女たらし と 博愛主義者
前回、womanizer という言葉について書いているときに、もう一つ、女たらしという意味の philanderer という単語を思い出しました。
今、手元にないので、本の名前は分からないのですが、ネイティブ用のマスターすべき単語集のような本に、philanderer が載っていました。
そして、この philanderer を辞書で引くと、近くに、philanthropist (博愛主義者、慈善家) という単語が載っています。
同じように、phil で始まる語ですが、「女たらし」 と 「博愛主義者」 では、意味は大きく違いますね。
ここで、philo (母音の前は phil になる) が何を表すか想像できるかもしれませんが、philo / phil は、loving = 愛する ということです。
そして、philanderer は、 phil + andr (= man) ということで、loving of man (人を愛する)というのが本来の意味のようです。 でも、man と言うより、woman を意味することになり、女たらしということになってしまいました。
一方、philanthropist は、phil + anthropo(= human being、mankind = 人間、人類) で、全人類を愛する博愛主義者となります。
そう言えば、「人類学」 は、anthropology で、そのままですね。
philanderer と philanthropist の語源だけ読むと、さほど違わないように見えますが、出来上がった単語の意味は大きく違うのがおもしろいなあと思います。
philosophy (哲学)も、loving of knowledge (知識を愛する)ということですね。
philanderer、philanthropist、 philosophy など、さまざまな愛があるものですね。
今、手元にないので、本の名前は分からないのですが、ネイティブ用のマスターすべき単語集のような本に、philanderer が載っていました。
そして、この philanderer を辞書で引くと、近くに、philanthropist (博愛主義者、慈善家) という単語が載っています。
同じように、phil で始まる語ですが、「女たらし」 と 「博愛主義者」 では、意味は大きく違いますね。
ここで、philo (母音の前は phil になる) が何を表すか想像できるかもしれませんが、philo / phil は、loving = 愛する ということです。
そして、philanderer は、 phil + andr (= man) ということで、loving of man (人を愛する)というのが本来の意味のようです。 でも、man と言うより、woman を意味することになり、女たらしということになってしまいました。
一方、philanthropist は、phil + anthropo(= human being、mankind = 人間、人類) で、全人類を愛する博愛主義者となります。
そう言えば、「人類学」 は、anthropology で、そのままですね。
philanderer と philanthropist の語源だけ読むと、さほど違わないように見えますが、出来上がった単語の意味は大きく違うのがおもしろいなあと思います。
philosophy (哲学)も、loving of knowledge (知識を愛する)ということですね。
philanderer、philanthropist、 philosophy など、さまざまな愛があるものですね。
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