ペンシルバニア州の地名から気づいたこと
アメリカのペンシルバニア州の州都は、Harrisburg です。
リンカーン大統領の演説で有名な Gettysburg や、アメリカ滞在中に Lewisburg という小さい町も通りました。
-burg が付く地名が多いなあ、ドイツ系の人が多い地域なのかなあと思い、同じように、Pittsburg と打ってみると、赤線が出てきてスペルチェックにひっかかります。
ピッツバーグは、Pittsburg だと信じていた私は、スペルチェックを無視しかけたのですが、念のために調べてみると、Pittsburgh だったのです。 語尾に h が付くとは初めて知りました。
でもまたどうして、burg と burgh があるのだろうと疑問に思って調べてみました。
French and Indian War (イギリス植民地軍対フランス軍+先住民)において、Pittsburgh は、イギリス軍によって占拠され、1758年に軍の将官から、イギリス人の政治家 Pitt に宛てた書簡の中で、彼の名前を地名にするということが書かれていたそうです。
そしてその将官はスコットランド人だったので、語尾が burgh となり、これをスコットランド人が発音すると、バラのようになります。
Pittsburgh は、ピッツバーグではなく、ピッツバラだったかもしれませんね。
スコットランドの Edinburgh は、日本語ではエジンバラですね。
そして、この スコットランド語の burgh が、英語の borough と同じ語源となるようです。
発音も似てますね。
旅行中に、夫の友人を訪ねるのに、ペンシルバニア州のインディアナという町にも行ったのですが、そこで、Borough of Indiana という看板を見て、borough という語がこんな風に使われているのが新鮮に思えました。
city of ~、town of ~、village of ~ という表現はありますが、borough of ~というのは、あまり見かけなかったように思います。
borough は、イギリスでは city のようなものですが、ニューヨークなどの大都市では「区」という意味で使われ、アラスカ州なら「郡」となり、上記の Borough of Indiana の borough は、「町」ぐらいの感じでしょうか。
ペンシルバニア州はイギリス植民地時代の歴史が残る地名が多いのかもしれません。
Pittsburgh の地名は、今のスペルに落ち着くまでに、他の burg が付いた地名との混乱もあり、Pittsburg とされた時代もあったようです。
burg は、「市、町」 ということですが、もともとは、fortress (要塞)という意味で、fortified town (要塞都市)ということで、戦争の跡を思わせる地名のようです。
ほんの小さな疑問から、アメリカの歴史まで深みにはまってしまいましたが、一つの地名からも学ぶことはたくさんあるものですね。
同じ意味の burg、burgh、borough が全部英語の中で使われており、英語の世界も複雑なものだと思いました。。
リンカーン大統領の演説で有名な Gettysburg や、アメリカ滞在中に Lewisburg という小さい町も通りました。
-burg が付く地名が多いなあ、ドイツ系の人が多い地域なのかなあと思い、同じように、Pittsburg と打ってみると、赤線が出てきてスペルチェックにひっかかります。
ピッツバーグは、Pittsburg だと信じていた私は、スペルチェックを無視しかけたのですが、念のために調べてみると、Pittsburgh だったのです。 語尾に h が付くとは初めて知りました。
でもまたどうして、burg と burgh があるのだろうと疑問に思って調べてみました。
French and Indian War (イギリス植民地軍対フランス軍+先住民)において、Pittsburgh は、イギリス軍によって占拠され、1758年に軍の将官から、イギリス人の政治家 Pitt に宛てた書簡の中で、彼の名前を地名にするということが書かれていたそうです。
そしてその将官はスコットランド人だったので、語尾が burgh となり、これをスコットランド人が発音すると、バラのようになります。
Pittsburgh は、ピッツバーグではなく、ピッツバラだったかもしれませんね。
スコットランドの Edinburgh は、日本語ではエジンバラですね。
そして、この スコットランド語の burgh が、英語の borough と同じ語源となるようです。
発音も似てますね。
旅行中に、夫の友人を訪ねるのに、ペンシルバニア州のインディアナという町にも行ったのですが、そこで、Borough of Indiana という看板を見て、borough という語がこんな風に使われているのが新鮮に思えました。
city of ~、town of ~、village of ~ という表現はありますが、borough of ~というのは、あまり見かけなかったように思います。
borough は、イギリスでは city のようなものですが、ニューヨークなどの大都市では「区」という意味で使われ、アラスカ州なら「郡」となり、上記の Borough of Indiana の borough は、「町」ぐらいの感じでしょうか。
ペンシルバニア州はイギリス植民地時代の歴史が残る地名が多いのかもしれません。
Pittsburgh の地名は、今のスペルに落ち着くまでに、他の burg が付いた地名との混乱もあり、Pittsburg とされた時代もあったようです。
burg は、「市、町」 ということですが、もともとは、fortress (要塞)という意味で、fortified town (要塞都市)ということで、戦争の跡を思わせる地名のようです。
ほんの小さな疑問から、アメリカの歴史まで深みにはまってしまいましたが、一つの地名からも学ぶことはたくさんあるものですね。
同じ意味の burg、burgh、borough が全部英語の中で使われており、英語の世界も複雑なものだと思いました。。
スポンサーサイト