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chiefs について考える

アメリカンフットボールのスーパーボウルを、BSチャンネルで見ました。

私は用事をしながら、ちらちらと見ていただけですが、いい試合だったようで、夫は楽しんでおりました。

Kansas の Chiefs が、San Francisco の 49ers に勝利し、50年ぶりに優勝しました。

Chiefs のQB(クォーターバック)のマホームズは、私たちがテキサスで住んでいた時、近所にあったテキサス工科大学のアメリカンフットボールチームに所属していたのですが、大学を中退してプロへ行った選手で、どこでプレーしていても、全米で一位になれるものだと、感動しました。

と、前置きが長くなりましたが、私が気になったのは、チームの名前である Chiefs です。

chief の複数形は、chieves ではなく、chiefs です。

leaf の複数形は、leaves ですし、wolf は、wolves ですね。

不規則なので、覚えるしかないと言ってしまえばそれまでですが、ちょっと気になったので調べてみました。

f で終わる単語の複数形は、3種類あるようです。

① f が ves に変化するもの → thief (thieves)、leaf (leaves)、wolf (wolves)

② f が、ves でも fs でもよいもの → dwarf (dwarfs、dwarves)、roof (roofs、rooves)

③ fs になるもの → chief (chiefs)、belief (beliefs)、cliff (cliffs)

chief の語源を見ると、古フランス語の chief で、現代フランス語では、chef に当たります。

chef は、英語では 「料理人」 のことですが、フランス語では、英語の chief に当たり、「集団、組織などの長、頭(かしら)」 ということで、ラテン語 caput = head に遡ります。

フランス語の名詞の複数形は、s を付けることが多いので、その影響もあるのでしょうか。

でも③グループの名詞が、全てフランス語系の単語ではありませんし、一概にはそう言えません。

belief (beliefs) は、動詞の believe に s が付く形 believes もあるので、混乱を避けるということもあるのかもしれませんがどうなのでしょう。

①グループは、古英語の単数、複数が基になっているようです。

②グループは、発音は ves となり、書く場合には、fs とする場合もあるようです。

なかなか複雑なものですが、単語の成り立ちや歴史を見ることで、説明できることもあるようです。


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No title

Yurikoyamaさん、こんにちは。

複数形は難しいですね。

fで終わる単語の複数形は3種類あるのですね。

また、fに限らず、複数でもそのままの形だったり、時々迷って辞書で調べてから書くようにしています。

Re: No title

sara さん、こんばんは。
いつもありがとうございます。

不規則の複数形は、学校ではただ覚えるように言われましたね。
いろいろな種類があるので、難しいですよね。
私もよく辞書で確認しますよ。
英語の歴史を調べると、なぜそういう形になるのか理解できることもあるようで、もっと詳しく調べたいなあと思います。
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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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