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学習支援プログラム

息子の通う学校には、peer tutoring (ピアチュータリング) という学習支援プログラムがあります。

peer は、ラテン語 par = equal を語源とする言葉で、「同等の人、同僚」 などの意味がありますね。

peer 同士、つまり、生徒、学生同士が、教えたり、教えられたりするプログラムです。

指導する生徒は、tutor となり、指導を受ける生徒は、tutee です。 

学校の授業についていけない生徒がいると、先生が、指導できそうな生徒とペアをつくり、放課後に時間を決めて、週に1~2回、チュータリングの時間を持つということのようです。

同じ学年同士の場合もあれば、上級生が下級生を教えることもあるようです。

同じ生徒の立場から、重要なポイントをアドバイスしたり、お互いに親近感を持って学習できるようです。

peer tutoring について、次のように説明した文がありました。

Peer tutoring is the system of instruction in which learners help each other and learn by teaching.
(ピアチュータリングは、学習者がお互いに助け合い、教えることにより学ぶ教育システムである。)

教えることにより学ぶというのは、本当にその通りだと思います。

以前に、新聞か何かで読んだことがあるのですが、次のように書かれていたのを覚えています。

勉強するときに、一番効率がいいのは、「これを誰かに教えよう。」 と思うことだ。 

そうすることで、おもしろいし、頭に定着するというようなことだったと思います。 確かに教えようとすると、そのためにもっと勉強する必要が出てきて、知っていることをさらに深く考えるようになります。

私も、日々出会った言葉を、ノートにメモするだけでは、すぐに忘れてしまいますが、ブログに書くことにより、勉強になっています。

peer tutoring を通して、tutor も tutee も学習を深めて、成長していくことができれば、すばらしいことだと思います。


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こんにちは

いつもながら、とても参考になります。インプットしただけでは弱いですから、アウトプットする機会があるのは重要ですよね!

Re: こんにちは

こんばんは。
いつもありがとうございます。

そうですね。分かったつもりでいても、人に説明しようとすると、うまくできなくて、自分の理解があやふやなことに気づくことがあります。
アウトプットする機会があると、インプットしたことが整理できますよね。
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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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