Are you
fit for your age or are you
frail ? という見出しの記事を読みました。
年齢の割に健康かそうでないかということですね。
fit は、体について言う場合は 「健康な、元気な」 という意味ですね。
これの反対として
frail という語が使えるようです。
frail は、physically weak or delicate ということで 「弱い、虚弱な、病弱な」 という訳が載っており
frail は weak よりも堅い語であると載っています。
frail には、「物が壊れやすい」 という意味もあり、
fragile がフランス語風になった形のようです。
郵送する荷物や引っ越しのダンボール箱に 「われもの注意」 などと赤いテープを貼ることがありますが、英語では
fragile ですね。
病気になったりけがをしたり、体もこわれてしまうこともありますが、素早く回復できる体でありたいものですね。
今年もブログへのご訪問、コメントなどをありがとうございました。
Wishing you all a healthy and happy 2023 !
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外国語の中には、主語が二人称単数と複数では異なる語を使うことがあります。 英語はどちらも you で表せますが、複数の場合には、you all のように言うこともありますね。 スペイン語のクラスで二人称複数の主語の形を習っていた時に、教授がピッツバーグには二人称複数として yinz という形があると言い、クラスの学生たちもほとんどが知っているようでした。 私は yinz を使って話しているのは聞いたことがなく調べてみると、次のように俗語として載っていました。Yinz is a Pittsburgh equivalent to y’all. It is used to address two or more people as a second-person plural pronoun. (yinz は、ピッツバーグでの y'all に当たるもの。 二人称複数代名詞として二人またはそれ以上の人に呼びかけるために用いられる。) こんな語があったのですね。 以前にもペンシルベニアで何年か住んだことのある夫も知っていました。 私もペンシルベニアに来て一年過ぎましたが、まだまだ知らないことばかりです。yinz という語はどこから来たのでしょう。 17世紀に Scottish-Irish (スコットランド系アイルランド人) がペンシルベニア西部に移住し、二人称複数形として you ones を使っていたようです。you ones が you-uns のような発音となり yinz となって、現在でも使う人がいるということですね。 ただ二人称複数の標準語 you を使うのが普通で、Are yinz going out to eat tonight ? のように言う人がどのぐらいいるのかも分からないので、その土地以外の人は使わない方がいいかもしれませんね。
息子が冬休み中に歯科の検診とクリーニングに行き、虫歯になってから治療するよりも予防することが大事だという話を家族でしていました。 定期健診やいろいろな検診に行くのは面倒ですが、できることはしておいた方が安心ですね。 夫から聞いたことわざがあります。An ounce of prevention is worth a pound of cure . (1オンスの予防は1ポンドの治療に匹敵する。) 1オンスは28グラムぐらいで、1ポンドは453グラムぐらいですね。 意味は次の通りです。 It is better and easier to stop a problem, illness, etc., from happening than to stop or correct it after it has started (問題や病気などが起こらないようにする方が、起こってから止めたり正すより好ましく簡単だ。) 少しの時間を費やして努力をしておくと、後でより困難なことにならないということですね。 これは、アメリカの100ドル札に肖像画が描かれているアメリカ建国の父とされるベンジャミン フランクリンが、1700年代にボストンを訪問した際にボストンの火災予防方式に感銘を受け、それを当時住んでいたフィラデルフィアに取り入れようとし、このことわざを使ったそうです。 当たり前のことですが、特に火災は起こらないようにするのがベストですね。 予防接種なども、いろいろな考え方や体質もあり一概には言えませんが、予防できることは予防して元気に新年を迎えたいものですね。
スペイン語の期末試験やらクリスマス関連の用事、息子をニューヨーク州へ迎えに行ったりしている間に、ついついブログの更新が遅れて失礼しています。 クリスマスももうそこまで来ていますね。 友人からのホリデーグリーティングの中で次のような文がありました。 Hope three of you have a warm and joyous Christmas together. (三人一緒に温かい楽しいクリスマスが過ごせますように。) そして、息子の大学の学生生活課オフィスからのメールには次のような箇所がありました。 .....wish you a joyful holiday season with hope for a vibrant 2023 (....2023 年が活気のある年であることを望みつつ、楽しいホリデーシーズンであるようにお祈りいたします。) 同時期に、この二つのグリーティングを受け取り、joyous と joyful で何か違いはあるのかと気になりました。 楽しいと言えば、メリークリスマスの merry や happy という語が先に浮かんでしまうのですが、joy (喜び) という語もクリスマス時期によく見かけます。 夫の母は Joy と書かれた緑のスウェットシャツをクリスマスに着ていたことがあります。joy は、フランス語 joie (喜び) から来ていますね。 そう言えば enjoy は、en = make + joy で喜ばせる、楽しむということですね。 横道にそれましたが、 joyous と joyful ですが、次のような定義が載っており、どちらもあまり違いがないようです。joyous full of happiness and joy (幸せ、喜びでいっぱいの)joyful feeling, expressing, or causing great pleasure and happiness (大きな喜びや幸せをもたらしたり感じたり表現するような) また、Grammarist というサイトに次のように書かれていました。 There is no significant difference between joyful and joyous, though joyful may be slightly more commonly used to describe a person's state of joy, and joyous may be more commonly used to describe events, things and places. (joyous と joyful には大きな違いはないが、joyful は人が楽しいという状態を述べることに使われるのがより一般的で、joyous は一般的にイベント、物事、場所について述べるのに使われることがある。) 上記のグリーティングではどちらでもいいように思いますが、楽しいクリスマス、楽しいと感じるようなクリスマスぐらいの違いでしょうか。 また辞書には joyous の方が文語的と載っています。joyful な気分で joyous なホリデーシーズンを過ごしたいですね。
