How are you today? と聞かれて、I am good, thank you.などと答えることができます。
この場合、I am fine.でもよいのですが、Nothing seems wrong, so I am fine.(どこも悪いとは感じられないので、元気だ。)という、それほどポジティブな元気さが伝わらない感じになる場合もあります。
これに対して、I am good.は、ポジティブに元気なことを示せる表現のように思います。
そして、I am good.には、他にもとても便利な使い方があるのです。
Would you like more coffee?(コーヒーもう少しいかがですか。)と聞かれて、いらないときは、No, thank you.でももちろんいいのですが、No, thank you.の意味で、I am good.を使っているのをよく聞きます。 I am good. の前にNoをつける人もいれば、つけない人もいます。
日本語でも、何か勧められて、「いえ結構です。」という代わりに、「あっ大丈夫です。」などと言うのと同じ感覚かなあと、日本人には、とても理解しやすい、使いやすいI am good.なのではないかなあと思います。
はっきりと、No と言うよりも、I am good.は、やわらかい感じの表現で、私も気に入って使っています。
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日本人の女性や女の子が、いろいろなかわいいものを見たり、かわいい赤ちゃんをを見たときなどに、「かわいいー!」と言うことがありますが、それにとても近い単語が、adorableだと思います。 しかも、女性や女子学生がよく使う単語というところも日本語と似ています。 息子が、、学校の上級生の女子学生に、You are adorable.と言われるそうで、adorableという単語は、気に入らないと言います。 adorableは、「とてもかわいい」という意味で、日常よく聞く単語なのですが、男の子には、必ずしもほめ言葉にはならないようです。 その上級生の女子学生は、よい意味で言ってくれているのでしょうが、ちょっと子ども扱いされたような気分になるようです。 adoreという動詞は、「敬愛する、崇拝する」という意味もあり、adorableというと、「崇拝するような」という含みもあります。 日本語の「かわいい」と同じで、人だけではなく、ものにも使える言葉で、adorable cottage(すてきなコッテージ)のようにも使えます。 通常は、よい意味で使われるadorableなのですが、Urban dictionaryの定義のひとつが、次のようになっていました。 The word every man hates to be called. (すべての男性が、言われたくない言葉) なるほど、息子の感覚は、正しかったわけだと、納得したのでした。。
アメリカの国務省の予算が大幅に削られましたが、外交、国際関係などに使える資金が少なくなると、どういうことが起きるかという記事を読みました。 その中に、次のようなことわざが載っていました。 If all you have is a hammer, everything looks like a nail. (金づちしか持っていなければ、すべてが釘のように見える。) このことわざの意味は、Wikitionaryに載っていました。 With limited tools, single-minded people apply them inappropriately or indiscriminately. (限られた道具しかないと、ひとつのことしか考えられない人は、それらをふさわしくないやり方で見境なく利用してしまう。) そして、防衛庁長官のJames Mattisが次のように言っています。 If you don't fully fund the State Department, then I need to buy more ammunition. (国務省に十分の資金が出せないのなら、私はもっと弾薬を購入しなければいけない。) つまり、外交資金を削ると、軍隊の資金が必要になるということです。 このことわざを利用して言おうとしていることは、hammer(金づち)=軍隊という手段しかないと、それをふさわしくない状況で見境なく使ってしまうのではないかという危険性を述べているように思います。 外交官という言葉には、どこか華やかなイメージがありますが、そんな甘いものではなく、国と国との関係を良好に維持するため、その国の言語を理解したり、歴史や文化、政治の知識を身につけた専門家ということですね。 そういう外交の仕事だけで、戦争がなくなれば理想なのでしょうが、そうもいかないのが現実です。 diplomacy(外交)とmilitary action(軍隊活動)は、密接につながっているんですね。 All war represents a failure of diplomacy.(すべての戦争は、外交の失敗を表す。)という言葉もありますが、できるだけ外交術を使い、軍隊は最後の手段であってほしいものです。
