アメリカでは5月の最終月曜日はメモリアルデーという祝日で、戦没者を追悼する日ですが、家族や友人と集まってピクニックやパーティをすることがよくあり、我が家も週末に夫の親戚、家族とバーベキューをしてきたところです。
picnic(ピクニック)というと、日本ではハイキングしてお弁当を食べるようなイメージですが、アメリカでは戸外であれば、自分の家の庭で食事するのもピクニックです。
祝日にはアメリカの国旗を掲げることがありますが、メモリアルデーでは旗を旗竿の半分ぐらいのところで掲げる半旗にすべきだと書かれている場合もあれば、昨日の新聞には、Flags should be flown at full staff.と書かれていました。
fly flags at full staffは、旗を上まで揚げる、at half staffは、半旗にする、ということです。
staffには、棒、竿、という意味があります。
私のまわりでは、メモリアルデーでは上まで揚げていることが多いです。
最近では、元ファーストレディの故ナンシー レーガンさんへの弔意を示してあちらこちらで半旗が揚がっていました。
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babysitという言葉は、親の代わりに決められた時間、子供の世話をするという意味ですが、それ以外の使い方を聞くことがあります。 料理番組で、スクランブルエッグを作っていた時に、I will babysit the scrambled eggs. と使われていました。 油断すると玉子がかたくなりすぎたり焦げてしまったりするので、赤ちゃんを世話するように、こまごまと面倒をみる、というような意味で、ほうっておきたくないものをじっと面倒をみる、という意味があります。 また近所の人が留守の間に Can you babysit our flowers while we are gone? (私たちが留守の間に花の世話をしていてくれますか。)などと頼まれたりします。 犬の世話や猫の世話はdog sitや cat sitなどと使えます。
映画や本やドラマなどの内容の詳細を、まだ見ていない、読んでいない人に教えて相手の興味を損なわせるような情報をspoilerと言います。 そういう情報を今から言いますよ、という警戒警告のことをspoiler alertと言います。 例えば、誰かに腹を立てて、ちょっと嫌がらせをしたいときなどに、その人が楽しみにしている映画の内容を話して、台無しにしてしまうような場合に、spoiler alert と言ってニッコリ笑ったりする場面がドラマにありました。 spoilは、台無しにするという基本的な意味がありますが、spoil childrenとなると、子供を甘やかすことです。 また、ディナーなどに招待したお客さんから、You are spoiling me. You spoiled me.と言われることがあります。 これは、ほめ言葉で、甘やかさんばかりの、おいしいごちそうだった、という意味になります。
我が家の近くに、カジュアルなファーストフード的な鉄板焼きのレストランがあり、そのレストランの名前は、chop chopといいます。 肉や野菜を切って焼くお店なので、切り刻む、という意味でchop という単語が使われているのかなあと思っていたのですが、chop chopと二回続けると、hurry hurry(早く、急いで)、という意味になります。 本の中の会話でも、Chop chop, let's go.などと使われています。 元々は海で働く中国人が使っていた広東語の言葉で、それをイギリスの船員が使い出して英語になったようです。 肉や野菜を切って作った料理を早く提供する、という意味を込めてつけられた名前だとしたら、とてもふさわしい名前だと思いました。
新聞の家庭欄の質問コーナーに、アルミホイル(aluminum foil)の表と裏とで、違いがあるのか、という質問が載っていました。 答えは、アルミホイルの製造過程で色の相違が生じるだけで、どちら側を使っても違いはない、ということでした。 ピカピカした側はshiny sideで、分かりやすいですが、そうでない光っていない側のdull sideは、ちょっと思いつきにくい言葉ではないでしょうか。 dullには、色や光などが明るくない、輝いていない、という意味があります。 他にもsharp(鋭い)の反対で、鈍い、という意味があり、I have a dull pain in my stomach.(私は胃に鈍痛があります。)などと使えます。 芯が削れていない先が丸くなった鉛筆もdull pencilです。 dullは、明るくない、鈍い、はっきりしない、切れ味が悪いなどのぼんやりしたイメージの単語です。
