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悪筆

日本語でも英語でも、読みやすくてきれいな字が書けると、書いた人の印象がよくなりますね。

手書きの英語の手紙をもらっても、とても読みづらい字を書く人もいます。

下手な字のことを、日本語では、「ミミズが這ったような字」 などと言いますね。

英語ではどうなのか考えたこともなかったのですが、先日読んでいた新聞の中で、次のような表現を見つけました。

........ my friend wrote, his chicken scratch still familiar from our days in grade school.
(小学校で一緒に過ごしたころからよく知っている今でも汚い字で、私の友人は書いた。)

chicken scratch は、「鶏が引っかいた足跡のような筆跡」 ということで、「ひどい悪筆」 という意味になるようです。

通常、字が汚いと言う場合は、I have a very bad handwriting. と言えばいいですね。

handwriting は、「筆跡」 ですね。

chicken scratch と言うと、読めないほどのかなりの悪筆という感じなのでしょう。

また、「文字などが読みにくい、判読できない」 というのは、illegible という語があります。

His letter was totally illegible.
(彼の手紙は、全く判読できなかった。)

(手紙の)文字が判読できないというのが、illegible です。

また、(手紙の)内容がおもしろくない、難しすぎるなどの理由があって、読みにくいと言いたい場合は、unreadable という語もあります。

でも、unreadable も、illegible の意味で使う場合もあるようです。

コロナ禍で、仕事や学校がオンラインで行われる中、人とのコミュニケーションには、コンピュータやスマホから、ほんのひととき離れて、手書きの手紙を書くのもいいものだということが、記事に書かれていました。

snail mail のゆっくりしたリズムもいいものかもしれませんね。

きれいな字が書けないとしても、読める = legible 字は、書きたいものですね。


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No title

文字が綺麗で読みやすいとほっとします。

まだ独身の頃、父の習字教室を手伝ったことがありました。
教える資格を持っていても今では実力が伴わず、
あのまま続けていたら良かったのにと時々思います。

4年前にパソ画の個展を開催したときに住所と感想を書いてくださった方の中に達筆過ぎて読み取れずにお礼状が出せない人が一人いたことを想い出しました。その方は草書で書いていました。
達筆過ぎてもillegible に入るのですね。




Re: No title

Keiko さん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

Keiko さんは、字もお上手なのですね。
芸術家ご一家でいいですね。

確かに、達筆すぎて読めない場合がありますよね。
私も、小学生から高校二年までお習字を習い、楷書、行書から、篆書まで習いましたが、すっかり忘れてしまっています。

達筆すぎると、芸術としては、すばらしいですけど、コミュニケーション的には、illegible となってしまいますね。

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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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