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memory lane を歩こう

とうとう大晦日になってしまいました。

まだまだ大掃除と言えるほどの掃除もできておらず、せめていつもよりはきれいにして新年を迎えたいと思っています。。

年末になると、テレビ番組なども、今までの総集編のようなものを放送していることがあります。

そういうときに、Let's walk down memory lane. (昔の思い出を懐かしもう。) という表現をよく耳にします。

walk down memory lane は、辞書を引くと、次のような意味が載っています。

reminisce over memories of past events
(過去の出来事の思い出にふける、懐かしむ)

reminisce という単語も、簡単な単語ではありませんが、「懐かしむ」という意味で見聞きします。 

部屋の片づけをしていて、見つけたアルバムなどを開くと、つい昔の思い出にふけって、片付けがはかどらないことがありますが、そういう懐かしむという意味で使われる単語です。

lane は、「車の車線」、「プールやボーリングのレーン」という意味もありますが、memory lane というのは、直訳すれば、「思い出の小道」ということですね。

思い出の詰まった小道を歩いて懐かしむという感じでしょうか。

年の終わりに、一年を振り返り、walk down memory lane してみるのもいいかもしれません。

最後になりましたが、訪問くださった皆様、ありがとうございました。
私の言葉の疑問や興味に、おつきあいくださり感謝いたします。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。


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Happy un-birthday と Just because

Dove というブランドのチョコレートがあるのですが、一粒ずつ包装されていて、開けると包み紙に、いろいろなメッセージや言葉が書かれています。

先日食べたときには、Happy un-birthday と書かれていました。

un という否定語があるので、birthday ではないということで、un-birthday は、birthday という特別な日以外の364日のことで、何でもない日ということです。 

Happy un-birthday というのは、何でもないけど、おめでとうという感じですね。

これは、不思議の国のアリスの中で使われた表現のようですね。

そこで、もう一つ、Just because という表現を思い出しました。

これは、例えば次のような状況で使います。

夫が、花束を持って帰宅するとします。 妻は、自分の誕生日でもなく結婚記念日でもないのに、どうしたのかと夫に聞きます。

すると夫は、Just because. と答えることができます。

Just because の後に何か続けないと座りが悪いようにも見えますが、ただ Just because. と言うことがあります。

これは、自分のしたことに対して、相手がどうしてそうしたのかと聞いたときに、Just because I could. Just because I wanted. (ただそうしたかったから。)というニュアンスになったり、特に理由はないんだけど.....という感じで使える表現です。

衝動的にそうしたという場合もありそうですね。

様々な年齢層の男性が、お花屋さんで花束を買っているのを見かけることがありますが、その後の幸せそうな光景を想像して、微笑ましく、こちらまで楽しい気分になってしまいます。

誰かを喜ばせようと思って、特に理由のないプレゼントを贈るのも、すてきなことですね。


電子レンジでチンする

大きなピザを買うと、一度に食べ切れず、次の日のランチに食べることがあります。

冷たいピザをそのまま食べるのが好きな人もいますが、私は、オーブントースターで、カリッと温めるのが好きです。

このオーブントースターというのは、英語では、順番が逆で、toaster oven と言います。 

電子レンジでチンすると、少し soggy (べちゃっとする)になってしまう場合もありますが、電子レンジもやっぱり便利ですね。

電子レンジは、microwave oven ですが、単に、microwave と言うことが多いです。

そして、You can microwave the leftover pizza. (残ったピザを電子レンジでチンすることができる。)のように、microwave は、動詞でも使えますね。

