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rising senior とは?

アメリカの高校は、freshman (9th grade)、sophomore (10th grade)、junior (11th grade)、senior (12th grade) という四学年があります。

学年を聞かれたら、I am in grade 11. / I am in 11th grade. / I am a junior. などと答えることができますね。

アメリカの学校は、6月ごろが学年末で、その後夏休みに入り、8月後半ごろに新学期が始まりますが、夏休み中に学年を聞かれた場合は、どのように答えるとよいでしょう。

If you are a junior in the 2018–2019 academic year and will be a senior in the 2019–2020 academic year, then during summer 2019, you are a rising senior.

(2018-2019の学年が junior で、2019-2020の学年に senior になるなら、2019年の夏の間は、rising senior ということです。)

この rising senior という言い方は、アメリカ英語のようです。

そして、これは高校の学年で、rising sophomore、rising junior、rising senior のように使い、小学校や中学校の学年では聞かない表現のように思います。

アメリカ滞在中に、いくつか大学を訪問しましたが、大学の admission office (入学事務局) の人が、Are you a rising senior ? (来学期に senior になるのですか?) と、息子に聞くこともありました。

rising senior のような表現は、夏の間しか使われないので、あまり耳にすることもなかったのですが、今回の大学訪問中には、何度も聞きました。 そして、rising とは、なんとなく大げさな言い方だなあと思いました。

rise は、「上がる、高くなる」 などの基本的は意味がありますが、rising senior というのは、来学期に、junior から senior へと、より高い学年になるということなのでしょうね。

息子が、小学2年生の時、リーディングのクラスで、法廷を舞台とした演劇があり、息子は、clerk (書記官)の役で、judge (判事) が登壇すると、All rise.(全員起立) というセリフがありました。

sunrise (日の出) もあれば、Jesus has risen. (キリストは、復活した。) のようにも言え、rise の使用範囲も広いですね。

ついつい余談が長くなりました。 夏休みが終わると、息子はsenior になり、忙しい一年になりそうです。


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落石注意

昨日、約1か月のアメリカ滞在からもどりました。 普段会えない家族や友人と時間を過ごしたり、いくつかの大学訪問など、予定通りの順調な旅でした。

滞在中に見聞きして気になった表現なども、追々このブログに書いていこうと思います。 またよろしくお願いいたします。

今回は、ペンシルベニア州へも行ったのですが、私が今まで住んでいたニューメキシコ州やテキサス州の乾燥したサボテンがあるような町と違って、ペンシルバニアは、とても緑豊かなところでした。

Pennsylvania の語源を調べてみると、Penn は、植民地時代の領主の名前で、sylva は、ラテン語で woods を意味するようです。

「ペンの森」 ということなので、なるほど緑豊かなわけですね。

と、前置きが長くなりましたが、そんな葉っぱが青々とした山道を車で走っていると、次のような道路標識を見つけました。

Fallen rocks

そして、この fallen という単語がひっかかりました。 

また、しばらく行くと、Falling rocks と書かれたものもありました。

fallen rocks というのは、もう石は落ちてしまっていて、その辺に転がっているかもしれないから気をつけよということなのでしょうか。 落ちたことがあるので、また落ちる可能性があるということを意味しているのでしょうか。

そして、falling rocks というのは、いかにもこれから落ちてきそうな感じがしますね。

fallen rocks も falling rocks も、日本語では、「落石注意」 ということになるのでしょうが、二通りの標識があるのがおもしろいなあと思いながら、さらに行くと、今度は次のような標識がありました。

Bridge may be icy

この標識は、夏には気にする必要はありませんが、冬に氷点下になるような時には、橋は上下の冷気から、普通の道路よりも先に凍ってしまうので、その上を運転するには注意が必要ですね。

may be icy というのは、凍結しているかもしれないということですね。

それなら、落石注意も Rocks may fall の方が正確なようにも思ったのですが、Fallen / Falling rocks のように、より短い表現で同じことを意味するならその方が運転中に分かりやすいということなのかもしれません。 

でも、考えてみると、落石注意と言われても、実際に大きな石が落ちてきたら、どうすることもできませんねえ。

こんなことを考えながら、夫の運転する車の中で、のんびりときれいな景色を眺めておりましたが、落石もなく無事もどってこられてよかったなあと思います。。


summer slide とは?

アメリカにある Math learning center の広告で、次のような見出しを見つけました。

Beat the summer slide.
Enjoy summer success instead !

(サマースライドをやっつけろ。 その代わりに夏の成功を味わおう。)

summer slide の意味は、なんとなく分かりますが、次のような説明が載っています。

Summer slide is the phrase used to describe the slide backwards that many children make in reading and math skills over the summer.

(多くの子供が、夏の間にリーディングや数学のスキルで、{習ったことを忘れて}逆の方向へ滑り落ちてしまうことを述べるための言い回しです。)

日本の学校では、夏休みに多くの宿題がありますが、アメリカでは夏休みの長さも3ヶ月弱あるにもかかわらず、ほとんど宿題がないことが多いです。

この夏休みをどのように過ごすかは大事なことで、私の周りのアメリカの親たちの中には、子供たちをさまざまなキャンプやクラスに参加させようとする人が多かったように思います。

与えられた宿題をこなすのももちろん必要なことですが、宿題がない分、自分の好きなことに自由に打ち込むこともでき、その気があれば夏休みはとても有意義に過ごせる時間となります。

もちろん、復習をして、summer slide を防ぐことも大事ですね。

さて、お知らせ欄にも書きましたが、明日より約1か月、アメリカに滞在します。

高齢の夫の親の様子伺いや息子の進学のことなどです。

行く前に、いくつか記事を書き溜めたかったのですが、忙しくて思うように書けず、ブログはその間お休みさせていただきます。

いつもご訪問ありがとうございます。皆さまも、お元気で、有意義なよい夏をお過ごしください。。


お知らせ
プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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