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ちょっとしたこと

神経科学者が resilience (回復力) や mental strength (精神力) を強化するために実践していることについて書かれた記事を読みました。

その中のひとつに、自分自身へポジティブな言葉をつぶやくことが挙げられていました。
「よくがんばったね。」 と自分自身に言ってあげることも大事ですね。

でも、すぐに自分を責めてしまうような人は、そうすることが難しいという次のような文がありました。

This can be difficult for those of us who automatically beat ourselves up at the drop of a hat.
(こういうことは、ちょっとしたことで、すぐに自分を責めてしまうような人には、難しいかもしれない。)

at the drop of a hat という慣用句には次のような定義が載っています。

With little provocation
(ちょっとした刺激、挑発で)

Immediately without hesitation
(すぐに、ためらわずに)

at the drop of a hat というのは、帽子を落とすということですが、これはアメリカ西部で戦いの始まりの合図にそうしたことによるという説があるようです。

合図一つですぐに行うということなのですね。

He made a speech at the drop of a hat.
(彼は即座にスピーチをした。)

I can always depend on my dad. He is always there at the drop of a hat.
(私はいつも父を当てにすることができる。 いつもすぐにそこにいてくれるから。)

これらは、「すぐに」 という意味で使われていますね。

fight at the drop of a hat は、どうでしょう。

「合図によってすぐに戦い始める」 ということから、帽子を落とすようなちょっとしたことで戦ってしまうという 「けんか早い」 というニュアンスも出てくるようです。

He changes his mind at the drop of a hat.
(彼はちょっとしたことですぐに気が変わる。)  気まぐれだということですね。

at the drop of a hat は、「すぐに」 という意味と 「ちょっとしたことで~する」 という意味で使えそうですね。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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