また、チンするという表現で、microwave の代わりに、zap と言う人もいます。

zap には、「何かを電気や放射線などのエネルギーを使って、破壊したりやっつける。」という意味があり、「殺す、素早く動かす」などの意味もあります。

それで、食べ物を電子レンジでチンするという意味でも使われるようです。

私は聞いたことがありませんが、nuke と言う人もいるようです。

zap や nuke などは、少し物騒な響きもするので、自分で使う場合は、microwave で十分なように思います。


Am I warm ? は、どんな時に使うか

Am I warm ? と聞くと、どんな状況を思い浮かべるでしょうか。

warm と言えば、まず「暖かい」という意味を思い出しますね。 でもそれでは意味が通じない Am I warm ? が、新聞の漫画の中で使われていました。

夫婦が、クリスマスプレゼントに何を買ったのか話し合っている場面がありました。

奥さんが、今年は二人で一緒に楽しめるものにしたというヒントを出すと、夫が、プレゼントが何なのかを当てようとして、写真立て? おそろいの枕カバー?などといろいろな物の名前を言います。 そして、Am I warm ? と聞くのです。

これは、「当たり? / 正解?」と聞いていることになります。 warm には、「答えが正解に近い」という意味があるようです。

また、子供の遊びで、隠したものを探し出すゲームがあるようで、それが見つかりそうなときに、You are getting warm. (もう少しで見つかるよ。)のように言えるようです。

そして、反対に、答えが正解からほど遠い場合は、You are getting colder. と言え、cold には、「見当はずれの、正解はまだまだ」という意味があるようです。

warm や cold など、温度を表すだけの単語ではないようですね。


adulting とは?

先日、言われたら嫌な言葉について書きましたが、その番組の中で、出演者がそれぞれ、好きではない言葉を言っていたのですが、そのひとつが、adulting でした。

adult (大人)という名詞がありますが、adulting は、名詞が動詞として使われるようになったものです。

Google も、名詞でしたが、動詞で、グーグルして調べるという意味があるのと同じようなものかと思います。

adulting は、「責任ある大人として行動する」ということですが、若い世代の人が使うようです。

例えば、家のローンを払ったときなどに、次のように言えるようです。

I was adulting today.
(今日は大人らしく行動したのよ。) 

なんとなく、大人を小ばかにしたようにも聞こえるような感じもしますが、どうなんでしょうか。

いろいろな使い方が生まれてくるものですね。

ありえないは、rule out

ニュースを聞いていると、rule outが、次のような意味でよく使われています。

make impossible 「.....という可能性はない、ありえない」
exclude 「除外する、排除する」

例えば、次のような場合です。

Police ruled out terrorism after Melbourne attack.
(警察は、メルボルンの襲撃事件後、テロリズムという可能性を除外した。)

Joe Biden did not rule out running for President in 2020.
(ジョーバイデンは、2020年の大統領選に立候補するという可能性がないとはしなかった。)

rule out は、可能性がない
not rule out は、可能性がないことはない、可能性はあるということですね。

また、先日受け取った大学からの売り込みはがきには、次のように書かれていました。

Don't rule out Vanderbilt because of our price.
(学費のために、バンダービルト大学を除外しないでください。)
奨学金制度があるので、学費が高いからという理由で除外しないでくださいということのようです。

ruler は、定規ですが、rule は、定規で線を引くという意味があり、rule out は、文字を線を引いて読めなくするということで、削除するということのようですね。


foosball ってどんなゲーム?

先日、クリスマスプレゼントの買い物をするのに、お店の中を歩いていると、ゲーム売り場があり、foosballと箱に書いてあるゲームを見つけました。

football なら知っていますが、foosball って何だろうと思ったのですが、箱に絵も描いてあったので、すぐに分かりました。

これは、誰でも知っているゲームかと思いますが、私は、このゲームの名前を知らなかったので、foosball だということが分かり、よかったです。 

卓上のサッカーゲームのことで、このようなゲームです→テーブルサッカー

調べてみると、他にも、table football、fuzboll とも言うようですが、アメリカでは、foosball と言うようで、これは、ドイツ語の footballに当たる Fußball の発音から来ているみたいです。

