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厳しいアーミッシュ社会

ペンシルバニア州滞在中に、夫の友人家族を訪問して話していたときに、アーミッシュの話になりました。

アーミッシュと言えば、自給自足の生活をしていることで有名ですね。 

ドイツ系の移民の宗教団体ということで、ペンシルバニア州は、アーミッシュが多い地域のひとつのようです。

ウィキペディアには、次のような文が載っています。

The Amish are known for simple living, plain dress, and reluctance to adopt many conveniences of modern technology.

(アーミッシュは、簡素な生活、質素な服装、そして現代的なテクノロジーの多くの便利さを導入しようとしないことで知られています。)

洋服にボタンをつけることすら、よしとしない場合もあるそうで、私にはよく理解できません。

アーミッシュが、外の世界を見てしまったら、もう元の生活にもどりたくなくなるのではないかと、私が夫の友人に聞いてみると、そうなってしまう人たちもいるそうです。

ただそうなると、アーミッシュの家族とは縁を切るということになり、そのように絶縁することを表す shun という語があるそうです。

He was shunned by the Amish society.
(彼は、アーミッシュ社会から絶縁された。)  のように言えます。

shun は、言い換えると avoid something (何かを避ける)ということになりますが、次のような定義も載っています。

to ignore someone and not speak to that person because you cannot accept their behavior, beliefs, etc.
(行動や信仰などを受け入れることができないという理由で、その人を無視し話をしないこと)

質素に神に感謝して暮らすことはすばらしいことですが、アーミッシュの規律を守らないと家族にも会えなくなってしまうというのは、宗教に対する根本的な思いが違う私は理解に苦しんでしまいます。

アーミッシュのようにはとても暮らせませんが、ものを最後まで大事に使ったり、無駄を省いたり、自分なりに謙虚に暮らしていければなあと思いました。

せめて冷房の部屋に入りびたりになることなく、適度に汗を流したいものですね。


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No title

Yurikoyamaさん、こんにちは。

アーミッシュの人たちのことは映画などでも見たことがあります。
慎ましい生活で衣服は黒っぽい、ボタンもないものを着ている場面がありました。

私も若い人は特に外の華やかな世界を見てしまったら戻りたくないだろうと思いました。

ちょっと調べたら、16歳になったら俗世で暮らして、18歳になった時、アーミッシュに戻るかどうか選べるとありました。
その時が選択の試練になるのでしょうね。

素晴らしい生き方の部分もありますが、極端すぎると思う部分も感じます。

Re: No title

sara さん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

アーミッシュについては、私も映画で最初に知りました。
アメリカで暮らしていた時に、何度かアーミッシュのような服装をした人たちがスーパーで買い物をしているのを見かけたことがありました。
16才で外の生活を経験して、その上で選択することはできるのですね。

不自由な生活から学ぶことや日々感謝することを忘れないということはありますが、やっぱり極端すぎると私も思います。
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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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