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bamboozle with Bean boozled

アメリカにJelly Bellyというブランドのjelly beansというキャンデイがあります。 日本のスーパーでも、売っているところもあるかと思います。

このJelly beansには、カラフルでいろいろなフレーバーがあるのですが、ちょっとおもしろいBean boozledというシリーズがあり、日本でもUSJなどで売っているようなので、食べたことがある人もいるかもしれません。

通常のフレーバーのjelly beansとまったく同じに見えるもうひとつのjelly beansがペアになっていて、ひとつは、かなりひどいフレーバーで、どちらに当たるかというゲームのような感じで、子供のバースデーパーティなどでも、よく使われます。

例えば、次のようなフレーバーのペアがあります。

Lime and Lawn clipping(ライムと刈られた芝生)
Berry blue and Toothpaste(ベリーブルーと歯磨き粉)
Juicy pear and Booger(ジューシーペア(梨)と鼻くそ)
Peach and Barf(ピーチと嘔吐)
Coconut and Spoiled milk(ココナツと腐ったミルク)

芝生味や歯磨き粉味ぐらいまでは、がまんできるかもしれませんが、それ以外はちょっとひどいクレイジーな味ですが、そういうゲームに挑戦して、アメリカの子供たちは盛り上がるようです。

前置きが長くなりましたが、このBean boozledというのが、単なる名前なのかと思っていたのですが、先日JUMBLEという言葉のクイズで、bamboozleという単語が出てきて、なるほどと思いました。

bamboozleとは、「だます、煙にまく」という意味です。 二つの同じ色のjelly beansを食べて、だまされるいうことで、Bean boozledということだったんだと今頃になって分かりました。

bamboozleには、bambooという単語が入っていますが、bamboo味のjelly beansができて、このBean boozledシリーズに加われば、まさにbamboozledだなあと思いました。

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contiguous vs continuous vs continual

先週の新聞に、トランプ大統領が建設しようとしている壁についての記事があり、次のような文を見つけました。

The order he signed referred to "a contiguous, physical wall or other similarly secure, contiguous and impassable physical barrier."
(彼が署名した指令は、「境界線を分かち合いつながっている物理的な壁か他の同じような境界線を分かち合いつながっている、安全で通ることができない物理的な防壁」と言及した。)

この文中にcontiguousという単語が二回も出てきますが、あまり見かけない単語だなあと思います。

よく似た単語に、continuousやcontinualがありますが、これらは、学校でもよく習うのでおなじみかもしれません。
その違いも、continuous(切れずに続くという連続的な)とcontinual(繰り返される、断続的な)ということで、一緒に覚えた経験があるかと思います。

特にあまり好ましくないことが続く場合は、continualを使う場合が多いようです。
例えば、Life is a continual struggle.(人生は、苦闘の連続だ。)などと言えます。

contiguousは、「境界線を分かち合い、切れることなくつながっている、隣接している」という意味です。 ほとんどのアメリカの州はcontiguous statesと言えますが、アラスカ州は、離れているので、contiguousとは言えません。

同じようにアメリカとメキシコはcontiguous countriesということで、その国境に建設しようとしている切れ目なく続く壁は、contiguous wallになります。

contiguousとcontinuousは、スペルは似ていますが、間違えないように使い分けしなければいけませんね。

About bout

テニスのオーストラリアオープンで、ウイリアムズ姉妹の決勝戦があったところですが、見逃してしまいました。

男子シングルスでは、明日、ロジャーフェデラーとラファエルナダルの決勝戦がありますが、この試合について、another vintage Roger-Rafa bout(もうひとつのビンテージ、ロジャーとラファエルの対決)という表現を見つけました。

会話で、How about you?が、How bout you?と聞こえることもありますが、こういうaboutの省略のbout以外に、boutには、「ボクシングなどのマッチ、ファイト、勝負」という意味があります。 また、contest/fight between antagonists(ライバル間の競技、争い)という意味も載っていました。

スポーツによって、試合の一区切りの言い方は、いろいろあります。
野球では、inning、テニスでは、set、サッカーでは、half、ホッケーでは、period、アメリカンフットボールでは、quarterです。

