fc2ブログ

ピンからキリまで?

息子の通う学校では、海外からの生徒を数日間ホームステイとして受け入れるボランティアがあり、我が家も一度経験があります。

このホームステイで受け入れる生徒について、友人と話していた時に、生徒の中には、非常に感じのよい生徒から、とても無作法な生徒までいろいろいるということを聞きました。

次のように表現していて、おもしろいなあと思いました。

There are students from the cream of the crop to the bottom of the barrel.
(最高によい生徒たちから、最低な生徒たちがいる。)

the cream of the crop は、「最もすぐれた人、最高のもの」 という意味があり、以前にも、cream について書いた記事があります。→(ご参考)cream についての記事

the bottom of the barrel は、the cream of the crop に対する表現なので、意味を想像することはできましたが、このように使われることは知りませんでした。

barrel (樽)の bottom (底) ということで、ワイン樽の底に残った沈殿物のようなものを想像してしまいますが、the bottom of the barrel には、「底辺層の人たち」 という意味があるようです。

scrape the bottom of the barrel (残ったものや人をやむを得ず使う、残された最後の手段を使う)という慣用句もあるようで、次のような例文がありました。

We scraped the bottom of the barrel by delegating him to the meeting.
(他に誰もいなかったので、仕方なく彼を代表としてその会議に出席させた。)

底辺層の人を仕方なく使うという感じですね。

from the cream of the crop to the bottom of the barrel という言い方を聞きながら、「ピンからキリまで」 に近い表現だなあと思いました。

The students range from the best to the worst. (最高の生徒から最悪の生徒まで幅がある。) とも言い換えられますね。

the cream of the crop と the bottom of the barrel は、対で覚えるといいですね。


スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

Yurikoyamaさん、こんばんは。

とても興味深い表現ですね。

でも、難しいですね。

慣用句として覚えておいた方がわかりやすいですね。

Re: No title

sara さん、こんばんは。
いつもありがとうございます。

そうですね。
こういう慣用句は、出てきた時に、覚えていくしかないですよね。
いろいろな表現の幅が広がることはいいですよね。
お知らせ
プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

日本ブログ村に登録しています
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
ご訪問ありがとうございます。
リンク