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recriminatory-接頭辞reの意味

とうとう年末になってしまいましたが、year endと言うときに、ear endのように聞こえてしまうことがあり、夫や息子に注意されたり、笑われたりするので、緊張しながら発音しています。

年末のニュースの中で、安倍首相が、ハワイのパールハーバーを訪問されたことが伝えられていましたが、下記は新聞記事の一文です。

Prime Minister Shinzo Abe's visit Tuesday with President Barack Obama is powerful proof that the former enemies have transcended the recriminatory impulses that weighed down relations after the war, Japan's government has said.
(火曜日に安倍首相がオバマ大統領を訪問したことは、かつては敵同士であったが、戦争後その関係を苦しめ、お互いに非難するという感情を越えたという力強い証明だと、日本政府は語った。)

この文の中のrecriminatoryという単語は、「非難し返す、お互いに非難する」という意味の形容詞です。

criminatory も「罪を負わせる、非難するような」と同じような意味ですが、接頭辞reがつくことによって、「相互の」という意味が加わり、辞書には「対立」の接頭辞ということになっています。

他にも「反逆者、(権威などに)反抗する」という意味のrebelのreも「対立」の接頭辞です。

接頭辞reは、「再び、繰り返して」などの意味ではよく知られているかと思いますが、recover(取り戻す、回復する)などがその例となります。
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paring knife

クリスマスプレゼントのひとつに、いろいろなナイフのセットをいただきました。

6種類のナイフに、chef knife、slicing knife、bread knife、santoku knife、utility knife、paring knifeと、名前が書いてあります。

chef knifeは、一番よく使われている、何でも切れる多目的用のナイフのことです。

slicing knifeは、スライスするためのナイフで、刃の部分がchef knifeやsantoku knifeよりも細長い形です。

santoku knifeは、日本語の三徳ナイフのことで、肉、魚、野菜の3つとも切れる万能ナイフで、日本のchef knifeという感じです。

bread knifeは、刃の部分がギザギザになっているパンを切るナイフです。

utility knifeは、中ぐらいの大きさのナイフで、サンドイッチ用のハムを切ったりするようなナイフです。
また、utilityという単語には、「多目的の、万能の」という意味があり、もともとは、魚をさばいたり、動物の皮をはいだりするのにも使われるようなナイフということです。
日本語のカッターナイフに当たるbox cutterという言葉がありますが、これらもutility knifeに含まれるようです。

paring knifeは、小型の果物ナイフのことです。
pareという動詞は、「果物などの皮をむく、不必要な部分を削り取る」という意味で、pair(ペア)やpear(梨)と同じ発音ですが、学校で習わないような単語のように思います。
フランス語で、parerという動詞がありますが、「準備をする、料理などの下ごしらえをする」という意味があり、英語のprepare(準備をする)とも関係がある単語のように思います。

ほとんどの場合、chef knifeを使うことが多いのですが、いろいろ用途に応じて使い分けしようと思います。

animus and unanimous

イスラエルに対して、ウエストバンク地区(ヨルダン川西岸)への入植停止を求める国連の決議に、アメリカが棄権した件について、テレビや新聞で伝えられていますが、その記事の中で気になった単語がありました。

Obama's animus toward Prime Minister Netanyahu is well known.
(オバマ大統領がネタニヤフ首相に対して敵意を持っていることは、よく知られている。)

この文の中のanimusという単語は、animosityと同意語で、「強い憎しみ、敵意」という意味です。

そこで、unanimousという単語を思い出したのですが、これは、「全員一致の、満場一致の」という意味です。

unanimousとanimus(animousではない)は、使う場面はかなり異なりますが、関連のある単語のように思います。 unanimousは、全員が同意したという意味で、animusは、その反対で、意見が一致しない、すなわち敵意を持つというように考えると理解しやすいかなと思いました。

Your eyes are bigger than your stomach.