そして、ボクシングは、roundですが、roundsから成るひとつのマッチ/ファイトのことをboutとも言うようで、Professional bouts are limited to twelve rounds.(プロのマッチは、12ラウンドまでとなっている。)のように使われています。

boutは、「主に不快なことの、一期間」という意味もあり、病気などの期間を表すのにも使えます。
下記はその例です。

Due to the lawn just being mowed, everyone had a bout of sneezes with the pollen floating in the air.
(芝生を刈ったばかりなので、みんなは空中に浮いている花粉で、しばらくの間、くしゃみをしていた。)

ボクシングの試合やライバル同士の戦いというのは、ある意味不快な一期間なのかもしれないなあと思いました。

Trump's wall stonewalled?

ニュースや新聞の記事などで、stonewallという単語を見聞きすることがあります。

記事の見出しに、Trump stonewalled by Mexican President(トランプ、メキシコ大統領に妨害される)とありました。

トランプ大統領がメキシコとの国境に建設するというwall(壁)が、話題になっていますが、wallとstonewallで、壁つながりで、おもしろいなあと思いました。

stonewallとは、英語で下記のような説明が載っていました。

delay or block(a request, process or person) by refusing to answer questions or by giving evasive replies, especially in politics
(特に政治活動において、要求、進行、人などを、質問に答えなかったり、責任逃れの回答をしたりして、引き延ばしたり妨害すること)

ニクソン大統領のウォーターゲート事件の際にも、「返答しない」という意味で、このstonewallという単語が使われたそうです。

また、スポーツのクリケットでは、stonewallは、「防御戦術をとる、守りを固める」という意味になるようです。

まとめると、stonewallは、「進行を妨害する、返答しない、協力的でない、じゃまをする」というような意味になるかと思います。

メキシコの大統領は、以前から壁の建設については反対で、ホワイトハウスへ来週訪問予定でしたが、キャンセルしています。

トランプ大統領のwallに対して、stonewall(協力的ではない)対応のメキシコの大統領ですが、メキシコの負担で壁の建設が実現できるのしょうか。。。

rosy vs bleak

Where you live could determine fate with cancer(どこに住むかが、癌になる運命を決める) という見出しの記事の中に、次のような文を見つけました。

The picture was rosiest the Colorado ski country, where cancer deaths per 100,000 residents dropped by almost half from 130 in 1980 to just 70 in 2014, and bleakest in some eastern Kentucky counties, where they soared by up to 45 percent.
(コロラドスキーカントリーが最もバラ色で、100,000人の住民に対して1980年には、癌の死亡者が130だったのが、2014年にはほぼ半分の70まで少なくなり、またケンタッキーの東部の郡が、最も見通しが暗く、癌死亡者は、45パーセントまで急上昇しているという状況だった。)

rosyは、「バラのような、バラ色の」という物理的な色以外にも、人生バラ色というように、比喩的にも使え、「希望に満ちた」という意味がありますが、こういうrosyの反対語は、あまり考えたこともなかったのですが、この文中で、rosyに対してbleakという形容詞が使われているのが、目に留まりました。

bleakは、「見通しなどが暗い」という意味で、rosyの反意語として使える単語のようです。

bleakは、他にも「天候などが、寒々とした」「場所などが荒涼とした」という意味があるようですが、私は、今まで知らなかった単語です。

rosyとbleak、対で覚えるといいかもしれません。

tongue-in-cheek

昨年末には、スターウォーズのプリンセス レイア役の女優が亡くなり、彼女の母である有名女優も続けて亡くなるという悲しい出来事がありましたが、Betty Whiteという有名女優の95歳の誕生日を祝うイベントもあったことが、新聞に載っていました。

Following a series of high-profile celebrity deaths in 2016, one fan started a tongue-in-cheek fundraiser to help keep the "Golder Girls" star safe until 2017.
(2016年の大物のセレブリティが、連続で亡くなったことに続けて、一人のファンが、”ゴールデンガールズ”のスターが無事に2017年まで過ごせるようにと、冗談ぽく資金集めのイベントを始めた。)

tongue-in-cheekは、「冗談、皮肉」というような意味です。

また、口頭でも、テレビのアナウンサーが使っているのを聞いたこともあります。
That was a tongue-in-cheek comment.(それは、ちょっと皮肉っぽいコメントですね。)のように使えます。

