fc2ブログ

お酒の body

前回、crisp について書きましたが、お酒についても crisp が使えるようです。

お酒の味について、「キレがある」 という表現がありますが、これを英語で言うと、さまざまな言い方があるかと思いますが、crisp taste のようにも言えると思います。

crisp には、fresh (新鮮な)、refreshing (すっきりさせる)、firm (引き締まった) などの意味があり、キレとは、辞書に、「さらっとして後に残らない口あたり」 と載っています。

先日、友人家族と食事をした際に、二種類のお酒があり、一つ目は、コクのあるタイプで、二つ目がキレのあるタイプで、私はお酒を飲まないのですが、夫や友人の話を聞いていて、コクとキレについて考えてみました。

キレは、上記のように、crisp や light、sharp などとも言えるかもしれません。 

そして、コクは、辞書に、「濃厚な深みのあるうまみ」 と載っています。 コクは、①漢語の「酷」から、②形容詞「濃い」の連用形が名詞化したものからという説があるようです。 

「酷」は、「きびしい、程度がひどい」 という意味で使われますが、「穀物が熟すること」 を表した漢字のようで、程度がひどいというのも、酒のアルコール度が強い、酒の香りが強いということのようです。 よく見ると、「酒」にも、「酷」 にも 「酉」 が含まれていますね。 「酉」には、「果実が成熟の極限に達している」 という意味があるようです。

英語では、body という言葉が、コクに当たり、full-bodied (コクがある)と言うのをよく聞きます。

full-bodied に対して、medium-bodied、light-bodied という表現もあるようです。

full-bodied と同様に、rich、robust などもよく使われます。

full-bodied というと、ちょっと抽象的ですが、body を flavor と置き換えて、flavor や richness が、full だと考えれば、分かりやすいかなと思います。

コクがある(濃厚な深みがある)→full-bodied → フレーバーが豊か というところでしょうか。

とはいえ、「コクがあるのにキレがある」のような宣伝文句もあり、こうなると、もうどんな味なのか想像できません。。


スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

面白いです!

コクという言葉の語源に迫って考えるというのが素晴らしいと思います。「そもそも日本語の方をしっかりと捉えなければ、英語に訳すことはできないはず」ということですね。とても勉強になりました!

Re: 面白いです!

こんばんは。
すてきなコメントをありがとうございます。

英語について書いているつもりが、ついつい横道へそれて、深みにはまってしまいます(笑)

おっしゃる通りで、なんとなく知っている日本語を英語に訳そうとすると、難しいものがあり、そもそもこの日本語はどういう意味だろうと思うことがよくあります。そして、そこから次から次へと疑問がわいてきます。。

会話する時は適当に話してますけど、ふといろいろ考えると面白いものですね。。


お知らせ
プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

日本ブログ村に登録しています
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
ご訪問ありがとうございます。
リンク