fc2ブログ

かわいいキャベツ

愛情を示す呼びかけ語として honey や sweetheart などがあるのはよく知られています。

また、お母さんが子供に、pumpkin と呼んでいるのも聞いたことがあります。

pumpkin はパイを作ったり甘くてかわいい感じがするので、それほど違和感がなかったのですが、cabbage はどうでしょう。

今、私が読んでいる本 The dictionary of lost words の中で、子供への呼びかけ語として、cabbage が下記のように使われると載っています。

この本は事実を含んだオックスフォード辞書についての歴史小説で、たまたま空港の書店で見つけてメモしておいて、図書館で借りて読んでいます。

Come here, my little cabbage, and give me a hug.
(かわいい子、ここに来てハグしてちょうだい。)

夫も pumpkin は聞いたことがあるけれど cabbage は聞いたことがないと言うので、イギリス英語なのでしょうね?

それにしても、cabbage は甘いかわいい感じではないように思い、どうしてキャベツなのだろうと思い調べてみると、フランス語 mon chou (私のキャベツ = かわいい人)と関係するようです。

シュークリームのシューはフランス語の chou で、キャベツの形をしていますね。

シュークリームという言葉は、英語の cream puff と フランス語の chou à la crème を組み合わせたのでしょうね。

ということで my little cabbage というのも甘いお菓子のイメージなのだと分かって納得しました。

アメリカでは sweetie pie という呼びかけ語はよく聞きますが、そのようなものかもしれませんね。


スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

Yurikoyamaさん、こんばんは。

cabbageが可愛い子というのは、ちょっと想像できないですね。

フランス語から来ているのですね。

日本語も難しいけれど、英語もいろいろな使い方や意味があって、どこの国の言葉も難しいと感じますね。

Re: No title

sara さん、こんにちは。
いつもコメントをありがとうございます。

そうですよね。どうしてキャベツ?と思いますよね。
それぞれの国で、いろいろな言葉の使い方があって難しいですけどおもしろいですね。
イギリス英語では、cabbage は植物状態の人間という意味もあるようで、かわいいだけではないようです。
やっぱり難しいですね。
大根役者なんていう言葉も外国人には難しいでしょうね(笑)
お知らせ
プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

日本ブログ村に登録しています
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
ご訪問ありがとうございます。
リンク