クリスマスからお正月にかけて、特にこの時期は、食べ過ぎてしまうことがよくあります。

ビュッフェなどで、おいしそうに並んでいると、ついつい取りすぎて、お腹がいっぱいになってしまうこともあるかと思います。

私も先日、食べられると思ってオーダーしたものが、予想以上にアメリカサイズで食べきれなかったのですが、そのときに夫に言われたのが、Your eyes are bigger than your stomach.というフレーズです。

「胃より目の方が大きい。」ということですが、「欲張りすぎても食べきれないよ。」という意味になります。
なかなか的をついたおもしろい表現だなあと思いました。

日本には、We eat with our eyes.(目で食べる。)と言うことがありますが、これは、料理や器やプレゼンテーションの美しさも食べる楽しみのうちだということかと思いますが、この目は、欲張りの目とは違いますね。

white coat hypertension

テレビのニュースで、white coat hypertensionの人が多いということが、伝えられていました。

white coatが白衣で、hypertensionは、高血圧(症)ということで、白衣高血圧症と訳されています。

これは、自分の家では普通なのに、医者の前では、血圧が上がるということで、よく聞く話かもしれません。

普段の会話では、高血圧は、high blood pressureと言うことが多く、hypertensionは、医学用語のようです。

hyperは、「非常に興奮した、落ち着きがない」などという意味もありますが、他の単語と連結して使われると、「超、過度の」という意味になります。

myopia(近視)の反対の遠視は、hyperopiaと言いますが、very acute vision、とても鋭い(過度な)視力という意味の単語のようです。

Pavlov's dog

NBCの朝のテレビ番組の中で、セレブリティシェフが出演して、料理を紹介するコーナーがあります。

Ina Gartenという私の好きなシェフが出ていたので、見ていたのですが、番組のアンカーをしている男性も彼女のファンのようで、彼女に次のように言っていました。

When you come here, I feel like a Pavlov's dog.
(あなたがここに来ると、私はパブロフの犬になったような気がする。)

パブロフの犬というのは、昔、学校で習った条件反射の犬のことです。 

彼女が番組にやって来るということで、おいしいものが食べられるというそれまでの経験から、パブロフの犬のように唾液が出てしまうということです。

あなたの料理はすばらしいということを、さらっと、ちょっと知的に表現できるのが、すてきだなあと思いました。

plum holidays

クリスマスにイギリスでよく食べられる、Christmas puddingというケーキがありますが、plum puddingと言うこともあるようです。
puddingといっても、日本のプリンとは全然違う、レーズンなどのドライフルーツがたくさん入った、濃厚なフルーツケーキという感じです。

plum puddingという名前ですが、plum(プラム、スモモ)は、入っていないようです。 というのも、plumには、昔はレーズンの意味もあったことから、デザートの中で使われる場合は、plumは、レーズンの意味になることもあるようです。

dried appleやdried mangoのように、干したものはdriedをつけて表す果物がありますが、plumを干したものは、prune(プルーン)で、生の果物と干したものとで単語が違います。

ぶどうも、生のgrapeと干したraisinが、ありますね。 でも、フランス語では、raisin(レザン)は、生のぶどうのことで、干したものは、raisin secと、raisinにsec(干した)という形容詞をつけて表します。 日本語の干しぶどうと同じですね。

ところで、以前にこのブログでpeachに、「すてきな」という意味があると書きましたが、plumという単語にも、「すばらしい、最高の」という意味があり、good job!と言う代わりに、plum jobと言うこともできるようです。

ホリデーシーズン(アメリカでは感謝祭からクリスマスにかけて)には、職場で皆が休暇をとりたいので、休暇をとる日が重ならないように、上司は苦労するというようなことが新聞に書かれていましたが、その中の文にplumが使われていました。

