タイガーウッズが、薬物影響下での運転で逮捕されたニュースがありましたが、その記事の中で、次のように jaw-dropping という言葉が使われていました。
A jaw-dropping personal scandal ended his marriage and changed forever the way many golf fans look at him.
(驚くような個人的スキャンダルで、彼の結婚生活は終わり、多くのゴルフファンは、永遠に彼に対する見方を変えた。)
jaw-dropping とは、「驚くべき、ショッキングな」などという意味です。
jaw 「あご」が、drop 「落ちる」と似ている表現が、「ほっぺたが落ちる」ですね。
これは、もちろん、食べ物がおいしいときに言う表現ですが、同じように、おいしいという意味で、日本語でも「あごが落ちる」とも言うそうです。
英語では、食べ物とは、関係のない表現のようで、単に、あごが床に落ちるほどびっくりするという意味のようです。
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30 is the new 25 in men's tennis という新聞の見出しを見つけました。 フレンチオープンが始まっていますが、男性のテニスプレーヤーの世界ランキングで上位5位は、全員30才代(もうすぐ30才になる人も含む。)ということです。 そういうことから、30 is the new 25. という表現が使われています。 これは、Today's 30 is like 25 used to be. (今日の30才は、以前の25才のようなものだ。)ということですね。 かつては、テニスプレーヤーの最盛期は、25才ぐらいだったのでしょうが、ロジャーフェデラー(35才)のようなプレーヤーは、今も最盛期のような活躍ですね。 30 is the new 25. というような表現は、普段の生活でも聞きます。 今の70代は、昔の70代に比べて、より活動的なように思いますが、そういうことも、70 is the new 60. のように言えます。 そこで、思い出したのが、new normal という表現です。 これは、もともとは、経済学上の言葉のようですが、普段の会話やテレビなどでも聞きます。 new normal とは、以前は、異常だったことが、普通になってしまうという意味で使われます。 例えば、アメリカの肥満は、異常な問題なのですが、あまりに肥満の人が多すぎて、それが普通になってしまうような状態について、次のように使われていました。 Fewer Americans try to lose weight as obesity becomes new normal. (肥満が普通の状態になって、痩せようとするアメリカ人が少ない。) 周りの人も、太った人が多いと、それが当たり前のようになってしまって、自分が太っているという自覚もなくなってしまうというのは、ちょっと恐ろしい現象ですね。 また、脱線してしまいましたが、実際の年令よりも若々しく、アクティブに生活し続けていければなあと思います。
PTO と見ると、まず何を思い浮かべるでしょうか。 私は、英語で手紙を書くときに、便箋の最後の行まで書いて、「裏面に続く」という意味で、PTO (Please turn over) と書くことがあります。 また、辞書を見ると、Parent-Teacher Organization の省略形でもあるようです。 これは、PTA (Parent-Teacher Association) のようなものですね。 これらの意味とは違う PTO が、新聞で使われていました。 staycation についての記事で、夏休みに、特に旅行に出かけなくても、楽しく過ごせる方法について書かれていました。 staycation は、もちろん、stay + vacation のことで、もうだいぶん知れ渡っている言葉かもしれませんね。 近場に遊びに行くということでは、nearcation という表現もあります。 下記は、記事の一文です。 You are taking PTO and staying put, but that doesn't mean you can't have an incredible time. (有休を取って、じっと動かないでいるからといって、すごく楽しい時間が過ごせないというものではない。) この文中の stay put は、「じっとしている」という意味の慣用句です。 この PTO は、Paid Time Off の省略形です。 つまり、有休ということです。 また、病気で仕事を休む場合は、sick leave (病気により欠勤)という言葉もありますが、これも PTO の一部です。 He called in sick. (彼は、電話で病気のため欠勤することを伝えた。)のように言うことができ、call in は、「電話で報告する」という意味があります。 日本では、なかなか有休があっても、連続で取ることが難しかったりしますが、こちらでは、夏休みに有休を使って長期で旅行ということもよくあります。 vacation は、心を vacant (空いている)にするためのものだと、何かで読んだことがありますが、本当にそうですね。 心を空っぽにして楽しむ休暇は、どんな人にも必要ですね。
