アカデミー賞の授賞式が、日曜日にあり、Best picture(作品賞)には、Moonlightが選ばれましたが、この映画はまだ見ていないので、またいつか見てみたいと思います。
Best pictureに選ばれるだろうと予想されていたLa La Landの方は、見ましたが、こちらは、音楽もすてきなミュージカル映画です。
映画を見ている最中に、いろいろと英語の面白い表現に気づくのですが、ストーリーにのめりこんでしまうと、すぐに忘れてしまいます。。
でも、La La Landで、エマ ストーンが言っていたpipe dreamという単語は、頭に残りました。
エマ ストーンは、女優を志して、オーディションを何度も受けている役ですが、何度も失敗して、もう女優になるなんて、夢物語よ、というような場面があり、そこで使われていたpipe dreamという単語があります。
pipe dreamとは、a dream or idea that is impossible to accomplish(成し遂げることが不可能な夢やアイデア)、unrealistic dream(非現実的な夢)、つまり「夢物語、夢想」という意味です。
パイプで麻薬を吸ったときの幻想のような感じから、このように言うそうです。
pipe dreamが、実現してしまうのが、American dreamなんでしょうね。
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私の周りでよく耳にするtake itの用法があります。 例えば、子供のテストの結果について、親同士で話し合っているときなどに、すごくよくできたというわけではないけれど、まあいいかなあというときなどに、I will take it.と言うのを聞きます。 また、寒い冬の間に、春のような気温が続いていたりするときに、いいお天気が続いてるね、と話しかけると、Yeah, I will take it.と、返答されることがあります。 このようなtake itは、happily accept it.「喜んで受け入れる」という意味で使われています。 このtake itは、ある状況について、それが完璧だととらえているわけではないけれども、快く受け入れるというニュアンスが含まれるように思います。 また、もうひとつよく聞くtake itで、I can not take it anymore.(もう耐えられない。)というように使われます。 いろいろと我慢してきたけど、もう限界というときに使える表現です。 このtake itは、「非難や困難などに耐える」という意味があります。 take itは、状況をポジティブに受け入れる場合もあれば、もうだめだとネガティブな状況でも使える、おもしろい表現だなあと思います。
先日、7つの地球サイズの惑星が発見されたニュースがありましたが、下記は、新聞の見出しと記事の一文です。 7 Earth-size worlds found orbiting star (星の周りを回る7つの地球サイズの天体) For the first time ever, astronomers have discovered seven Earth-size planets orbiting a nearby star - and these worlds could hold life. (今までで初めて、天文学者が、近辺の星の周りを回る7つの地球サイズの惑星を発見した。 そしてこれらの天体は、生命を保持することができる可能性がある。) worldという単語は、いろいろな世界や人々などを表すおなじみの言葉ですが、この記事の中のworldは、普段見かけないような使い方なので、目に留まりました。 ここでは、celestial body(天体)という意味で使われています。 辞書を引くと、other worlds than ours(地球以外の星界)などという例も載っていました。 星の世界もworldなんですね。 ついでに、out of this world「物事が、とびきり素晴らしい、天下一品」という慣用句ががありますが、料理番組などでよく耳にします。 この世界の何よりもすばらしいという感じです。
destinationと言えば、「目的地、行き先」などという意味で使われることが多いですが、たまに見聞きするdestination restaurantやdestination weddingなどという表現があります。 なんとなく分かるような気もするのですが、こういう形容詞的な使われ方のdestinationの定義はどうなっているのかと気になり、調べたところ、下記のよう載っていました。 Noting an attraction or event that people are willing to travel a long distance to get to, either because it's very good or distinctive or because it's located in a popular and interesting place. (とても素晴らしかったり、独特であったり、人気のある興味のある場所という理由から、アトラクションやイベントに注目して、人々が遠くからでも喜んで行くようなこと) 簡単に言えば、「遠くからでも人が、わざわざ行くような」という訳がいいのではないかと思います。 