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town and gown とは?

先週 Central Pennsylvania Festival of the Arts というアートフェスティバルに行ってきました。

我が家から1時間半ほどのところにあるPenn State University のキャンパスでたくさんのブースが出ていて、絵画、セラミックス、ジュエリー、デジタルアートなど様々なジャンルの作品が展示販売されていて目の保養になりました。

日本人のアーティストも何人かおられました。

そのアートフェスティバルの公式プログラムガイドの表紙に次のように書いてありました。

2022 Town & Gown's official program guide

ちょうど読み終えたばかりの The dictionary of lost words という本の中でも、このtown and gown という表現があったので意味は分かっていたのですが、実際の日常でも使われる表現なんだと確認できました。

本の中では、イギリスのオックスフォードで、大学関係者をgown、一般住民を town としていて、主人公の女性が、自分は一体どっちなんだろうと考えている場面がありました。

town and gown というのは、 オックスフォードのように 「大学のある都市の一般住民と大学関係者」 という意味です。

中世ヨーロッパの大学では、学生たちはガウンを着ていたためにそのまま、gown というわけですね。

town and gown と韻を踏んで軽快な響きの表現ですが、 中世のころは大学側と一般住民側で対立もあったようで、現在でもキャンパスとそのコミュニティの間で問題がないこともないのかもしれません。

上記のアートプログラムは一般住民及び大学関係者のためのものということで都市の皆で楽しもうという明るい感じで使われているのがいいなあと思いました。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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