日本に住んでいる友人が、食パンにマシュマロを並べてトースターで焼く、マシュマロトーストについて教えてくれました。
アメリカでは、サンドイッチを食べることが多いからか、普通にスーパーで売っているパンは日本の食パンよりも薄く、このマシュマロトーストをつくるには、日本の食パンのような厚めのパンの方がおいしくできそうだなあと思いました。
それで、前から気になっていたTexas toastというパンを思い出しました。
このTexas toastは、ちょうど日本の6枚切りぐらいの厚さで、大きさは日本の食パンよりもちょっと小さめです。
toastという名前ですが、トーストしたパンではなく、普通の食パンです、味も日本のパンに近いように思います。
これにハーシーチョコレートを削ってパンの上に置いて、その上にマシュマロを並べて焼いてみました。
思ったほど甘くなく、家族全員大満足でした。
Texas toastは、冷凍食品売り場に置いてあることもあり、ガーリックやバター、チーズなどで味付けしてあり、料理の付け合わせに使われることもあります。
Texas toastは、テキサス州や周辺の州では人気のあるパンのようですが、アメリカに住んでいる日本人にとっても食べやすいパンです。
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何年か前に、息子が学校で理科の時間に遺伝について学習していたときに、家族の目の色、右きき/左ききの違いなどの様々な項目を調べる宿題がありました。 その中に、widow's peakがあるかどうか、という質問がありました。 そのときは、何のことか分からず調べてみると、額の中央のV字型の髪のはえ際のことを言うそうです。 日本語では、富士額に当たります。 widow's peakがあると、夫が早く死に未亡人になると言われていたことから、このように呼ばれるようになったようです。 もちろん迷信で、誰もそんなことは信じていませんが、名前だけは残って今も使われています。
stewは、シチューのことで、とろとろ煮込む、またはそのように煮込んだ料理、という意味で最初に覚えました。 発音は、シチューではなくステューです。 stewがシチューなどの料理ではない意味で、たまに見かけることがあります。 Are you still stewing about getting thrown out of the game? (試合から追い出されたことについて、まだ悩んでいるのかい。) My friend was in a stew about her lost phone. (私の友達は、なくした電話のことで気をもんでいた。) stewには、心配する、気をもむ、などという意味があります。 日本語では、煮えくり返る、という表現があり、ひどく腹が立つという意味で使われますが、stewは、心配してやきもきはしていますが、煮えくり返るのとはちがいます。
アメリカの高校や大学のスポーツチームの中で、学校の代表チーム(一軍)のことを、varsity teamと言います。 高校一年生でもvarsity teamに選ばれることもあるのかなあと、夫と話していたときに、実力があれば、学年や年齢に関係なく選ばれるということを聞きましたが、そのときに夫が言ったひとことが、That's a feather in your cap.でした。 a feather in one's capとは、誇りとしているもの、自慢の種、という意味です。 高校一年生で、varsity teamのメンバーになれたら、それは誇りにできることだろう、ということです。 どうしてぼうしの中の羽が、自慢になるのだろうと思いませんか。 これは、敵を倒すごとに、頭に羽を加えていったという、ネイティブアメリカンの習慣から、そう言われるようになったようです。
bellyは、おなか、という意味で、stomach(胃)の代わりに、よく会話で使われます。 人が太って、おなかが出ている、というような時にも、He has a big belly.などと言えます。 このbellyにache(痛み)が付いて、そのまま腹痛ということで、stomachache(腹痛、胃痛)と同じように使えるのですが、他の意味で使われているのを新聞の漫画で発見しました。 夫婦がレストランで食事を終えて、「おいしかった。シェフによろしく言ってください」と、ウエイターに言ったところ、「そんなことはできない。」と言い、ウエイターが最近まで自分がシェフだったのに、いろいろな事情でウエイターをしていることに対して、ぶつぶつと愚痴のような文句を言い出した場面で、Quit your bellyaching about that, will you? (そのことをいつまでも文句を言うのは、やめてくれるかい。)とシェフに言われていました。 bellyacheとは、どうにもならないことを、しきりに愚痴を言ったり、文句を言ったりすることです。