The restaurant that people will make a special trip to visit.= destination restaurant ということですね。 ついでに、make a special trip to(わざわざ....する。)は、日常よく使います。 例えば、ミルクがなくなって、それだけを買いに行かないといけないなあと、面倒くさがっていたりすると、You don't need to make a special trip to just get milk. I will get it on the way home from work.(わざわざミルクを買うためだけに行かなくていいよ。僕が仕事帰りに買ってかえるから。)というように使えます。
昨日、インフルエンザが流行っていて、そういう時には、TLC(tender loving care)が、必要だという記事を書きましたが、たまたま、昨日見たコマーシャルで、man fluという表現があり、おもしろいなあと思いました。 これは、アマゾンのechoという、人工知能スピーカーのコマーシャルで、Alexaという名前のスピーカーに話しかけると答えが返ってくるというものです。 画面には、男性が風邪をひいて、大げさに苦しんでいる映像があり、次のようなナレーションが流れます。 Alexa, what is the definition of man flu?(アレクサ、man fluの定義は何ですか。) そうすると、人工知能スピーカーのアレクサが答えます。 Man flu is when men have a cold, but claim to have a flu. (man fluというのは、男性が普通の風邪をひいているだけなのに、インフルエンザだと言い張ることだ。) man fluは、私の周りでは、聞きませんが、「普通の風邪をひいている男性が、大げさに苦しんで、同情してもらったり、看病してもらいたい」ということを意味するようで、男性に対しての悪口的な表現のようです。 女性でも同じように大げさな人がいるじゃないかという反論もあるようですが、確かに、男性の方が、そういう人が多いのかもしれませんね。 女性は、少々の風邪をひいていても、家事がたまってくるので、ついついがんばってしまうということがありますから。(もちろん、例外はあると思いますが。) man fluとスペルが似ているmanfulという形容詞は、「男らしい、勇敢な」という意味で、man fluの状態とは反対の意味になるのが、おもしろいなあと思います。 でもそういうman fluな状態を素直に出せる男性というのも、可愛げがあって悪くないように思います。。
寒い冬には、体調をくずしてしまうことが多く、近くの学校でもインフルエンザが、流行っているようです。 そういう時に、必要なのがTLCだと言われますが、TLCの意味が分かるでしょうか。 新聞で、次のような一文を見つけました。 When people feel fragile, they need TLC. (元気がないときには、優しい心遣いを必要とする。) この文中の、fragileは、「壊れやすい」という意味で、まず覚えることが多いと思いますが、ここでは、「気分がよくない、元気がない」という意味で使われています。 TLCは、tender loving careの略で、「優しい心遣い、優しい愛情のケア、思いやりをもって優しく接すること」などと訳されています。 TLCと書かれていると、何なのか分からなかったのですが、tender loving careと言われると、何度か聞いたことがあるのを思い出しました。 風邪をひいたり、体調が悪い時など、家族の優しいケアが必要となるわけですが、そういう場合に使える表現です。 また、Young children need a lot of tender loving care.(小さい子供というのは、優しい愛情のケアをたくさん必要とするものだ。)のようにも使えます。 テレビの風邪薬のコマーシャルで、Moms don't take sick days.(お母さんは、病気休暇をとらない。/とれない。)という文句がありますが、母親は、いつもTLCを与える方になることが多いので、健康管理には気をつけたいと思います。。