日本語には、「舌を出す」という表現は、ありますが、tongue-in-cheekは、舌をほおの中へ入れるという、ちょっとなじみのない感覚だなあと思いました。

dry spellの二つの意味

spellというと、単語のスペルや、おまじない、呪文という意味がよく知られていると思いますが、これらの意味ではないspellが、dry spellという表現で、たまたま二つの別の記事に載っていました。

1.South Plains cotton recovered from a scary mid-summer dry spell to produce some unexpected above-average yields.
(サウスプレーンズの綿花は、おそろしいほどの真夏の乾期から回復して、期待していなかった平均以上の収獲をもたらした。)

2.Nintendo Switchという新しいゲームについての発表記事の小見出しです。
Hoping to end a dry spell(生産不振期を終わらせたい)

これらのspellには、「天候などの一続きの期間」や、「ひと仕事、仕事の一時期」という意味があります。

1のdry spellは、「乾燥した期間」で、2は、乾いた仕事期間ということで、「閑散期、生産不振期」ということになります。

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speakeasy

The hottest spots in NYCという記事の中に次のような文がありました。

Chumley's, a former speakeasy turned into a literary lion's hang-out for decades, is a reincarnation of the popular bar that opened in 1922 and closed in 2007.
(Chumley'sは、何十年もの間、名士が頻繁に通った元スピークイージー(酒場)で、1922年から2007年まで営業していたバーの生まれ変わりだ。)

speakeasyとは、「アメリカの禁酒法時代の、もぐり酒場」という意味です。
禁酒法、禁酒時代は、Prohibitionと言います。 普通名詞のprohibitionは、「禁止」という意味です。

ウィキペディアによると、ペンシルバニア州で、そういう無許可の酒場をSpeak-easiesと呼んでいたことが、1889年の新聞に載っていたそうです。

easyには、「慎重に、気をつけて」という意味もあるので、そういう酒場で、こっそりと話しながら飲むという感じが、speak easyという単語から想像できます。

いつか、そういう歴史のあるちょっとレトロなバー(レストラン)に行ってみたいものです。

forgo and go for

go forは、日常よく聞く表現で、I think I will go for the hot chocolate.(私は、ホットチョコレートにするわ。)などと使えます。
この文の中の、go forは、decideやchooseのような意味で使われています。

また、Go for the first.(一等ををねらえ。)などのように、「賞や仕事などを得ようと努める」という意味もあります。

先日、go forをひっくり返して、一語にしたforgoという単語を見つけました。

我が家から遠くないところに、テキサス工科大学があるのですが、そのフットボールチームのクォーターバックの選手がNFL(National Football League)のドラフトに参加するというニュースの記事です。

I am forgoing my senior season and declaring for the NFL draft.
(私は、(テキサス工科大学での)四年生のシーズンをプレーせずに、NFLのドラフト参加することを断言します。)

forgoは、do withoutやskipとも言いかえられ、「なしで済ませる、やめる、とばす」という意味です。

forgoとgo forは、比較するような言葉ではないのですが、見た目がよく似ているのに、意味は全然違うなあと思いました。

Hail to the Chief

Hail to the Chiefという題名が、日本でも知られているのかどうかわからないのですが、これは、アメリカの大統領が、いろいろな公式な場にお出ましになる際に流れる曲で、Presidential anthemと言われているものです。 この曲を聞くと、大統領のご登場ということになります。

Hail to the Chiefは、「大統領万歳」とでも訳せばよいでしょうか。

hailとは、「人を歓呼して迎える」という意味です。 
語源的には、health(健康)やheal(いやす)などと関係する語のようです。

また、もうひとつ同じスペルでhailという単語があり、「ひょうやあられ」という意味で、hail storm(ひょうを伴う嵐)のようによく使われます。

大統領就任式で、オバマ大統領が登場されたときに、オバマ大統領にとっての最後のHail to the Chiefが流れたのですが、これで最後なんだと、しみじみとしてしまいました。

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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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