なぜ push back が延期なのだろう
前回、postpone と defer について書きましたが、「延期する」 という意味で、次のような表現もありました。
Tokyo Olympics pushed back to 2021
(東京オリンピック、2021年に延期される)
push back もよく耳にしていた言い方なのですが、よく考えてみると、ちょっと混乱してしまいました。
2021年は、2020年よりも先なのに、back に push するというのもおかしな話で、push forward の方がよいのではと思ってしまいました。
push back の定義は次のように載っています。
to make the time or date of a meeting, etc. later than originally planned
(会合などの日にち、または時間を、当初に計画したよりも遅くすること)
時間的に later = 遅くなる → 先送り、延期と理解できますが、back がどうもしっくりこないのです。
back なので、当初の予定よりも後になるように感じてしまうのですが、push back で、延期するという意味になるのはどうしてなのでしょう。
back というのは、方向や距離を表す語で、当初の予定から距離が遠くなる、離れる → push (further) back = 延期するということのようです。
反対は、当初の予定よりも距離が近くなる → bring / push forward = 前倒しにする、早めるとなります。
ややこしいのは、時間的に go back というと、earlier = それ以前のとなるところです。
距離を表す語 back で、時間を表しているので、時間が前なのか後なのか悩んでしまうわけですね。
まとめると次のようになるかと思います。
push back の back は、当初の時間から away = 離れているということで、later time → 延期する
今、気づきましたが、日本語でも、後ですると言う場合、先のことですね。
考え出すと、後や先といった日本語も調べてみたくなりますが、今日はこのへんにしたいと思います。
言葉というのは、複雑ですが、おもしろいものです。。
Tokyo Olympics pushed back to 2021
(東京オリンピック、2021年に延期される)
push back もよく耳にしていた言い方なのですが、よく考えてみると、ちょっと混乱してしまいました。
2021年は、2020年よりも先なのに、back に push するというのもおかしな話で、push forward の方がよいのではと思ってしまいました。
push back の定義は次のように載っています。
to make the time or date of a meeting, etc. later than originally planned
(会合などの日にち、または時間を、当初に計画したよりも遅くすること)
時間的に later = 遅くなる → 先送り、延期と理解できますが、back がどうもしっくりこないのです。
back なので、当初の予定よりも後になるように感じてしまうのですが、push back で、延期するという意味になるのはどうしてなのでしょう。
back というのは、方向や距離を表す語で、当初の予定から距離が遠くなる、離れる → push (further) back = 延期するということのようです。
反対は、当初の予定よりも距離が近くなる → bring / push forward = 前倒しにする、早めるとなります。
ややこしいのは、時間的に go back というと、earlier = それ以前のとなるところです。
距離を表す語 back で、時間を表しているので、時間が前なのか後なのか悩んでしまうわけですね。
まとめると次のようになるかと思います。
push back の back は、当初の時間から away = 離れているということで、later time → 延期する
今、気づきましたが、日本語でも、後ですると言う場合、先のことですね。
考え出すと、後や先といった日本語も調べてみたくなりますが、今日はこのへんにしたいと思います。
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