Jimmy Fallonというコメディアンのお気に入りリストの中に、vinylという単語がありました。 vinylを気に入っている理由は、次のように載っていました。 Music sounds better on my record player. I love the crackles, the space between songs. (音楽は、私のレコードプレーヤーで聞く方が音がいいように聞こえる。 じりじりという音や、曲と曲の間のスペースも大好きだ。) 今は、CDが普通ですが、昔のレコードが好きだと言う人もいるようです。 レコードのことは、もちろん、recordとも言いますが、vinylとも言います。 vinylは、ビニールのことですが、英語では、ヴァイヌルという感じの発音になります。 レコードがビニールで作られているからなんでしょうね。 ビニールというと、ビニール袋を思い浮かべますが、ビニール袋は、plastic bagと言い、plasticという単語を使います。 サランラップなどのラップも、plastic wrapですね。 日本語では、plasticと言うと、固いイメージですが、英語では柔らかいビニール製品もplasticになります。 レコードには、LP(long playing)と普通サイズのものがありますが、普通サイズの方は、forty-fiveとも言うそうです。 45回転のレコードと、日本でも言っていたのかどうか、記憶が定かではありませんが。。 レコード鑑賞と言うと、どこかノスタルジックな気分になりますが、どこかでまた聞いてみたくなりました。。
old schoolもold-fashionedも、日常よく耳にする表現で、どちらも「旧式な、古風な、昔かたぎの」といったような同じような意味で使われています。 schoolには、「学問などの...派、考え方が...風」という意味があり、old schoolは、「古風な、またそういう人」ということになります。 例えば、電子メールやフェイスブックなどには、あまり興味がなく、手書きの手紙を書いたり、電話をする方がいいというような人は、I am old-fashioned.やI am old school.と言うことができます。 old-fashionedは、そういう古風なことを、よい意味で使う場合もあるかと思いますが、ちょっと古くさくて気が引けるようなときにも使えるように思います。 反対に、old schoolは、そういう古風なことを、それでよいと肯定的に思っている場合に使われることが多いように思います。 電子辞書やキンドルのような電子書籍も便利でいいけれど、やっぱり紙の辞書や本の方がいいと思っている私は、old schoolだと言えそうです。 e-mailに対して、郵送の手紙は、着くのが遅いためsnail mailなどと呼ばれますが、受け取ると、とてもうれしいものですね。 モダンで便利な社会は、もちろん魅力的ですが、old schoolも悪くはないなあと思います。。
こんな言葉があるとは、最近まで知らなかったのですが、息子に教えてもらったgrammar Naziという表現は、学生の間では、ちょくちょく使われるようです。 Naziは、もちろん、ドイツのナチ党のことで、grammarは、文法のことですが、grammar Naziの定義は、下記のようになっています。 A person who habitually corrects or criticizes the language usage of others. (他人の言葉の使い方をいつも正したり批判したりする人) ナチ党の厳しい取り締まりを考えると、理解しやすい表現ですね。 例えば、先生や上司などが、次のように言うようです。 I don't want to be a grammar Nazi, but you need to correct this sentence. (文法ナチには、なりたくないけど、この文は訂正しなければいけないね。) 細かい間違いなどについて、言いたくないけど、言わなければいけないときの前置きに、I don't want to be a grammar Nazi, but.....と言えばいいですね。 こういう表現は、ドイツ語にはないんだろうなあと、ふと思って調べてみると、Naziという言葉は、やはり英語ほど軽々しく使われないようで、代わりの表現として、Sprachfaschist(言語ファシスト)やSprachpolizist(言語警官)などの提案が載っていて、おもしろいなあと思いました。
マニキュアと言えば、つめに塗るマニキュア液のことを、まず思い浮かべるでしょうか。 英語では、マニキュア液のことは、nail polishと言うことが多く、manicureは、「手やつめの手入れをすること、マニキュアをすること」という意味になります。 manicureは、語源的には、manus=hand、cura=careで、手の手入れをするという意味です。 先日、ガーデニングに関する記事を読んでいると、次のような文に出くわしました。 Weeds are unwanted because they are considered unattractive in manicured yards, they spread quickly and they muscle aside desirable plants from life-giving sunlight, nutrients and moisture. (雑草というものは、手入れの行き届いた庭では、きれいなものとは考えられず、望まれるものではない。 雑草は、すばやく広がり、望まれた植物から、元気のもとである太陽光や栄養、水分などを押しのけてしまう。) この文中のmanicuredという語は、「庭、芝生などが、手入れの行き届いた、丹精をこめた」という意味で使われています。 なるほど、manicureは、庭の手入れにも使える言葉だったんですね。 我が家の裏庭は、とてもmanicuredと呼べるものではなく、すぐに雑草でジャングルのようになってしまいますが、雑草の生命力のすごさには、びっくりするばかりです。