フットボールと言えば、、アメリカでは、アメリカンフットボールのことですが、ヨーロッパでは、サッカーのことですね。

知っているものでも、名前を知らないというものもありますね。 

ついでに、チェスや人生ゲームなどの卓上のゲームは、board game と言います。

清算の年

今年は、ハリウッドから、政治、メディア、料理など、さまざまな世界の大物が、セクシャルハラスメントで告発された年だったという新聞記事の中で、次のような一文を見つけました。

2017 will forever be known as the Year of the Reckoning.
(2017年は、清算の年として、永遠に知られることだろう。)

I reckon を、I guess 、I think と同じように使っている人がいますが、reckon には、「思う、考える、みなす」などの意味があります。

reckoning は、「見積もり、意見、判断、清算」などの意味があります。

そして、day of reckoning は、「清算日、報い、罰を受けるとき」という慣用句です。

the day of reckoning は、「最後の審判の日」ということになるようです。

セクシャルハラスメントで、各世界の権力者が告発され辞職に追い込まれた人も多くいますが、そういうことから、2017年をthe year of the reckoning と表現しています。

そう言えば、Time magazine の「今年の人」は、The silence breakers で、告発した女性たちでしたね。

このような風潮を、cultural earthquake (文化的な地震)と呼ぶ人もいるようです。

確かに、地震のように揺さぶられたような感じですね。 罰を受けるべき人は、罰を受け、よりよい社会になればいいですね。

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ささいな言い争い

argue というのは、「議論する」という意味ですね。

議論すると言えば、賛成派と反対派が、理由を挙げて議論するような組織的なイメージですが、他にも、「理屈を言う、口論する」というような意味もあり、次のようにも使えます。

Don't argue with me. Just do as you are told.
(理屈を言わないで、言われた通りにしなさい。)

このように、argue にも、「口論する」という意味もあるのですが、もうひとつ、ちょっとした言い争いという意味でよく使われる語で、bicker / bickering があります。

11月、12月と感謝祭やクリスマスなどで、家族が集まることが多いのですが、家族が集まるのはよいのですが、中には、細かいことで、例えば、七面鳥の切り分け方などについて、とやかく言う人がいて、もめたりすることがあり、次のように言えます。

I wish they wouldn't bicker over how to carve the turkey.
(彼らが七面鳥の切り分け方ぐらいで、言い争わなければいいんだけど。)

そんなに大事なことでもない、ささいなことで、言い争うことは、よくあることかもしれませんが、そういう口論、言い争いが bickerです。

あまり、bicker する人の周りにいたくないですが、argue と一緒に、 bicker という語も使えるといいですね。

肩の荷は、monkey ?

「肩の荷が下りる」という表現がありますが、これは、責任や負担がなくなって、気が楽になるということですね。

これとよく似た英語の表現があり、夫がよく使うので覚えてしまいました。

例えば、宿題のレポートを書くのに何日もかけ、やっと出来上がって提出して、気分がすっきりしたような時に、次のように言います。

You finally got the monkey off your back !
(やっと宿題が終わったね。)

get the monkey off one's back は、「取り除いたり解決するのが難しい問題などをを取り除く」ということです。

そのような問題が、monkey で表されています。

なんとなく、サルが背中に乗っていて、身動きとれないイメージが浮かびますが、どうして、サルなのでしょうね。

19世紀ごろ、have a monkey on the roof (屋根の上にサルがいる)という表現があり、このサルは、住宅ローンという意味で使われたそうです。

そして、住宅ローンから、一般的な負担、重荷という意味で使われるようになったという説があるようですが、はっきりとは分からないようです。

「肩の荷が下りる」と get the monkey off one's back は、似ていますが、肩の荷の方は、責任のあることで、monkey の方は、やっかいなことという感じがします。

宿題のレポートは、やっかいなことでもあり、責任をもって仕上げなければいけないことでもあるので、どちらの表現でも表せるように思います。

お知らせ
プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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