息子の学校の生物の時間に、動物の解剖をする時間があったそうです。 私は、日本の学校では、確か、フナかカエルの解剖の写真を見たぐらいで、実際に解剖するという経験がなかったのですが、こちらでは、生徒三人に一匹の動物が与えられて、生徒たちは、手袋をはめて、解剖をするようです。 与えられる動物も、ネズミや大きなカエル、2メートルほどあるサメなど、さすがにアメリカは、解剖する動物のサイズも大きいなあとびっくりしています。 解剖は、英語では、dissect (発音は、ダイセクト)と言いますが、dissect とは、もちろん、生物の体を切り開いて、その構造などを学習する目的で行われるものですね。 では、料理をするために、動物や魚の内臓を出したり、羽や皮を剥いだりするのは、どう言えばよいでしょうか。 こちらでは、ハンティングが趣味の人も多いのですが、大きな鹿などを射止めた後、その場で、動物を切り開いて、内臓を出すなどの処理をするようです。 そういうことを、field dress と言うそうです。 dress という単語には、次のような定義も載っています。 cut up, trim and remove skin, feather, viscera from an animal (動物を切り開いて、余分なものを切り取ったり、皮や羽や内臓を取り除く) field dress とは、ハンティングで射止めた動物の処理をフィールドでするということですね。 お店で売っているチキンや魚は、そういう処理をする必要がないので、助かります。 もし、そういう処理をしないといけないときは、clean という単語を使うこともできます。 clean は、きれいにするという基本的な意味がありますが、「料理のために魚や鳥などの内臓を取り除く」という意味もあり、次のように言えます。 I have to clean the fish. (私はその魚の内臓を取り除かないといけない。) ハンティングで、field dress の経験がある生徒などは、学校での解剖などは、平気なのかもしれませんね。
closure と聞くと、close (閉じる)の名詞形なので、「閉めること、閉鎖」のような意味を想像してしまうのですが、もちろんそういう意味もありますが、もう少し深い意味で使われていることもあります。 新聞で見かけた一文です。 No family members of murder victims get closure. (殺人事件の被害者の家族には、心の平和をとりもどせる人はいない。) また、友人が、突然連絡をくれなくなって、悲しくてどうしてよいかわからず、次のように言っているのも、新聞に載っていました。 I miss her and think of her each day. I need closure, but don't know how to get it. (私は彼女がいなくてさびしく、毎日彼女のことを思っています。 気持ちの整理をする必要がありますが、どうしたらよいのかわかりません。) これらの closure は、精神的に、ものごとに終止符をうつという意味なのでしょうが、「心の平和をとりもどすこと、気持ちの整理をすること」という意味があります。 closure of a road (道路の閉鎖)のような、物理的な閉鎖もあれば、これらのような、精神的な closure もあるんですね。
Physical に対しての、mental という単語は、「精神の」という意味ですが、他にも、「頭の中で行なう」という意味もあり、mental mathematics は、暗算で行なう数学ということになります。 make a mental note という表現を、何度か小説の中で、見たことがありますが、これは、頭の中でメモするという、イメージしやすい表現ですね。 make an effort to remember something (努力して、何かを覚えておくようにする。) つまり、「忘れないようにする」ということです。 もちろん、会話では、わざわざこういう表現を使う必要もあまりなく、remember という単語で十分なのですが、ちょっとした慣用句として覚えておいてもよいかなと思います。 考えてみれば、多くの人が、mental note をしながら日々生活しているのでしょうけど、mental note だけでは、つい忘れてしまうことが多々あるように思います。 また、年をとって、当然知っているはずのことが、とっさに思い出せないようなことを、senior moment ということもあり、そういう人に、Don't worry, senior moments come to most of the people. (心配しないで。 度忘れは多くの人に起こることだから。)などと言うことができます。 私もそうですが、forgetful (忘れっぽい)な人は、mental note だけではなくて、紙に実際に書いた方がいいですね。。
same old、any old、good old のような old がついた表現があり、よく使われています。 例えば、How are you? や What's new with you ? (元気? 最近どうしてる?)のように、聞かれたときに、same old same old と、二回続けて言うと、「特に変わったこともなく、相変わらずよ。」という意味になり、あまり詳しく話したくないときなどには、便利な言葉です。 また、Don't give me the same old excuse. (相変わらずの言い訳をするな。)のようにも使われます。 any old は、どうでしょうか。 This is not just any old violin, it's a Stradivarius. (これは、単なるバイオリンではなくて、ストラディバリウスだ。) Instead of any old eggs, try this brand. Its eggs contain double the omega 3 and three times more vitamins than ordinary eggs. (普通の玉子の代わりに、このブランドを使ってみて。 この玉子は普通の玉子よりも、オメガ3が二倍、ビタミンも三倍多く含まれているから。) このように、any old は、「ありふれた、普通の」という意味です。 good old は、 the good old days (古きよき時代)という形でよく見かけますが、この old は、「過ぎ去った、昔の」という意味ですね。 また、次の文の good old はどうでしょうか。 He is having a good old time. (彼は、とてもすてきな時間を過ごしている。) これも、会話でよく耳にしますが、このold は、「すばらしい、とても」という意味になります。 old が、なくても同じ意味ですが、より強意的になります。 これらの old を使えると、ちょっとこなれた英語になるように感じます。。