all-timeという言葉は、日常よく見聞きしますが、主に二つの意味があります。 ① This is my all-time favorite food. (これは、私にとっての永遠のお気に入りの食べ物だ。) このように、料理番組のホストが言っていましたが、このall-timeには、「いつの世でも変わらない、永遠の」という意味になります。 ちょっと脱線しますが、永遠という言葉は、「ある状態が果てしなく続くこと」という意味もありますが、これは、for everなどと表現できますが、永遠のお気に入りという場合の永遠は、「時間を超越して変わらない」ということです。 また、下記のようなall-timeの使われ方も新聞やニュースで見聞きします。 ② Lubbock's all-time record high for March-95 degrees(F) was set March 11, 1989. (ラボックの三月の史上最高気温は、華氏95度(摂氏35度ぐらい)で、1989年3月11日に記録された。) all-timeは、「今までにない、空前の」という意味もあり、all-time high(史上最高)やall-time low(史上最低)のように、記録について述べる際などに、よく用いられます。 the all-time recordは、史上最高記録となります。 the highest recordなどと、最上級を使わなくても、同じような表現になりますね。
2015年のCensus(国勢調査)の際、試験的に用紙の人種欄に、Middle East/North Africa(中東、北アフリカ)という欄を追加して行われたという新聞記事がありました。 この中東、北アフリカの欄を選ぶと、将来何か影響があるのかどうか、不安に思っているアメリカ市民もいる中、あるレバノン出身の人は、次のように言っていました。 There is nothing for me to hide. I can be American of Arab descent without being un-American. (私には、何も隠すことはない。 私は、アメリカ的ではなくならずに、アラブ系アメリカ人になることができる。) un-Americanは、次のような定義が載っていました。 not American, not characteristic of or consistent with American customs, principles or traditions (アメリカ的ではない、アメリカの習慣、主義、伝統と一致せず、そのような特性がないこと) non-Americanは、単純に「アメリカではない、アメリカ人ではない」などという意味になりますが、un-Americanは、「アメリカの特徴がない、アメリカ的ではない、非米国的な」などと訳せばよいかと思います。 また、anti-Americanという言葉もありますが、こちらは、次のような定義になります。 opposed or hostile to the people or the government policies of the U.S. (アメリカ人やアメリカ政府の方針に反対または敵意を持っている) 通常は、anti-Americanは、アメリカ市民以外の人がいだく感情ですが、un-Americanは、アメリカ市民も感じることなのかもしれません。 un-Americanは、非アメリカ的、anti-Americanは、反アメリカ的ということですね。
something elseは、文字通りの「何か他のもの、別問題」という意味でもよく使われますが、別の意味で使われることがあります。 例えば、とてもおいしい料理を食べたときに、This is something else.(これは、びっくりするほどすばらしい。)と、言うことができます。 このsomething elseは、very remarkable(とてもすばらしい)という意味になります。 他にはないほどおいしいと言いたいときなどに使えそうですね。 ただ、something elseは、よい意味ばかりに使われるわけではなく、最近友人と話したときに、彼女が言った一言は、Isn't Trump something else?(トランプには、びっくりするよねえ。)でした。 このsomething elseは、other than ordinary(普通とはちがう)ということで、びっくりするほどひどい、という感じにも受け取れます。 考えてみると、日本語でも、「あなたにはびっくりするよ。」とか、「あの人はすごいね。」と言うと、よい意味にも悪い意味にもとれますね。 You are something else.も同じで、文脈や、会話の流れによってよい意味なのか、悪い意味なのかを判断しなければいけません。 はっきりと、トランプはひどい、と言いたくないときなどに便利な言い方だなあと思いました。。