共通項
分数 2/3 を英語で言うと、 two thirds となり、分母は序数になりますね。
3つに分けた2つ分なので、thirds と s が付いています。 1/3 なら、a third または、one third となります。
数学用語で、「分子」 は、numerator、「分母」 は、denominator と言います。
日本語の分子、分母というのは、中国語から日本へ入ってきた言葉のようですね。
numerator は、number、denominator は、name (命名する)というのが語源のようです。 denominator を見ると、nominate (ノミネート)という単語も浮かび上がってきますね。
前置きが長くなりましたが、先日のオンライン記事の中で、英語について次のような文があり、その中で、common denominator が使われていました。
It's learned around the world by children in school as a foreign language and often becomes a common denominator between people of different nationalities when they meet while traveling, doing business or in other contexts.
(それ[= 英語] は、外国語として学校で子供たちが世界中で学び、異なる国籍の人々が旅行や仕事、また他の状況で出会ったときに、彼らにとっての共通項となることが多い。)
common denominator は、数学用語としては、「公分母」 と訳されますが、日本の数学の時間には、習わない言葉かもしれませんね。
公分母とは、「二つ以上の分数を通分したときの分母」 ということです。
ということは、最小公分母は、分母の最小公倍数ということですね。
2/3 と 1/5 の最小公分母は、15 ですね。
そして、上記の英文のように、common denominator のような数学用語が、「集団の各構成要素に共通すること、共通点、共通項」 という意味で比喩的に使われることがあるようです。
他の言語を話す人たちの中では、英語が共通の言語となるということですね。
公分母に共通項という意味があるということですが、考えてみると、日本語では、公約数や最大公約数という言葉も、比喩的に、「二つ以上のものに共通する部分」 という意味で使われることがありますね。
最大公約数的な考えということは言えても、最小公倍数的な考えとは言えないように思います。
ちょっと頭が混乱してきましたが、英語の公分母= common denominator と、日本語の公約数(最大公約数)的なという表現が、似ていますね。
最大公約数的なという意味のニュアンスとして、「どの立場からも妥協できる」 と説明しているサイトがありました。 そう考えると、英語が最大公約数的な言語と言えないこともないように思います。
英語では、common denominator が共通項ということで、最大公約数 = greatest common measure (GCM) には、そのような意味は含まれないようです。
同じような数学用語ですが、英語と日本語で、微妙に比喩の仕方が違うのが、おもしろいなあと思います。
3つに分けた2つ分なので、thirds と s が付いています。 1/3 なら、a third または、one third となります。
数学用語で、「分子」 は、numerator、「分母」 は、denominator と言います。
日本語の分子、分母というのは、中国語から日本へ入ってきた言葉のようですね。
numerator は、number、denominator は、name (命名する)というのが語源のようです。 denominator を見ると、nominate (ノミネート)という単語も浮かび上がってきますね。
前置きが長くなりましたが、先日のオンライン記事の中で、英語について次のような文があり、その中で、common denominator が使われていました。
It's learned around the world by children in school as a foreign language and often becomes a common denominator between people of different nationalities when they meet while traveling, doing business or in other contexts.
(それ[= 英語] は、外国語として学校で子供たちが世界中で学び、異なる国籍の人々が旅行や仕事、また他の状況で出会ったときに、彼らにとっての共通項となることが多い。)
common denominator は、数学用語としては、「公分母」 と訳されますが、日本の数学の時間には、習わない言葉かもしれませんね。
公分母とは、「二つ以上の分数を通分したときの分母」 ということです。
ということは、最小公分母は、分母の最小公倍数ということですね。
2/3 と 1/5 の最小公分母は、15 ですね。
そして、上記の英文のように、common denominator のような数学用語が、「集団の各構成要素に共通すること、共通点、共通項」 という意味で比喩的に使われることがあるようです。
他の言語を話す人たちの中では、英語が共通の言語となるということですね。
公分母に共通項という意味があるということですが、考えてみると、日本語では、公約数や最大公約数という言葉も、比喩的に、「二つ以上のものに共通する部分」 という意味で使われることがありますね。
最大公約数的な考えということは言えても、最小公倍数的な考えとは言えないように思います。
ちょっと頭が混乱してきましたが、英語の公分母= common denominator と、日本語の公約数(最大公約数)的なという表現が、似ていますね。
最大公約数的なという意味のニュアンスとして、「どの立場からも妥協できる」 と説明しているサイトがありました。 そう考えると、英語が最大公約数的な言語と言えないこともないように思います。
英語では、common denominator が共通項ということで、最大公約数 = greatest common measure (GCM) には、そのような意味は含まれないようです。
同じような数学用語ですが、英語と日本語で、微妙に比喩の仕方が違うのが、おもしろいなあと思います。
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