テキサス州の最北部で他の州へ突き出た地域のことを、panhandleと言います。 テキサス州以外にもオクラホマ州やウエストバージニア州などには、そのような他州へ細く突き出した地域があり、同じようにpanhandleと呼ばれます。 panhandleという単語を分解してみると、pan(なべ)のhandle(取っ手、柄)で、特にオクラホマ州のpanhandle地域は、なべの柄みたいだなあと思います。 最近このpanhandleという単語が、下記のように動詞で使われているのを新聞で発見しました。 A guy charges his phone while panhandling at a Wi-Fi kiosk at 39th street in New York. (一人の男性が、ニューヨークの39番街のWi-Fiキオスク(電話ボックス)で、物乞いをしながら、電話を充電している。) なべの取っ手を持って、なべの中にお金を恵んでもらっていた様子から、panhandleは、物乞いをする、という意味にも使われるようです。
the moment of truthは、直訳すると、真実の瞬間ということですが、決定的瞬間、正念場などと訳されています。 闘牛士が、最後にとどめを刺すその瞬間のことも、the moment of truthと言うそうです。 もっと気楽な場面でも使われているのを聞いたことがあります。 時間をかけて、ケーキを最初からつくって、焼いて、最後に型からケーキを取り出すときに、テレビでシェフが、the moment of truthと言っていました。 きれいにケーキを型からはずすことができるか、それともケーキが型にくっついて、こわれてしまうか、ということで、ケーキをつくった人にとって、自分の努力が報われるか、水の泡になるか、ここが決定的瞬間ということです。 ちょっとドキドキしながら立ち向かう正念場、決定的瞬間に、使える表現です。
secondhand smokeというと、タバコを吸わない人が吸ってしまう間接的な喫煙者の煙のことですが、secondhand speechというと、どうでしょうか。 これは、周囲の人に聞こえる携帯電話での会話のことです。 secondhandには、間接の、また聞きの、という意味があります。 例えば、レストランで友人と食事をしている間に、その友人の携帯電話に何件も電話がかかり、食事の席で、友人との会話よりも友人が携帯電話で話している会話を聞いている時間の方が長くがっかりする、というような話をよく聞きます。そういう会話のことを、secondhand speechと言います。 You look forward to spending time with your friend, not listening secondhand to her conversations. (彼女と一緒に過ごす時間を楽しみにしているのであって、彼女の(携帯電話の)会話を間接的に聞きたいわけではない。)、ということになります。 また、secondhandには、中古という意味もあり、secondhand storeは、中古品店ということです。
荷造りをするときに使うガムテープという言葉は、英語では通じない言葉です。 和英辞典を引くと、packing tapeと載っていました。 packing tapeも使いますが、もっと粘着力の強いduck tapeというテープもアメリカの家庭では、修理するときなどに、よく使われています。 duct tapeとも呼ばれていますが、もともとはduck tape(アヒルテープ)だったそうです。 第二次世界大戦中に、防水性のあるテープが必要になり、ジョンソンアンドジョンソン社によって、軍需用に開発されたそうです。 どうしてアヒルという名前なのかは、はっきりとは分からないようですが、アヒルの羽が水をはじくということや、cotton duckという布地がテープの裏に張られたから、という理由ではないかと言われています。
bingeは、飲みすぎ、過度の行為、という意味です。 binge drinkingは、飲みすぎ、binge eatingは、過食症のような過食のことです。 過度に何かをすると、会話の中で言う場合は、over drinkingやdrinking too muchなどと言うことの方が多いように思いますが、このbingeという言葉も、ちょっとした文章の中でよく見かけます。 Binge drinking is harmful for your health.(飲みすぎは健康に害を及ぼす。)などと使われています。 物を買いまくる、というようなときも、She went on a shopping binge for clothes.(彼女は服を買いまくった。)と、言えます。