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gender について

カリフォルニアの友人が、彼女の家の近所の小学校でリーディングのお手伝いのボランティアをしているのですが、彼女のクラスで、男の子なのに女の子の服装をして学校に来る生徒がいるそうです。

私の友人は、最初は、その生徒のことを、agender と表現していました。

agender は、a + gender で、a は、「否定」 を表し、gender 「性」 が無いという意味の言葉です。

以前に、否定の a について書いた記事があります→ こちらです。

agender は、no gender nongendered, genderless, genderfree, neutrois のようにも言われ、性が無い状態や中立的な性を表す言葉のようです。

その生徒は、自分が男なのか女なのか、しばらく分からない状態が続き、結局、女性として生きるということで、transgender であることを、母親が、学校に伝えたそうです。

この生徒のような transgender の場合は、代名詞を使う場合、She is.....のように、「彼女は、.....」 と言えますが、agender の場合はどのように言えばよいかと問題になるようです。

He でもなく、She でもなく、They での代用が多いようです。 また、agender の人のための特別の代名詞もできているようですが、実際どの程度使われているのかはよく分かりません。

いろいろな書類の性別の欄に、考えることなく女性の欄にマルをつけていましたが、そうできない人たちがいるのですね。

この生徒のように、小学校低学年で、transgender として生きる決断をするのがよいことなのか、もう少し様子を見てからでも遅くないのではと思ってしまいましたが、どうなのでしょう。。


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Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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