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相反することわざ

新聞に、大阪の公立高校の入試問題が載っていたので、ざっと目を通していました。

英語の問題の中に、二つのことわざを比べて、自分にとってどちらがより説得力があるか、その理由や自分の意見を英語で書くというものがあり、ちょっと考えてみました。

下記はそのことわざです。

① Nothing ventured, nothing gained.

= One must take risks to achieve something
(何かを達成するには、危険を冒さないといけない。)

② Better safe than sorry.

= It is better to act cautiously beforehand than to suffer afterward.
(後で苦しむよりも、前もって慎重に行動する方がよい。)

これらは、どちらもよく聞くことわざですが、二つ並べてみると、相反しているように見えますね。

自分はどちらだろうかと考えてみたのですが、どちらも一理ありますね。

自分の夢や将来のことなどを考える場合は、①の冒険が必要なこともありますし、コロナウイルスのような病気や危険な災害などを考える場合は、②でしょうし、①と②では、使う状況が違うように思いました。

次のような例文もありました。

Go ahead, apply for the job. You know what they say — nothing ventured, nothing gained.
(さあ、その仕事に応募したらいい。危険を冒さないと何も得られないと言うじゃないか。)

Make sure you take an umbrella I know it's sunny now, but better safe than sorry.
(かさを忘れないように持って行って。 今は晴れているのは分かっているけど、後で困るよりいいよ。)

やっぱり、この二つのことわざは、使う状況が違うので、どちらが説得力があるというものでもないように思いました。

でも、この入試問題は、英語で自分の意見を述べるということのようなので、正しい文法やスペルで書くことができれば、それでよいのかもしれません。

この二つのことわざ以外にも、相反する表現がよくあるように思います。

例えば、次のような場合です。

Opposite attracts.
(正反対同士は引き合う。)

Birds of the same feather flock together.
(同じ羽の鳥は群をなす→類は友を呼ぶ)

出る杭は打たれると言う場合もあれば、出ないと打たれる場合もあります。

物事に絶対ということはないということなのでしょうね。。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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