三日ぶりにブログを書いています。 できるだけ毎日書こうと思っていたのですが、木曜日深夜の雷雨、稲妻の影響で、インターネットやケーブルテレビが使えなくなってしまいました。 幸い停電(power outage)にはならなかったのですが、インターネットとテレビなしの静かな週末を過ごすことになってしまいました。
金曜の朝、早速ケーブル会社に電話をして、テックサポートの人に状況を説明して、彼の指示通りに途中まで自力で直そうとしたのですが、やはり電話で不慣れな分野のことを英語で会話しながら進めるのは無理がありました。。それで月曜の朝にやっとテックサポートの人が来てくれて、簡単に直してくれました。 やっぱり「もちはもち屋」ですね。 これを英語では、Better leave it to a specialist. とか Every specialist has his own strong point. などといろいろな言い方があるようです。 Leave it to the experts, and they will know what they are doing.(専門家にまかせなさい。彼らはどうしたらいいか分かっているから。)ということですね。
ブログを三日お休みした言い訳はこのぐらいにして、今日は、天気の言葉について書こうと思います。
thunderstormは、雷雨のことですが、これの強度なものをsevere thunderstormと言い、severeには、天候などが厳しいという意味があります。 severe thunderstorm watch(強度な雷雨注意報)、 severe thunderstorm warning(強度な雷雨警報)という言葉もよく天気予報で出てきます。 こういう場合のsevereの最適な和訳がよくわからないのですが、通常の雷雨よりも、ひょう(hail)が降ったりするような激しい雷雨ということです。 ひょうのサイズとしてよく聞く表現は、pea size(グリーンピースサイズ)、golf ball size(ゴルフボールサイズ)そして、まれにgrapefruit size(グレープフルーツサイズ)のようなかなり危険なものもあり、車や家の屋根、窓など大きな被害を受けることがあります。
また強度ではなく、タイプの違いで、scattered thunderstormや isolated thunderstormという表現もよく聞きます。
scatterは、「まき散らす、ばらまく」という意味がありますが、scattered thunderstormは、広い範囲でon and off(降ったりやんだりの)雷雨が発生する場合で、可能性としては30-50%ぐらいとなっています。
isolatedは、「孤立した」という意味の通り、isolated thunderstormは、局所的に一度降って過ぎていくような雷雨で、可能性は10-20%ぐらいだそうです。
いずれにせよ、今後もあまりsevere weatherにならないように祈るばかりです。
I am in a short list.と言って、夫が喜んでいたことが何度かあります。
これは、応募した転勤希望者の中で、最終段階の候補者の中に入ったということです。
short listとは、最終候補者名簿のことです。またshort listに絞り込む前のリストは、long listと呼ばれます。
short listは仕事だけではなく、様々な賞の候補者などにも使われ、She made the shortlist in the Actress in a leading role category.(彼女は、主演女優賞部門の最終候補者名簿に入った。)のように、言うことができます。
short listの詳しい定義は、はっきりしていないようで、最終の2、3人のうちから選ぶのか、もう少し多くの候補者が残っているのかケースバイケースのようです。
夫は、short listから選ばれたこともありますが、何度か残念な思いもしました。 short listに入ると、つい捕らぬ狸の皮算用をしてしまいますが、捕らぬ狸の皮算用を英語で言うと、Don't count your chicken before they are hatched.(ヒヨコがかえるまでは、数えるな。)で、よく聞く表現です。
This is always my go-to recipe.と言うと、「これは、いつも私がよく作っているお気に入りのレシピです。」というような意味です。
go-toには、「頼りになる」という意味があります。
go-to recipeとは、何回か作ってみて、気に入って、あまり失敗することもなくうまく作れるような頼りになるレシピということです。
このような料理やレシピ以外にも、下記のように使えます。
He is my go-to guy for all the math questions.(彼は、数学の質問をするのに、私が頼りにしている人だ。)
My favorite go-to shirt is a simple black one that goes with anything.(私が気に入っている頼りになるシャツは、何にでも合う、シンプルな黒のシャツです。)
tourは、「旅行のツアーや見学」などという意味で、よく見かける単語ですが、「軍隊や外交官の外国勤務期間」という意味もあり、tour of dutyとも言われます。
下記の文章は、新聞に載っていたのですが、以前にナイジェリアの大使館で勤務した人が、またナイジェリアへ行ってほしいと国務省から依頼があったときの反応です。
I had not been back in 20 years and given the hardships our embassy faced during my 1993-95 tour, Nigeria was not at the top of my "places to visit" list.
(もうあれから20年も(ナイジェリアへ)もどっていない。 1993年から95年の勤務期間に、私たちの大使館が直面した苦難を考えると、ナイジェリアは、訪問すべき場所リストのトップには入っていなかった。)
このように、観光、娯楽のtour以外にも、職務としてのtourもあります。
pricelessは、文字通り「お金では買えない、値段がつけられない、たいへん貴重な」という意味で、例えば、愛情、友情、子供、すばらしい芸術作品など、人によってさまざまなものについて言うことができます。
このような意味以外でもpricelessが、使われることがよくあります。
You are really priceless! と言うと、上記のように、「あなたは、本当に貴重な人だ。」という場合もありますが、状況によっては、「あなたは、本当におもしろい人だ。」という意味になるときもあり、実際の会話やテレビドラマでも使われているのを聞きます。
このpricelessは、amusing(愉快な、人を楽しくさせる)、 funny(おもしろい)、odd(奇妙な)という意味があります。
以前、パーティで出会った人ですが、、とても話好きで、ひとりでずーっと話し続け、周りにいる人たちを楽しませていました。
その人が、席をはずしたすきに、他の人が、彼のことをHe is priceless, isn't he? と言っていました。
そういう、ちょっと変わったおもしろいことをpricelessと言えます。
bragは「自慢する」という意味で、bragging rightsを訳すと、「自慢する権利」となり、会話でもよく使われる表現です。
He got a scholarship from Harvard University and earned bragging rights.