beef jerkyは、牛肉を乾燥して作る保存食のビーフジャーキーのことで、日本でもよく知られていますが、jerked beefは、別の料理を意味します。 ビーフジャーキーの意味でjerked beefということもありますが、普通 jerk(ed) beefというと、カリビアン風のマリネに漬けて焼いた牛肉のことです。 オレガノ、ショウガ、オールスパイス、パプリカなど様々なスパイスで味付けられたマリネに漬けこみます。 牛肉だけではなく、jerked chickenや jerked porkなども同じように作られます。 jerkには、急にぐいっと引いたり動かしたりする、という意味があり、A jerk of the knob opened the door.(ノブをぐいっと引くとドアが開いた。)などと使えます。 またjerkには、人に対する態度が悪く、人をひどく扱ったりする嫌われ者、愚かな奴、という意味もあり、そういう人に出会って嫌な経験をしたときなどに、He is really a jerk.などと会話にもたまに出てくる言葉です。
Clinton and Trump have both told a lot of falsehoods という新聞の見出しを見つけました。 true-false test(真偽を問うテスト)のように、falsehoodは truthの反意語と言えます。 falsehoodは、訳すと偽り、うそ、虚言、となります。 うそ、と言うとまずlieという単語が思い浮かびますが、どういう違いがあるのでしょうか。 lieには人を欺く意図があるが、falsehoodはそういう意図はない、という辞書もあれば、falsehoodも人を欺く意図がある、と説明されている辞書もあります。 いろいろ読み比べると、lieはfalsehoodの中のもう少し悪意のあるような偽り、うそのように思います。 また全然悪意も欺く意図もないという偽りにはuntruthという単語ががあります。 ついでに、white lieは、罪のないうそ、ということで、会話でもよく聞きます。 クリントンやトランプのこれまでのうそが、人をだまそうという意図があったのかどうか分かりませんが、記事のしめくくりとして、誤りを認めて間違った判断や行動に対し深い後悔の気持ちを述べたり謝罪することができる、真実につくすことができる人が、大統領になるべきだ、と書かれていました。
雑誌の中のインタビューで、Do you have a soft spot?という質問がありました。 インタビューされている人は、ちょっとぶっきらぼうな無遠慮な感じの人で、そういう人でもsoft spotがありますか、という質問です。 have a soft spotで、何か/誰かに弱い、好きだ、という意味です。 Do you have a soft spot? という質問に、I love animals. I work a lot with animal charities.と答えていました。 何かこれには弱いっていうものがありますか、という質問に、動物が好きで動物ののチャリティのためによく働いている、と書かれていました。 またsoft spotは、攻撃されやすい弱点、という意味もあり、They found a soft spot in the enemy's defenses. 彼らは敵の防衛施設の弱点を見つけた、のように使われます。
スキムミルク(脱脂乳)のskimですが、浮遊物を液体からすくい取る、という基本的な意味があります。 しかし、学校で先生が、Skim through the first chapter.と言われると、どういう意味になるでしょうか。 skimには、要点をつかむために、ざっと読む、ざっと目を通す、という意味があり、最初の章をざっと読みなさい、ということになります。 コンピュータ用語のスキャン、scanもざっと読む、という意味で同じようにI scanned through the newspaper.などと使われます。
先日、近くの田舎町で、馬がいなないている場面に遭遇しました。 とても大きな声で楽しそうな声でした。 馬がいななく、という表現を知らなかった私は隣にいた夫に聞いてみると、whinnyという答えが返ってきました。 Winnie-the-poohのwinnieと同じ発音です。 A horse whinnied happily.のように使えるようです。 日本人には、ヒヒーンと聞こえる、neighという擬音語もいななく、として動詞でも使えます。 日本語では、鳴くという言葉でほとんど表現できる動物の鳴き方ですが、英語になるとそれぞれ単語があるので厄介です。 Crows don't crow. 実はこれは少し日本語訳が難しいです。 最初のcrowは、カラスです。 動詞の crowは、ニワトリ(おんどり)が鳴く、という動詞です。 ニワトリの鳴き声はよく知られている、cook-a-doodle-dooがありますが、ニワトリが鳴く、という時は、A rooster crows.になります。 Crows don't crow.は、カラスはニワトリのようにコケコッコーとは鳴かない、とでも訳せばいいでしょうか。 ではカラスはどのように鳴くかというと、cawやcroakです。cawは、日本語のカーカーに近くて覚えやすいですね。 カエルもcroakです。 他に日常聞く鳴き方では、アヒルはquack、牛はmoo、鳥はtweet、猫はmewなどがあります。