スクランブルエッグ、炒り卵)や、sunny-side up(目玉焼き)、boiled egg(ゆで玉子)などはよく知られていますが、最初にこのover easyと聞いたときには、どのように料理したものかわかりませんでした。
これは目玉焼きと同じように料理して、黄身の側もうっすらと焼いたもののことで、黄身の側も白くなっています。
我が家の週末の朝食には、パンケーキの横にこのover easyに料理した玉子がよく登場します。
もうひとつ玉子料理の種類でpoached egg(落とし玉子)もよく聞く料理方法です。熱湯に割った玉子を入れて崩さないようにゆでたものです。これは上手につくるには少し技術がいるかもしれません。
女性の大きい服のサイズのことをこのように言います。
以前にアメリカのターゲットというお店の服の色の表示が、plus-sizeのものと普通サイズのものとで異なっていてクレームがついて、新聞に載ったことがあります。 普通サイズの服の色の表示にはdark heather grayとなっているのに、plus-sizeの服の色の表示には
manatee grayとなっていたようです。マナティというあの太った生物を思い出すので、ちょっと失礼に感じた人がいたのでしょうね。
ちなみに、男性の大きい服のサイズは、big and tallと表示されています。また子供のジーンズなどでちょっと太めのサイズとしては
huskyと書かれていることもあります。 huskyはハスキーな声のという意味もありますが、大柄でたくましいという意味もあります。
メインディッシュの付け合せのことです。アメリカでは感謝祭という祝日がありますが、そのときには、アメリカ人の95パーセント以上が七面鳥の丸焼きを食べると言われています。学校のカフェテリアで保護者も参加して感謝祭ランチを食べたりすることもあり、その案内に、turkey and all the trimmingsと書かれていました。ちなみに感謝祭ディナーの付け合せは、いんげんまめやスイートポテトが多いようです。そしてデザートはパンプキンパイです。ちなみに、アメリカの感謝祭は、1620年にピルグリムたちがメイフラワー号に乗ってアメリカ大陸に上陸した後、原住民のアメリカンインディアンたちに狩の仕方や作物の栽培方法を教えてもらったために生き延びることができたことを感謝することからはじまりました。
tongueにもいろいろな意味がありますが、まずは「舌」とか「言語」とかの意味で覚えていることが多いと思います。
私が出会ったtongueは、ひも靴のひもを通すところの下の部分(辞書には「舌皮」と載っています。)です。舌のようにぺらっとしているからでしょうか。 息子がまだ小さい時にその舌皮をきちんと引っ張らずに履こうとして、なかなか履けず、夫がちゃんとtongueを引っ張らないと履けないよと話しているのを聞いて覚えた言葉です。
もうひとつ、tongue twisterといえば、早口言葉です。下記に例を挙げてみます。
How much wood could a woodchuck chuck if a woodchuck could chuck wood. 舌がもつれそうになりますね。