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大嫌い

アメリカに住んでいたころ、よく見ていた料理番組で、バナナが嫌いで、絶対に食べないというシェフがいました。

最近読んだ彼女についての記事の中で、彼女がどれぐらいバナバが嫌いかというのを示すのに、「ひどく嫌う」 という意味の動詞が、いろいろ使われていました。

何かが嫌いだと言いたい時、普通に、I don't like ~ のように言えばよいですが、もう少し、嫌いだということをはっきり言いたい場合は、I hate ~ もありますね。

hate も、かなりきつい言葉ですが、さらにひどく嫌うという単語に、loathe があり、これも嫌いなことを強調したい時には、見聞きする言葉です。

バナナ嫌いのシェフなら、I loathe bananas. と言えます。

また、学校で嫌われている先生は、生徒に次のように言われるかもしれません。

He is the most loathed teacher at school.
(彼は、学校で一番嫌われている先生です。) 

loathe 以外には、abhor もあり、次のように abhor を説明している文がありました。

It is the strongest way in English to express hatred, even stronger than loathe.
(英語において、憎悪を表す最も強い方法で、loathe よりもさらに強い。)

英和辞書には、道徳上の理由から憎悪しているという説明文もあり、abhor も hate の強意語と言えます。

abhor all forms of terrorism (テロは何であれ憎悪し許せない。)のように、abhor は、もっと深刻なことに使われます。

バナナに abhor を使うというのは、誇張でもあり、かなりのバナナ嫌いということですね。

彼女は、bona fide banana hater とも書かれていました。

bona fide は、genuine (本物の)という意味のラテン語ですが、「正真正銘の」 と訳してもいいですね。

嫌うという意味の言葉だけではなく、どんな言葉でも、同じ表現ばかり使っていると、その言葉の意味が弱まる感じがしてしまい、さまざまな表現を使うことで、インパクトがあるように思います。

もちろん、hate を使いすぎることがないような暮らしをしたいものですね。

ちなみに、私は、hate を使うほど、嫌いな食べ物もないように思いますが、納豆、ブルーチーズ、ドリアン、うなぎなどが苦手で、嗅覚、視覚から食べたくないという食べず嫌いです。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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