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骨組み

息子が卒業するにあたっての課題として作文を書いていたので、進み具合を聞いてみたら、次のような返事が返ってきました。

I got the skeleton of the composition.
(作文の概略はできた。)

言おうとしていることは分かるのですが、skeleton と聞くと、私の頭の中では、ハロウィーンのコスチュームや、理科の実験室に置いてある 「骸骨」 が浮かんでしまい、ちょっとドキッとしてしまいます。

辞書を見てみると、「動物や人間の体を支えるための骨格、骸骨」 という意味以外に、次のような定義が含まれています。

the most basic form or structure of something
(何かの最も基本の形または骨組み)

日本語でも、物事の 「骨組み、骨格」 と言いますが、skeleton は、そのもの過ぎるような感じがしてしまいます。

skeleton を使わずに、次のようにも言えますね。

I got the basic outline of the composition.

outline は、「概略」 という意味でも使われますが、もともとは、物の周囲を形作っている線 = 輪郭ということですね。

outline は、外側から詰めていく、skeleton は、内側の基本構造という感じでしょうか。

もうひとつ、framework (枠組み、骨組み)という語もありましたね。

framework は、the initial structure of a building (建物の最初の骨組み)という意味から、こちらも比喩的に使えます。

次のような定義も載っています。

a system of rules, ideas, or beliefs that is used to plan or decide something
(何かを計画したり決定するために使われる規則、考え、信念の制度)

The U.S. Constitution established a broad framework of government.
(アメリカ合衆国憲法は、政府の大まかな枠組みを制定した。)

また、skeleton framework (概略構成)のような表現もありました。

skeleton が骨格そのもので、それを組み立てたものが framework (構成、構造、体制)とも考えられるのでしょうか。

ところで、skeleton は、ギリシャ語 skeletos = dried-up (乾ききった)という意味の語だそうで、乾ききって骸骨のようになってしまったというイメージなのでしょうね。 

skeleton は、語源的には、骨組み、概略というよりも、ミイラのような感じですね。

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No title

Yurikoyamaさん、こんばんは。

進み具合などの質問に概略はできたと答えるのに、skeletonを使うのですか?

outline や framework の方が私にはわかりやすいですね。
でも、skeleton が使えたら、英語に通な感じですね。

No title

日本語の「スケルトン」には、「中身が見えるような、透明・半透明なもの」というような意味合いがあるため、日本語を母語とする人にとって「skeleton」を「概略」の意味合いで使いこなすのは、結構ハードルがあるように感じます。

この透明の意味合いは、英語にはないこと、透明・半透明というカタカナの「スケルトン」は、和製英語であったことを改めて認識した次第です。

「透ける」(すける)→「スケルトン」が透明・半透明の意味をも持つようになった、との説もあるようですが、興味深いですね・・・

面白いテーマを出していただき、ありがとうございました。

Re: No title

sara さん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

概略、概要などの意味で、skeleton を使うのは、ちょっと違和感ありますよね。
皆が使うという感じでもないのかもしれませんが、言われてみると、理解はできて、おもしろい使い方ですね。

私だったら、outline / basic idea of the composition などと言ってしまいます。。

Re: No title

アナコーテスさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

スケルトンに透明という意味があるのは、知りませんでした。
透けるからスケルトンとは、おもしろいですねぇ。

少し調べてみたのですが、skeleton watch のように英語でも使われるようですね。 時計の中のパーツが見えるように文字盤が透明になっていますね。

これは、skeleton が透明というより、時計の中の skeleton が見えるということなのでしょうね。

skeletonized watch のような使われ方もあれば、skeletonized body (白骨化死体)もあって、なかなか興味深いですね。

こちらこそ、勉強になりました。ありがとうございます!

No title

「skeleton watch」の由来は、「肋骨越しに時計の内臓を見ている」ことになぞらえて命名されたようですね。

そういう意味では、言われるとおり、「透明」ということからではなく、本来は「translucent watch」と呼ばれるべきものなのかもしれません。

確かに時計の内部の動きが見える、というのは、機械もの好きにとっては、「売り」になるため、「スケルトン時計」が流行ってきたのかもしれません・・・。

英語の「skeleton」には、「透明・半透明」というニュアンスがあるかどうか旦那さんか息子さんに尋ねてみても面白いかもしれませんね。(恐らくないような気がしますが)

ちなみに、「旦那」が「ドナー」と同じ語源であることを最近知り、おもしろいな、と思いました。

Re: No title

アナコーテスさん、こんばんは。
何度もありがとうございます!

そうですか。「肋骨越しに時計の内臓を見ている」という発想なのですね。

skeleton watch と命名されたものを見た人が、透明な時計だと感じたのでしょうね。
見方が違うのがおもしろいですね。

そのまま see through watch とも言えますね。。でも skeleton watch の方がインパクトがあっていいのかもしれませんね。

夫に聞くと、やっぱり skeleton が透明というニュアンスは感じないようです。

そうそう、旦那とドナーの件、何かで読んだことがあったような、最近テレビでも聞いたような気がします。。
フランス語の give は donnerです。
サンスクリット語とラテン語の関係なども調べるとおもしろいでしょうね。

言葉の旅をするのは楽しいですね!

No title

ありがとうございます。
やはり、「skeleton」には、透明というニュアンスは、ないんですね。
チョットついでに調べてみると、「skeleton key」とう表現に出会いました。「合鍵」のことを言うんですね。Googleで画像を検索してみると日本の合鍵のイメージとは違って、骸骨のような合鍵の画像がたくさん出てきます。これであれば、「skeleton key」と言ってもおかしくないな、と妙に納得した次第です。

逆に日本に居住している英語圏の方に「skeleton key」と言ってもピンと来るのかどうか興味深いところです。

ちなみに、今日は上野の国立科学博物館でたくさんの恐竜の骨を見て感動してきました。

Re: No title

アナコーテスさん、こんばんは。
たびたびありがとうございます。

skeleton key もあったのですね。
これは、master key ということのようですね。
ホテルなどの、親鍵ということになるのでしょうか。
ウィキペディアに、The term derives from the fact that the key has been reduced to its essential parts.とありました。鍵のギザギザになった部分が取り除かれた形の鍵ということのようですね。

自分の家の合鍵の場合は、duplicate key や spare key と言うように思いますがどうなのでしょう。

恐竜の骨ですか。遠い昔を思って感動するでしょうね。
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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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