私が住んでいるアメリカ東部では、サッカーワールドカップがちょうどいい時間帯にライブで見れるのでついつい見てしまいます。 日本は本当に本当によくがんばりましたね。 最後は残念でしたけど、いい試合を何度も見れて感動しました。 サッカーも楽しく見ていますが、解説者の言葉の使い方にもつい反応してしまいます。 アメリカが負けた試合では、ハーフタイム前のオーストラリアのゴールに対して、punch が次のように使われていたように思います。 This is a punch to the gut for the U.S. (これはアメリカにとって大きな打撃だ。)punch in the gut とも言えるようで、in だったのか to だったのか思い出せませんが、どちらも使えるようで、意味は次のように載っています。 A powerful blow. A physical hit to the stomach. Typically, refers to an emotional or financial hit that would afford the same effect as a blow to the torso. (強烈な一撃。 お腹への一撃。 通常は感情的または金銭的な打撃で、胴体を殴打されるのと同じ影響を与えるようなもの。) また次のように gut punch も同じように使えるようです。 That goal at end of 1st half is absolute gut punch for U.S. (前半の最後のゴールはアメリカにとって完全な打撃だ。)punch to/in the gut, gut punch は、お腹を強打されるのと同じような精神的ショックという感じですね。 また、punch という語を使って次のように言うのもよく聞きます。 Croatia punched their ticket to the quarterfinals. (クロアチアは準々決勝に進んだ。)punch one's ticket は文字通り、「パンチでチケットに穴を開ける」 という意味がありますが、スポーツにおいて次のような意味でも使われます。 ensure one's progress to a further contest or tournament. (先のコンテストやトーナメントへ進むことを確かなものとする。) proceed、advance (前へ進む) ということですね。 入場券にパンチで穴を開けてもらって入場できるようなイメージしやすい表現ですね。 同じ punch でも精神的な打撃とは大違いですね。 Which teams will punch their ticket to the semifinals ? (どのチームが準決勝に進むのでしょうか。)
サッカーワールドカップを見ていると、解説者が convincing という語を次のように使っていました。 ~ did not have a convincing performance. (~は圧倒的に強いと言えるパーフォーマンスではなかった。) また、オンライン記事の中にも次のような文がありました。 Lionel Scaloni's team won with a convincing performance against the Socceroos. (リオネル スカロニのチームはオーストラリアチームに対して圧倒的なパーフォーマンスで勝利した。) オーストラリアチームのニックネームは soccer + kangaroo = Succeroo (s) でかわいいですね。convincing は、「説得力のある、人を納得させる、納得のいく」 のような意味がありますが、 次のような定義も載っています。 Showing clearly the excellence or superiority of a competitor (スポーツ競技などの選手が優れていること、優越さを明らかに示すこと) 「チームや選手などの勝利が圧倒的な」 ということです。 今日のフランスとポーランドの試合でも、次のように言えるように思います。 France won a convincing victory. (フランスは圧倒的な勝利を勝ち取った。)convincing はラテン語 con =with + vincere = conquer (征服する、勝つ) という成り立ちの語で、納得させるという意味になり、圧倒的な強さということになるのですね。 言われてみれば理解しやすいのですが、なかなか自分では思いつかない使い方だなあと思いました。
ニューヨーク Rockefeller Center の約 25 メートルの高さのクリスマスツリーのライトが点灯されたとテレビで伝えられていました。 いつもテレビで見るあの大きなきれいなツリーを一度はニューヨークに行って見てみたいなあと思ってしまいます。 NBC の Today という朝の番組の中で、この Lighting ceremony の映像があり、笑いながら次のように言っていました。 The lights were ①lit . We get ②lit . (ライトは点灯された。 人は酔っぱらう / 楽しい時間を過ごす。) 二つの lit を並べて使って、ちょっとした言葉遊びのようなものでおもしろいなあと思いました。 どちらの lit も、light (動詞) の過去形 / 過去分詞形ですが、意味は違います。 ① の lit は、「点灯する」 という意味です。light の過去形 / 過去分詞形には lighted もありますが、lit の方がよく使われるように思います。 ただ、形容詞的に使われる場合は lighted の方が普通のように思います。 例えば、クリスマスツリーが二つあり、一つはライトが点灯しているもの、もう一つは点灯していないもので、どちらが欲しいかと聞かれた場合、I want the lighted Christmas tree. と言えます。 しかし、副詞が付くと well-lit room (照明の行き届いた部屋) のように lit ですね。 そして、②の lit は、スラングで次のような意味があります。 intoxicated, exciting, excellent (酔って、わくわくした、優れた) 酔うと、顔の表情が明るくなるから lit なのでしょうか? そして、酔っぱらうとハッピーな気分になってうきうきする感じなのかもしれませんね。 でもドラッグでハイになる場合にも使える表現のようなので、このようなスラングは私たちが使うこともないのですが、意味は知っておいてもいいですね。 クリスマスのライトが点灯されて、人々は酔ったようにうきうきしているのかもしれません。