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イグノーベル賞

日本人がイグノーベル賞を受賞したというニュースを見ました。

5歳の子どもに食べ物を吐き出させて1日に分泌する唾液の量を計算した千葉県の大学教授が「化学賞」を受賞したようです。

イグノーベル賞とは、人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績に対して与えられるノーベル賞のパロディーということのようです。

Ig Nobel ig は、in、im、il、ir などと同じように、否定を表す接頭辞です。

それぞれどんな単語があるか例を挙げると、incomplete、immature、illegal、irregular などがありますね。

では、否定の ig が付く語は何かと考えてもあまり思いつきません。

調べてみると、ignoble という単語があり、noble の反対ということですが、普段あまり見聞きする語ではないように思います。

Ig Nobel は、Nobel (ノーベル)ではないということと、ignoble (不名誉な、恥ずべき、下劣な)ということをかけ合わせたお遊びのようですね。

Ig Nobel を受賞した大学教授は、「極めて真面目に研究していたんですけど、、、」 とおっしゃっていましたが、子供が食べ物を噛んで、それを紙コップに吐き出させるというその方法が、ちょっと笑ってしまいますね。

本人が真面目に取り組んでいることが、他の人の笑いを誘ったりするものですね。 

ignoble という言葉自体は、よい印象の言葉ではないので、ちょっと失礼な感じもする Ig Nobel 賞ですが、Nobel との言葉遊びの中で使われているので、あまり考えすぎる必要もないのかもしれませんね。。


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No title

Yurikoyama様
 何度もお邪魔して済みません。
 又、又、映画のシナリオの琴なのですが、私が訳した2011年
 製作、George Clooney主演の映画:原題「Decendants」邦題
 「ファミリー・ツリー」で劇中、家族の問題(亡き妻の不貞や子供 達の学校での非行など)を抱えたClooney が独白している
 言葉で「A family seems exactly like an archipelago: All part of
the same whole but still separate and alone: and always
drifting slowly apart」拙訳:「家族というものは、全く群島に似て
 いる。それぞれは全体の一つの部分であるが、でも一つづつ
 別れそして常に緩やかに漂い、離れて行く。」
 舞台の場所となっているハワイ島やマウイ島などのハワイ諸島
 です。このハワイ諸島と自分の家族の有り様を照らした表現
 なのでしょうか。
 とても印象深い表現ですので、ご紹介しました。
 それでは、井戸川

Re: No title

井戸川さま

家族をarchipelago と照らし合わせた表現、すてきですね。
こんな風に、きれいに表現された文に出会うと、うれしくなります。
なるほど、家族とはそんなものかもしれませんね。

実はこの映画は見たのですが、さらっと見ていたのか印象に残っていませんでした。。
教えていただき、ありがとうございます。
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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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