moral と morale
先日、アメリカの友人から heartwarming video というタイトルの動画がメールで送られてきました。
どんなものかと言うと、ある馬が病院や介護施設などを定期的に訪問して、病気の人やお年寄りに安らぎを与えるという映像です。
その動画のキャプションに次のような文がありました。
This helps boost morale and brings smiles to those who need it most.
(このことは、気力を高め、それを最も必要としている人たちに笑顔をもたらす。)
moral と言えば、日本語にもなっている モラルで、「道徳的な、教訓」などの意味がありますが、e が付いた morale の方は、あまり見かけないかもしれません。
morale は、「士気、意気込み、やる気、気力」などの意味があり、boost / improve the morale of the team (チームの士気を高める)のように使えます。
morale は、なんとなくフランス語の匂いがするので、仏和辞書を引いてみると、やっぱりそうでしたが、少し英語とは、ずれがあることが分かりました。
名詞で使う場合、次のように、見事に反対の意味になります。
英語 → moral (道徳)、 morale (士気)
フランス語 → moral (士気)、morale (道徳)
そして形容詞になると、英語は、moral のみですが、フランス語は、名詞や形容詞も性別により、moral /morale と変化します。
moral も morale も当然同源のラテン語 moralis = proper behavior of a person in society (社会においての人間の適切な行動)からの言葉で、ラテン語の mos は、「人の気質」を表すようで、mood のような語とも関連があるのではないかということが、語源辞書に書かれています。
英語の morale も18世紀ごろは、フランス語の影響で、「道徳的原則」のような意味で使われていたそうですが、19世紀になり、軍隊における "confidence" = 自信という意味で使われたということで、現在は、軍やチームの士気という意味で使われるようです。
英語の moral と morale は、フランス語と混乱して、現在のような意味に落ち着いているようですね。
どんなものかと言うと、ある馬が病院や介護施設などを定期的に訪問して、病気の人やお年寄りに安らぎを与えるという映像です。
その動画のキャプションに次のような文がありました。
This helps boost morale and brings smiles to those who need it most.
(このことは、気力を高め、それを最も必要としている人たちに笑顔をもたらす。)
moral と言えば、日本語にもなっている モラルで、「道徳的な、教訓」などの意味がありますが、e が付いた morale の方は、あまり見かけないかもしれません。
morale は、「士気、意気込み、やる気、気力」などの意味があり、boost / improve the morale of the team (チームの士気を高める)のように使えます。
morale は、なんとなくフランス語の匂いがするので、仏和辞書を引いてみると、やっぱりそうでしたが、少し英語とは、ずれがあることが分かりました。
名詞で使う場合、次のように、見事に反対の意味になります。
英語 → moral (道徳)、 morale (士気)
フランス語 → moral (士気)、morale (道徳)
そして形容詞になると、英語は、moral のみですが、フランス語は、名詞や形容詞も性別により、moral /morale と変化します。
moral も morale も当然同源のラテン語 moralis = proper behavior of a person in society (社会においての人間の適切な行動)からの言葉で、ラテン語の mos は、「人の気質」を表すようで、mood のような語とも関連があるのではないかということが、語源辞書に書かれています。
英語の morale も18世紀ごろは、フランス語の影響で、「道徳的原則」のような意味で使われていたそうですが、19世紀になり、軍隊における "confidence" = 自信という意味で使われたということで、現在は、軍やチームの士気という意味で使われるようです。
英語の moral と morale は、フランス語と混乱して、現在のような意味に落ち着いているようですね。
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