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sponge bath

先日の台風で、まだ停電している地域もたくさんあるようです。

私の両親の家も3日ほど、停電が続きましたが、幸い、ガスは使えたので、冷蔵庫の中のものを料理して、できるだけ食べ切ったそうです。

ただ、暑い中、お風呂に入れないので、お鍋でお湯を沸かして、お湯で体を拭いたそうです。

このように、停電時や、けがなどで、直接お風呂に入れないときに、タオルやスポンジで体を拭くことを、sponge bath と言います。

sponge bath というと、なんとなく、赤ちゃんをお風呂に入れるようなイメージがありますが、英語では次のような定義が載っています。

a bath taken by using a wet sponge or cloth without getting into water or under a shower
(水の中に入ったり、シャワーをすることなく、濡らしたスポンジや布を使って体を洗うこと。)

During the power outage, we had to take a sponge bath.
(停電中は、濡らした布で体を拭かなければいけなかった。)  のように使えます。

sponge bath という簡単な言葉を使って、お湯で体を拭くということが表せます。


試合の deficit とは?

deficit と言えば、「赤字」を思い出すかもしれません。

政府が、run(s) a deficit (赤字を出す)というと、国民は、税金が上がるのではないかと心配することになります。

また、ビタミン不足というような場合も、have a deficit of vitamin in your body のように言えます。

そして、スポーツの試合にも、deficit が使われているのを発見しました。

少し古い話になりますが、サッカーのワールドカップのときに、次のように使われていました。

Belgium is the first team to overturn a two goal deficit in a world cup knock out match since West Germany beat England in extra time at the 1970 tournament.

(1970年のトーナメンで、西ドイツが延長戦でイギリスに勝って以来、ベルギーは、ワールドカップの決勝トーナメントで、2ゴール劣勢をひっくり返した初めてのチームだ。)

また、先日のセリーナ ウィリアムスのテニスの試合についても新聞で使われていました。

Williams put aside some early shakiness and early deficit,.........
(ウィリアムスは、最初のいくぶん不安定で不利な状況を脇へやり、.......)

このように、deficit は、「劣勢、不利」のような使い方もできるようです。

赤字にしても、栄養素不足にしても、何かが足らないということですですね。 そして、スポーツの得点や勢いなどの不足についても deficit が使えるようです。


遺体 と 死体

長年暮らしたアメリカから、日本へ引っ越し、賃貸契約から、基本的な家電や家具の購入など、暑い中、かなり疲労しましたが、少しずつ、生活に必要なものが、揃いつつあります。 まだまだ、家の中は、散らかっているのですが、家の片付けから少し逃避しつつ、また少しずつブログを書いていこうと思います。 

先日、テレビのニュースを聞いていて、息子に、「遺体」と「死体」は、どのように使い分けるのかと質問されました。

このような、感覚として理解しているものの、その区別を言葉できちんと説明するのは、難しいことだなあといつも思います。

なんとなく、死体というと、あまりにそのもの過ぎて、少し遠回しに言うのに、遺体と言う場合もあるようですね。

また、身元不明の場合は、死体となり、身元が分かると、遺体になる場合があるという説明もありました。 そして、動物に関しては、通常は、死体と言うようです。

ところで、遺体の遺という漢字は、「残る」という意味があります。 遺体とは、人が亡くなり、魂が去っていった後の残った体という意味があるようです。

そこで、英語には、このような概念の言葉はあるのだろうかと考えてしまいました。

死体、遺体というのは、一般には、body (dead body) と言うことが多いです。 

また corpse (死体、死骸)という言葉もありますね。 参考記事: corps and corpse

また、動物の死骸は、carcass という単語もあります。

そして、remains という言葉を思い出しました。

remain は、動詞でもよく使われる単語で、「残っている」という意味もあり、名詞で複数形になると、「遺体」という意味にもなります。

remains と遺体というのは、意味的にも、ぴったり合いそうなペアですね。

ただ、remains には、例えば、飛行機墜落事故やバラバラ殺人で亡くなった人の体の一部という意味もあります。 全身のうち残っている体の部分ということです。 また、遺体を火葬した後の灰なども remains と言えるようです。

remains は、dead body ( body ) を遠回しに言う言葉でもあり、遺体の一部という意味もあります。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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