salon と saloon
関西には、大阪と京都を結ぶ京阪電車という私鉄があります。
先日、京都へ行ったときに乗った二階建て特急の車両に、次のような名前が書かれていました。
Elegant Saloon 8000 Series Double Decker
saloon を見て、salon を思い出し、その違いを整理しておきたくなりました。
salon と言えば、beauty salon (美容室) を思い出します。 nail salon (ネイルサロン)もありますね。
beauty shop のようにも言えますが、salon を使う方が、ちょっと高級な上品な感じがします。
他には、18世紀ごろのフランス上流階級の社交会も salon です。 そしてそのような集まりに使った大邸宅の客間、大広間のことも salon です。
salon は、もちろんフランス語ですが、その英語化した形が、saloon で、最初は、どちらも同じように使われていたようですが、その後、少し使われ方が異なってきたようです。
saloon にも、「客船、ホテルなどの談話室、社交室、大広間」 などの意味があり、salon とも意味の上で重なることもあります。
19世紀ごろのアメリカでは、saloon は、「西部の酒場、バー」 を意味していたようで、仏和辞典を引くと、saloon は、「西部劇のバー」 と載っています。
また、billiard saloon (ビリヤード場)、dancing saloon (ダンスホール) のように、何かの目的に使われる広い場所という意味でも使えるようです。
そして、saloon car で、「特別客車」 という意味がありました。
私は、最初に、京阪電車の saloon という表現を見たときに、エレガントな客間をイメージした車両なら、salon でもよいのではと思ったのですが、電車や船などのスペースに使う場合は、saloon で表すようです。
まとめると、次のような感じかと思います。
- salon は、beauty salon (美容室)の意味で使われることが多く、shop や store の上品語である。
- salon も saloon も、大広間という意味があり、特に船や電車の中のものは、saloon と言う。
電車の内装を、西部劇に出てくるバーのようにすれば、まさに saloon car となりますね。。
先日、京都へ行ったときに乗った二階建て特急の車両に、次のような名前が書かれていました。
Elegant Saloon 8000 Series Double Decker
saloon を見て、salon を思い出し、その違いを整理しておきたくなりました。
salon と言えば、beauty salon (美容室) を思い出します。 nail salon (ネイルサロン)もありますね。
beauty shop のようにも言えますが、salon を使う方が、ちょっと高級な上品な感じがします。
他には、18世紀ごろのフランス上流階級の社交会も salon です。 そしてそのような集まりに使った大邸宅の客間、大広間のことも salon です。
salon は、もちろんフランス語ですが、その英語化した形が、saloon で、最初は、どちらも同じように使われていたようですが、その後、少し使われ方が異なってきたようです。
saloon にも、「客船、ホテルなどの談話室、社交室、大広間」 などの意味があり、salon とも意味の上で重なることもあります。
19世紀ごろのアメリカでは、saloon は、「西部の酒場、バー」 を意味していたようで、仏和辞典を引くと、saloon は、「西部劇のバー」 と載っています。
また、billiard saloon (ビリヤード場)、dancing saloon (ダンスホール) のように、何かの目的に使われる広い場所という意味でも使えるようです。
そして、saloon car で、「特別客車」 という意味がありました。
私は、最初に、京阪電車の saloon という表現を見たときに、エレガントな客間をイメージした車両なら、salon でもよいのではと思ったのですが、電車や船などのスペースに使う場合は、saloon で表すようです。
まとめると、次のような感じかと思います。
- salon は、beauty salon (美容室)の意味で使われることが多く、shop や store の上品語である。
- salon も saloon も、大広間という意味があり、特に船や電車の中のものは、saloon と言う。
電車の内装を、西部劇に出てくるバーのようにすれば、まさに saloon car となりますね。。
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