スーパーの陳列棚と通路の話
先日、夫が出かける前に、スーパーの前を通るので、帰りに何か買ってくるものはないかと聞くので、それなら、ちょうどお米5キロがセール中だったので頼みました。
スーパーで、セールの品物は、陳列棚の端のよく見えるところに置かれていることが多いですね。
私は、学生時代に一年ほど、あるメーカーから派遣されて、関西各地のスーパーやデパートで試食、試飲販売のアルバイトをしたことがあるのですが、そのときに、スーパーの陳列棚の端のことを、お店のマネージャーの方が、「エンド」とおっしゃっていて、棚の端なので、end なんだなあと思ったのを覚えています。
そこで、夫に、次のように言ってみました。
Sale stuffs are usually displayed on the end shelf, so the rice should be there.
(セール品は、普通、棚の端に陳列されているので、お米は、そこにあると思う。)
すると、夫は、陳列棚の端のスペースのことは、endcap / end cap と言うと教えてくれました。
疑うわけでもないのですが、調べてみると、確かにそのようにウィキペディアに載っています。
でも、end は、分かりますが、どうして、cap なのでしょうね。
夫は、長い棚の両端に、キャップをつけるようなものだと言うのですが、あまり納得できず、でも、実際にそう呼ぶそうなので素直に覚えた方がいいですね。
ただ、夫も学生時代に、ホームセンターのようなお店でアルバイトをしていたときに、お店の人が、endcap という言葉を使っていて覚えたそうで、日本のスーパー業界用語の 「エンド」 みたいなものかもしれませんね。
通常は、endcap という言葉を使わなくても、次のように言えばよいように思います。
Those are displayed at the end of the aisle number 7.
(それらは、通路7番の端に陳列されています。)
ところで、乗り物の座席の通路側も、aisle ですが、スーパーの棚と棚の間の通路も、aisle ですね。
aisle (アイル)は、スペルも発音も注意が必要な単語ですが、語源もまた複雑なものがあります。
aisle は、両側にある 「教会の側廊」 という意味があり、「翼」を意味するラテン語 ala、古フランス語 ele を語源としているようです。
現代のフランス語では、aile が 「翼」という意味です。
英語で、both sides of the aisle 「二大政党の両方」のように使われることもありますが、right wing / left wing (右翼、左翼)ということですね。
離れたもの、孤立したものという意味からか、中期英語で island (島)を表す ile にも影響されて、どういうわけか s が付き、ala→ele→ isle となります。
フランス語の aile や、英語の alley (狭い通り) との混乱もあり、a が付き、aisle と落ち着いたようです。
ついでに、今でも aisle と同音の isle (島)という単語があり、the British Isles (ブリテン諸島)などの地名や、詩などの文学上で使われるそうです。
今度、スーパーの通路を歩いたり、乗り物の通路側に座ったときには、この aisle の複雑な歴史を思い出してみるのもいいかもしれません。。
スーパーで、セールの品物は、陳列棚の端のよく見えるところに置かれていることが多いですね。
私は、学生時代に一年ほど、あるメーカーから派遣されて、関西各地のスーパーやデパートで試食、試飲販売のアルバイトをしたことがあるのですが、そのときに、スーパーの陳列棚の端のことを、お店のマネージャーの方が、「エンド」とおっしゃっていて、棚の端なので、end なんだなあと思ったのを覚えています。
そこで、夫に、次のように言ってみました。
Sale stuffs are usually displayed on the end shelf, so the rice should be there.
(セール品は、普通、棚の端に陳列されているので、お米は、そこにあると思う。)
すると、夫は、陳列棚の端のスペースのことは、endcap / end cap と言うと教えてくれました。
疑うわけでもないのですが、調べてみると、確かにそのようにウィキペディアに載っています。
でも、end は、分かりますが、どうして、cap なのでしょうね。
夫は、長い棚の両端に、キャップをつけるようなものだと言うのですが、あまり納得できず、でも、実際にそう呼ぶそうなので素直に覚えた方がいいですね。
ただ、夫も学生時代に、ホームセンターのようなお店でアルバイトをしていたときに、お店の人が、endcap という言葉を使っていて覚えたそうで、日本のスーパー業界用語の 「エンド」 みたいなものかもしれませんね。
通常は、endcap という言葉を使わなくても、次のように言えばよいように思います。
Those are displayed at the end of the aisle number 7.
(それらは、通路7番の端に陳列されています。)
ところで、乗り物の座席の通路側も、aisle ですが、スーパーの棚と棚の間の通路も、aisle ですね。
aisle (アイル)は、スペルも発音も注意が必要な単語ですが、語源もまた複雑なものがあります。
aisle は、両側にある 「教会の側廊」 という意味があり、「翼」を意味するラテン語 ala、古フランス語 ele を語源としているようです。
現代のフランス語では、aile が 「翼」という意味です。
英語で、both sides of the aisle 「二大政党の両方」のように使われることもありますが、right wing / left wing (右翼、左翼)ということですね。
離れたもの、孤立したものという意味からか、中期英語で island (島)を表す ile にも影響されて、どういうわけか s が付き、ala→ele→ isle となります。
フランス語の aile や、英語の alley (狭い通り) との混乱もあり、a が付き、aisle と落ち着いたようです。
ついでに、今でも aisle と同音の isle (島)という単語があり、the British Isles (ブリテン諸島)などの地名や、詩などの文学上で使われるそうです。
今度、スーパーの通路を歩いたり、乗り物の通路側に座ったときには、この aisle の複雑な歴史を思い出してみるのもいいかもしれません。。
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