アメリカは、melting pot(人種のるつぼ)と、言われますが、人種間の差別的な単語や、そういうジョークなどを耳にすることがあります。 私の周りでは、そういう言葉を使う人は、あまりいませんが、学校などでは、そういう単語が、軽い感じで使われているようで、いくつか息子に教えてもらいました。 crackerは、食べるクラッカーと同じスペルですが、「貧しい白人」という意味があるそうです。 また、beanerは、豆類をよく食べるということで、「メキシコ系の人」、そして、黒人には、niggerという軽蔑的な単語があるのは、知られているかと思います。 これらは、外国人の私たちが使う必要のない言葉ですが、知識としては知っていてもいいかもしれません。 そこで、私が、アジア人を示す侮辱的な言葉はないのかと聞くと、あまり耳にしないそうです。 息子が、メキシコ人がbeanerなら、アジア人は、ricerだと、冗談を言っていたのですが、ricerという単語は、違う意味で使われます。 料理番組で知った単語ですが、ゆでたじゃがいもなどを、すりつぶす調理器具のことをricerと言います。 小さい穴がたくさん開いている器具で、すりつぶされたじゃがいもが、その米粒のような穴から出てきます。 最初に聞いたときには、ごはんには使わないのにricerという名前が、おもしろいなあと思いました。 私は聞いたことがありませんが、ricerは、他にも、俗語で、「アジアから輸入された車」という意味もあるようです。
Thank you.と言われたら、You are welcome.と言うことはよく習いますが、他にもいろいろな「どういたしまして」に当たる英語があります。 私のお気に入りは、My pleasure.です。「こちらが、喜んでしたことです。」という感じが入っていて、とてもていねいです。 また、No problem.という言い方もあり、これには、ちょっと頭をかしげてしまいます。 「問題ないよ。大丈夫だよ。」ということで、それほどwelcomeな感じがしないと思ってしまうのですが、まあ言っている人は、You are welcome.と同様に使っているようなので、気にする必要はないのかもしれません。 そして、前から気になっていた、You bet.という表現があります。 これは私の周りでもよく聞きます。 私が行くスーパーでは、レジで品物を袋に入れてくれて、それをカートに入れて、車まで運んでくれるのですが、そういうサービスに対して、私がThank you.と言うと、You bet.とよく言われます。 Thank you.に対してのYou bet.は、「どういたしまして」ということは、知ってはいたのですが、どうもしっくり理解できず、ちょっと横柄な感じがしていました。 というのも、私の感覚では、You bet.は、「もちろん、確かに」で、You bet you are thankful.(確かに感謝しているんだね。)のように感じでしまっていました。 これでは、「どういたしまして」としては、おかしいじゃないかと、夫に聞いたり、調べたりすると、You bet.は、Sure. You can count on me any time.(もちろん、いつでも僕を頼りにしてくれていいよ。)というような意味だということが分かりました。 スーパーのレジの人が言うYou bet.は、また、いつでもお手伝いしますよ、という感じでしょうか。 なるほど、You bet.は、もっとこれからも同じことを期待してもいいよ、というようなYou are welcomeよりも、もっとポジティブな感覚の「どういたしまして」なんだと、私の間違っていた解釈を恥ずかしく思いつつ、betという単語の奥深さを感じています。
contentiousという単語を、新聞で毎日のように見かけます。 トランプ大統領の大統領令のことが、よくcontentious executive orderというように書かれています。 contentiousは、「議論を引き起こす、異論の多い」などという意味ですが、それならcontroversialという単語もあるなあと思いました。 controversialも辞書を引くと、「議論の余地のある、賛否両論の」など、contentiousとそれほど違いのある意味はないようです。 あるテーマや問題について述べる場合は、contentiousもcontroversialもほぼ同じように使えるように思います。 人に使う場合も、どちらも、「争い好きな」という意味がありますが、controversial personというと、「一般の人の話題に上り、意見が分かれるような人」というようにも使えるという解説もありました。 contentiousは、語源的にcontend(争う、議論する」と同じということもあり、controversial(contra=against, vers=フランス語では...の方向に、韻文)よりも、厳しいイメージがしてしまうのですが、どうでしょうか。 考え出すと、深みにはまってしまい、調べるのですが、結論がでないまま、こんな感じかなあと自分なりに理解しつつ日々過ぎていきます。
新聞の漫画で、走るマラソンの意味ではないmarathonが、使われていました。 長電話をしていた奥さんに、夫が言った文です。 That was one marathon phone call, honey. (ダーリン、今のはとても長電話だったねえ。) このようなmarathonには、「長時間続く仕事や活動」という意味があります。 職場での長いミーティングなどにも、That was a marathon meeting.(あれは、とても長いミーティングだった。)のように使うようです。 長いスピーチなどにも、使えそうですね。 誇張表現ですが、理解しやすい表現ですね。