consistentは、一致する、一貫した、変わらない、などという意味で、
Her behavior is consistent with her words.(彼女の行動は、言うことと一致している。) のように使えます。
スポーツの世界でも、このconsistentという言葉をよく耳にします。
スポーツ選手について、He is consistent.と言うと、彼は、パフォーマンスにばらつきがなく、毎回同じようなよい結果が出せる、という意味になります。
スポーツだけでなく、さまざまなコンペティションの参加者についても使える言葉です。
人間である以上、調子がよい日や悪い日があるのは当然なのですが、ここぞという時に実力を発揮できるconsistent athletesには、感心、感動するばかりです。
consoleは、慰める、consolationは、慰め、慰めとなること、という意味ですが、consolation prizeは、残念賞、と訳されています。
勝者以外に与えられる賞、ということです。
陸上のボルト選手が、リオのオリンピックでも100m、200mとも金メダルを獲得されましたが、彼の持つ世界記録を上まわる記録を出すことができず、本人が残念がっている様子がテレビのインタビューで映っていました。 また新聞には下記のように載っていました。
Another gold medal isn't such a bad consolation prize.
(もうひとつの金メダルというのも、そんなに悪い残念賞ではない。)
ボルト選手にとっては、時計(時間)だけが、競争相手で、自分の記録との勝負には負けたことにはなるでしょうが、世界中の観衆を感動させてくれました。
彼にとっては、金メダルさえも残念賞になってしまうのかもしれませんが、すばらしい勝利にはちがいありません。
アメリカのテレビドラマには、pilot(パイロット版)と、書かれたものがあります。
これは、飛行機の操縦士とは関係なく、テレビドラマの最初のエピソード、という意味になります。
pilotには、試験的な、という意味があり、テレビドラマの最初のエピソードは、試験的番組ということになります。
ほとんどのパイロット版が、最初のエピソードになっているようですが、パイロット版の反応により、番組として続行しないものもあるようです。
息子や私が、よく見る人気コメディードラマのThe Big Ban Theoryは、長く続いている番組ですが、放送されなかったパイロット版もあるようです。
アメリカにRufflesという名前のポテトチップスがあります。
Rufflesは、ただのブランド名かと思っていたのですが、ruffleは、波立たせる、さざ波、布などをくしゃくしゃにする、という意味があり、 Rufflesのポテトチップスは、表面がギザギザでひだのようになっています。 なるほど、表面が波のようになったポテトチップスという名前だということを最近知りました。
また、我が家の近くに最近できたカップケーキ屋さんの名前が、Ruffled cupと言います。
カップケーキの紙の型も、ひだがあり、波立った形ということで、そういう名前がついたようです。
普段何気なしに見ている単語も、ふとしたきっかけで、意味が分かると、うれしくなります。
オリンピックを見ていると、選手が勝っても負けても涙を流す場面がよくあります。
涙はtearsですが、涙を流す、という場合に、shed tears と、ニュースやアナウンサーが使っているのを見聞きします。
shedは、いろいろな意味がありますが、ここでは、涙などを流す、こぼすという意味があり、下記のように使われています。
U.S. gymnast, Aly Raisman shed tears after losing Bronze Medal.
(アメリカの体操選手、アリー レイズマンは、銅メダルをのがして涙を流した。)
shedは、不要なものを取り除く、落とす、捨てるという意味があり、蛇などが脱皮する、という意味もあります。
また、名詞でshedと言うと、小屋、倉庫、物置のことです。我が家の裏庭にも小さいshedがあり、芝刈り機やホースなどを入れてあります。
flyは、飛ぶこと、飛行やハエという意味で覚えていることが多いと思いますが、Your fly is open.と言われると、ちょっと恥ずかしい思いをすることになります。
このflyは、男性のズボンの前ファスナーのことです。Your fly is open.は、「社会の窓があいてますよ。」という意味になります。
男性のズボンの前ファスナーのことを社会の窓と、言うことがありますが、若い年齢層の人に通じる表現なのかどうかはよくわかりません。 社会の窓という言葉は、昭和20年代から30年代にあったラジオ番組の名前のようですが、大事なものが隠れている場所という意味で使われはじめたようです。
英語のflyは、普通に通じる言葉のようで、息子の学校でも男の子がお互いに使っているのを聞くそうです。
cheerは、cheerleaderのcheerで、応援する、元気づける、活気づけるなどの意味です。
cheerとは反対に、jeerは、人の行為などを軽蔑して、あざける、冷やかす、やじるなどの意味があります。
ドーピング問題で話題になっているオリンピックのロシアチームについての記事の見出しに、下記のように書かれていました。
Russians jeered over doping scandal (ドーピングスキャンダルで冷やかしを受けたロシア人たち)
ブーイングという言葉もあり、boo the Russians(ブーと叫んで、ロシア人をやじる)などと使われます。
cheerとjeerは韻を踏んでいて、音的に似てるので、応援するときでも、Let's go jeer him up.(彼を冷やかしに行こう。)などとおどけて使うこともあります。
散歩をしていると、たまに道をさまよっている犬を見かけます。
ほとんどは首輪があり、飼い主が近くにいないだけなのですが、のら犬の場合もあります。
そういう道をうろうろしている犬は、stray dogsと言います。
strayは、動物に使う場合は、道に迷った、さまよっている、家がない、という意味があります。
lost dogsも同じように、道に迷った犬、ということですが、誰かが探していたり、帰る家があるけれど迷っているような場合です。
stray dogsは、親や飼い主から、はぐれてしまって、さまよっているようなのら犬のことです。
flawは、傷、欠点、欠陥などの意味があり、flawlessで、傷のない、欠点のない、完全な、という意味になります。
flawless skinと言うと、シミや吹き出物などがない、完全にきれいな肌、ということです。
また、体操の演技を見ていて、選手がすばらしい完璧な演技をした時など、That was flawless.(完璧だった。)と言うこともできます。
flawlessも perfectと同じように使うことができ、どちらを使ってもいい場合もありますが、flawlessは、欠点がない、すなわち完璧だ、ということで、perfectは、これ以上はない、すなわち完璧だ、という意味になります。
perfect situation(完璧な状態)やperfect place to live(住むのに完璧な場所)などは、flawlessではなくperfectを使います。
私が今住んでいるウエストテキサスの町では、綿花栽培がさかんで収穫時になると、白いcotton patch(綿花畑)が広がっています。
ginと言えば、お酒のジンしか知りませんでしたが、ginには、 綿織り機、という意味もあり、cotton ginとも呼ばれます。
綿織り機にかけて、収穫した綿花の種を取り除きます。
綿棒のことは、cotton swabと言いますが、Q-tipという商標名で呼ばれることが多いです。