criminal というと、「犯罪者」ということで、よく知られている単語ですが、criminalist となるとどうでしょうか。 これは、警察官と一緒に、殺人現場で現場検証をする人のことで、「犯罪捜査科学官」とでも訳せばよいでしょうか。 forensic scientist とも呼ばれ、日本では、鑑識官の仕事に当たります。 forensic とは、「犯罪科学の」という意味です。 先日、見ていた刑事コロンボの中で、実は警察の犯罪捜査科学官が、殺人にかかわっていたというエピソードがあり、これらの言葉について調べてみました。 そのエピソードの中で、criminalistが、愛人の夫を、殺人のわなにはめようとしたのですが、人を犯罪などの、わなにかける、おとしいれることは、frame (枠にはめる)という単語で表せます。 Her husband was framed for the murder of his friend. (彼女の夫は、彼の友人の殺人のわなにはめられた。)のように使えます。 criminology というと、「犯罪学」ですが、criminalistics という単語ももあり、こちらは、「犯罪捜査学」ということで、次のような定義が載っていました。 the scientific study and evaluation of physical evidence in the commission of crime (犯罪遂行においての物的証拠の科学的調査や評価) climinalistics を学んだ人が、criminalist で、科学的に犯罪を分析、調査、評価をする人ということですね。
十代のころから、Billy Joel が好きで、よく聞いていたのですが、久しぶりに聞いていて、気になった単語がありました。 Tell her about it というタイトルの曲の中の一文です。 When you love someone, you are always insecure. (誰かを好きになったら、いつも不安なものだ。) insecure は、ここでは、「不安な、落ち着かない」という意味で使われています。 好きな人が、本当に自分を愛してくれているのだろうかという、不安定な心配な気持ちは、多くの人が、経験する感情かもしれません。。 そういう精神的な不安定な状態は、insecure で表せます。 また、insecure は、「安全ではない」という意味もあり、an insecure ladder (不安定なはしご)のようにも使えます。 そして、unsecured という単語もあり、こちらは、「無防備な」という意味で、コンピュータなどが、「安全対策されていない」とか、「貸し付けが、無担保の」などという意味があります。 insecure と unsecured について、ネイティブが次のように説明していたサイトがあり、なるほどと思いました。 insecure means lack in security. (insecure は、安全が不足している状態を意味する。) *精神的なinsecure は、安心感の不足ということになりますね。 unsecured means not secured. (unsecured は、安全ではない状態を意味する。) 聞き流していた曲でも、改めて聴いてみると、また曲の深い意味を知ったり気づいたりすることがあるものです。 ついでに、Billy Joel は、カタカナでは、ビリージョエルとなりますが、ビリーは、そのままですが、ジョエルは、英語では、ジョーという感じに聞こえます。 Joe (ジョー)と最後の子音 l は、ほとんど聞こえないのでそうなります。 随分前に英語でビリージョエルと日本語風の発音をして、恥ずかしかったのを思い出します。
以前にニュースでも見たことがあるのですが、最近息子の通っている高校でもよく流行っているというおもちゃがあります。
Fidget spinner という名前ですが、日本では、どうでしょうか。
fidget とは、「落ち着かず、もじもじ、そわそわする、もてあそぶ」という意味があり、小さい子供などが、もじもじ、ごそごそするイメージです。 Don't fidget while I am talking to you. (話している間は、もじもじするな。)のように使われます。
このおもちゃは、何か手持ちぶさたなときに、ぐるぐる回して遊ぶもののようです。
英語版のウィキペディアに、詳しい説明と画像が載っています。 →
Wikipedia 単に回すだけのシンプルなおもちゃですが、ストレス解消になるように書かれていますね。
そこで、思い出すのが、ペンや鉛筆などを指の上でぐるぐる回している学生がいたことです。 授業を聞きながら、何か手持ちぶさたで、つい鉛筆をぐるぐる回していたように思います。
このペンを回すのは、なぜかアジア人に多いようですが、どうしてなのでしょうね。 アジア人の方が、器用なのか、粘り強いのか、よく分かりませんが、おもしろい現象です。
ウィキペディアによると、Fidget spinner は、授業中に気が散ってしまうので、禁止されている場合もあるようですが、回すことで、授業に集中できるという考えもあるようで、賛否両論あるようです。 ちなみに、息子の学校の先生は、反対派が多いようです。。