....most senior staffers get to grab the plum holidays.(ほとんどの年輩者が、よい休日を取ろうとする。)
ここでのよい休日とは、クリスマス前後の日や感謝祭の後の金曜日などのことです。

sugar plumという甘いお菓子がありますが、それがおいしいからかどうか分かりませんが、plumは、よい意味で使われています。

日本では、クリスマスが祝日ではないと言うと、アメリカでは驚かれますが、今年は日曜日なので、お祝いされる方も多いかもしれませんね。 

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spoon-feed

生物の授業の実験のパートナーが、何もしようとしないと、息子が夫に愚痴をこぼしていたことがあったのですが、下記は、そのときの文句の文です。

She was not doing anything, so I had to spoon-feed her.
(彼女は、何もしようとしないので、僕は手取り足取り教えなけらばいけなかった。)

spoon-feedは、そのまま文字通り、「スプーンで流動食などを食べさせる」という意味もありますが、「過度に甘やかす」、「手取り足取り教える、一方的に教え込む」という意味があります。 

日本語で、噛み砕いて説明するという言い方がありますが、それに似た感じかなあと思います。

言われてみると、理解できる表現ではありますが、私の語彙の中にはなかった表現だったので、ちょっと聞き耳を立ててしまいました。 
横柄な響きもする単語なので、使う場を考えないといけない単語かもしれませんね。

pretentious

ある名門大学を卒業した人が、その大学名が書かれたステッカーを車に貼りたいが、お父さんが反対しているということが、新聞に載っていました。 自分の卒業した大学を誇りに思うことが、うぬぼれと思われるかどうかという相談です。

I would like to put a bumper sticker of that university on my car. My father says I should not do it because it will come across as pretentious.
(私はその大学のバンパーステッカーを、車に貼りたい。 私の父は、うぬぼれているという印象を与えるので、やめた方がいいと言います。)

pretentiousという単語は、「うぬぼれた、思い上がった」という意味です。

pretendは、「ふりをする、見せかける」と、覚えることが多いと思いますが、「(能力、知識などを)持つと自負する」という意味もあり、pretense、pretensionという名詞にも、「見せびらかし、気どり、思い上がり」という意味も含まれます。

pretentiousの同意語にshowy(人がめざましい能力を見せる)も挙げられていますが、I am proud that I graduated from that university.(私はその大学を卒業したことを誇りに思う。)ということを表へ出すのは、うぬぼれとなるのでしょうか。

私は問題ないと思いますが、その大学が、あまりに有名大学だと、ちょっと嫌味になってしまうというお父さんの心配もわかるような気もします。

雄羊ramの意味

ドイツのベルリンで起こったテロ事件の記事の中に、次のような文がありました。

The White House earlier had said that what happened in central Berlin when a truck rammed a holiday crowd appeared to be a terrorist attack.
(ベルリン中央部で、トラックが、ホリデーでにぎわている群衆に突っ込んだとということは、テロリストの攻撃だと思われると、ホワイトハウスは、語っていた。)

この文の中の、ramは、「(乗り物が)衝突する、故意に衝突させる」という意味で使われていますが、「雄羊」という意味もあります。

英語で羊は、sheepですが、性別などにより、他の単語があることは知られているかと思います。

雄羊のram以外にも、子羊は、lamb、雌羊は、eweです。 ramもlambもカタカナで書くと、ラムですが、日本人の苦手な rとlの違いがあるので、緊張して発音しないといけません。 

eweは、youと同じ発音です。

Los Angels Ramsというフットボールチームの名前がありますが、まさに、ramが、「ぶつかっていく」という意味で、ふさわしい名前だなと思います。

また未年という場合は、year of the sheepや ramの場合もあるようですが、goat(山羊)という言葉を使っているのも見たことがあります。 羊と山羊は、中国では同じように考えられているのか、気になりますが、脱線しすぎてしまうので、ここでは触れないことにします。

羊は、おだやかな優しいイメージでしたが、それだけでもないようです。

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お知らせ
プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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