恥ずかしいだけではない embarrassing
人前で、簡単な漢字を思い出せなくて恥ずかしい思いをする場合は、次のように言うかもしれません。
How embarrassing I could not remember such a simple kanji !
(そんな簡単な漢字を覚えていないなんて、なんと恥ずかしいことか。)
embarrassing は、shameful (恥ずべき)、humiliating (屈辱的な、恥をかかせるような、不面目な) のような意味がありますが、先日読んでいた本の中で、 「恥ずかしい気持ちにさせる」 という意味からちょっとずれた使い方を見つけました。
「翻訳夜話」 という新書で、翻訳者でもある村上春樹さんと柴田元幸さん(東京大学教授)の対談ですが、翻訳のサンプルとして、実際の英文とその翻訳も載っています。
下記の文に、次のような訳がついていました。
To tell the truth, I found it rather embarrassing.
(正直に言わせていただければ、それは僕にとってはむしろ迷惑なことだった。)
「迷惑な」 と訳されている embarrassing という語について、考えてしまいました。
embarrass は、bar (障害物)を、em (中に)置くというのが原義だと載っていて、block (遮る) ということのようです。
フランス語では、embarrasser は、「困惑させる、じゃまになる」 などの意味が載っています。
障害物を置かれて、まごつく、困惑するということから、人を心地よくない状態にする、恥ずかしい気持ちにするという意味も出てくるわけですね。
embarrassing に、「まごつかせる、やっかいな」 という意味があり、上記の 「迷惑な」 という訳も、すっきり理解できます。
ところで、漢字を度忘れして恥ずかしい思いをする場合、記憶が block されているわけですが、まさに、embarrassing ということでしょうか。。
How embarrassing I could not remember such a simple kanji !
(そんな簡単な漢字を覚えていないなんて、なんと恥ずかしいことか。)
embarrassing は、shameful (恥ずべき)、humiliating (屈辱的な、恥をかかせるような、不面目な) のような意味がありますが、先日読んでいた本の中で、 「恥ずかしい気持ちにさせる」 という意味からちょっとずれた使い方を見つけました。
「翻訳夜話」 という新書で、翻訳者でもある村上春樹さんと柴田元幸さん(東京大学教授)の対談ですが、翻訳のサンプルとして、実際の英文とその翻訳も載っています。
下記の文に、次のような訳がついていました。
To tell the truth, I found it rather embarrassing.
(正直に言わせていただければ、それは僕にとってはむしろ迷惑なことだった。)
「迷惑な」 と訳されている embarrassing という語について、考えてしまいました。
embarrass は、bar (障害物)を、em (中に)置くというのが原義だと載っていて、block (遮る) ということのようです。
フランス語では、embarrasser は、「困惑させる、じゃまになる」 などの意味が載っています。
障害物を置かれて、まごつく、困惑するということから、人を心地よくない状態にする、恥ずかしい気持ちにするという意味も出てくるわけですね。
embarrassing に、「まごつかせる、やっかいな」 という意味があり、上記の 「迷惑な」 という訳も、すっきり理解できます。
ところで、漢字を度忘れして恥ずかしい思いをする場合、記憶が block されているわけですが、まさに、embarrassing ということでしょうか。。
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