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ハーフパイプ競技の高さ

北京オリンピックでスノーボードハーフパイプ競技を見ていると、amplitude という語がよく出てきます。

見ていると、amplitude とは、基本的には height (高さ) のことだと分かります。

Shaun White shows off amplitude.
(ショーン ホワイトは高さを見せつける。)

競技の採点基準のひとつとしての amplitude は、the height the riders reach during the runs (滑走中にライダーが達する高さ) ということのようです。

height ではなく amplitude というちょっとかっこいい響きの語を使うのですね。

amplitude と聞くと、amplifier (拡声器)も思い出しますが、ample とは、「広大な、十分な」 という意味ですね。

一般的な amplitude の定義は、次のように載っています。

the state or quality of being ample, especially as to breadth or width; largeness; greatness of extent.
(状態や質が十分であること、特に広がり、幅広さ、大きさ、広大さの程度について言う。)

スノーボードやスキーの高さについて表現するのに、単に height という語ではカバーできないものがあるのかもしれませんね。

また、altitude も 「高さ」 を表す語ですが、ここで使うのには適していないのでしょうね。

金メダルを獲得した平野歩夢選手の難易度の高い技や amplitude には感動しました。


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波のような高低の動きが繰り返される動作で、一番高い位置と一番低い位置の差をamplitudeという語で表現したのだと思います。振れ幅というニュアンスですかね。
heightは静的、固定的、amplitudeは動的、波動的
に感じますが、いかがでしょうか。
でも、オリンピックのオメガの計測では、heightという語で記録を表示してましたね。
なお、amplitudeの語は、電気工学・物理学ではごく普通の言葉です。

Re: タイトルなし

morichan さんのコメントを読ませていただいて、なるほどと納得しました。
heightは静的、固定的、amplitudeは動的、波動的ということなのですね。
物理や数学の波のようなグラフとハーフパイプ競技の動きに共通点が見えてきました。

オリンピックのオメガの計測では、heightという語で記録を表示されていたということですが、動きのある amplitude の中のピーク点が height なのでしょうか。

おかげさまで何となくイメージはつかめました。 ありがとうございました!!
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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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