(彼は、ハーバード大学から奨学金を得た。それで、誇らしげに語れる権利を得た。)
この例のように、何か立派なことを達成して、周りの人もそれを快く受け入れている中で、得意げに自慢できる場合に、使える表現です。 人の自慢話は、鼻持ちならないということもありますが、bragging rightsは、周りの人たちも認めている、明るい、嫌味のない自慢ということです。
おじいちゃんが、孫の自慢をした後に、I have bragging rights as a grandpa.(おじいちゃんなんだから、、誇らしげに語る権利があるんだよ。)などと、おどけて言うこともあり、bragging rightsは、微笑ましい雰囲気の中で使えるように思います。
ただ、このbragging rightsを何度も使って自慢していると、He brags too much.(彼は自慢しすぎるよ。)と、嫌がられることになるので、ほどほどにしないといけません。
新聞の投書欄に、子供のいない夫婦(couples without children)の表現の仕方について書かれていました。
childlessとchild-freeという二通りの言い方がありますが、childlessだと、何かが欠けた、というイメージがあるので、child-freeの方がいいのではないかということが書かれていました。
childlessは、いろいろな事情で子供がいない、ということですが、child-freeは、自らの意思で子供をつくらない、と使い分けている場合もあるようです。
この記事を読んでから、他のfreeや lessが付く言葉が気になり、少し考えてみました。
freeが付く単語の例 - trouble-free、duty-free、germ-free、risk-free、stress-free、salt-freeなど。
lessが付く単語の例 - homeless、meaningless、tireless、jobless、timelessなど。
freeの前の単語は、何かネガティブなイメージのもので、それらにfreeが付いて、それらから解放されるような感じに思います。
lessの前の単語は、中立的なもので、それらにlessが付いて、単にそれらがないということを示しています。
child-freeは、子供を持たない人生を前向きに楽しんでいるイメージで、childlessは、子供がいないということを事実として述べる場合に使えそうですが、子供を持つ、持たないという繊細なテーマの言葉なので、話している本人が納得できる語彙を選択すればいいのではないかと思います。
Good night.(おやすみ)と、言った後で、Sleep tight.と言うのを聞くことがあります。これは、「ぐっすりおやすみ。」という意味で、親が子供に、おじいちゃん、おばあちゃんが、孫に言ったりすることが多いように思います。
また、Good night. Sleep tight. Don't let the bed bugs bite.という決まり文句があるようで、義母が、息子が寝る前に言っていたのを覚えています。
tightと biteが、韻を踏んで、リズミカルな感じです。
なんとなく普段聞く表現で、特に気にしていなかったのですが、どのように sleep tightという表現が生まれたのかが、新聞に載っていました。
アメリカのベッドの構造として、現在はマットレスの下にbox spring(ベッド用のスプリング)を敷き、この二段をベッドフレームに置いてシーツをかけるということになりますが、昔は、このスプリングの部分がロープだったようで、ロープをベッドフレームに引っかけて使っていたようです。 それで、毎日寝ている間に、ロープがたるんでしまい、寝心地が悪くなってしまうということで、このロープをぴんと張って(tight)ぐっすりおやすみなさい、という意味だそうです。
Don't let the bed bugs bite.は、ベッドにいる虫にかまれないように、ということですが、bed bugsがスパナのことで、ロープをしめるときに、指をはさまないように、というように理解されている場合もあるようです。
いずれにせよ、Good night. Sleep tight. Don't let the bed bugs bite.で、ぐっすり安全におやすみなさい、ということです。
テレビの天気予報で、It will be soupy and humid today.と、気象予報士が言っているのが耳に入りました。
soupyは、soup(スープ)の形容詞形で、「スープのような」という意味もあるのですが、天気に関しては、「霧が濃い、じめじめした」という意味になります。 濃いスープのような感じかなあと、おもしろい表現だなあと思いました。
湿度が高くじめじめしたということを表す単語で、humid以外にも、muggyやstickyなどは、よく聞く言葉です。
stickyは、べたべたするという意味ですが、日本の夏を表すのに、ふさわしい単語のように思います。
アメリカでは、今の季節は(アメリカン)フットボールのシーズンで、テキサスでも、フットボールは人気のスポーツです。
通常、金曜日は高校生、土曜日は大学生、日曜日はプロの試合があり、他の曜日が増えることもあります。
高校生の試合は、高校のスタジアムであり、チケットを買って見に行くことになります。 土曜日、日曜日は、大学リーグやプロの試合がいくつもテレビで放送されるので、フットボール観戦が好きな人は、ずっとテレビの前で過ごすこともできます。
そういう夫がいる奥さんのことをfootball widowと呼ぶことがあります。
庭の芝刈りなどは、週末の夫の仕事であることが多いのですが、そういうこともほったらかしで、夫がフットボールばかり見ていて、奥さんが未亡人のようになってしまうからです。
また、スタジアムへ見に行き、tailgate partyをすることもあります。
tailgateとは、試合の始まる前に、スタジアムの駐車場などで、車の後ろ扉を開けて、食べ物や飲み物を出して、友人たちとパーティをすることです。
How speaking fluent "football" can help your marriage.(フットボールについてうまく会話ができると結婚生活の助けになる)というような文を見たこともあります。
幸い、我が家はフットボール一家ではないので、football widowになることはありません。