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ふたつの punch

私が住んでいるアメリカ東部では、サッカーワールドカップがちょうどいい時間帯にライブで見れるのでついつい見てしまいます。

日本は本当に本当によくがんばりましたね。 最後は残念でしたけど、いい試合を何度も見れて感動しました。

サッカーも楽しく見ていますが、解説者の言葉の使い方にもつい反応してしまいます。

アメリカが負けた試合では、ハーフタイム前のオーストラリアのゴールに対して、punch が次のように使われていたように思います。

This is a punch to the gut for the U.S.
(これはアメリカにとって大きな打撃だ。)

punch in the gut とも言えるようで、in だったのか to だったのか思い出せませんが、どちらも使えるようで、意味は次のように載っています。

A powerful blow. A physical hit to the stomach. Typically, refers to an emotional or financial hit that would afford the same effect as a blow to the torso.

(強烈な一撃。 お腹への一撃。 通常は感情的または金銭的な打撃で、胴体を殴打されるのと同じ影響を与えるようなもの。)

また次のように gut punch も同じように使えるようです。

That goal at end of 1st half is absolute gut punch for U.S.
(前半の最後のゴールはアメリカにとって完全な打撃だ。)

punch to/in the gut, gut punch は、お腹を強打されるのと同じような精神的ショックという感じですね。

また、punch という語を使って次のように言うのもよく聞きます。

Croatia punched their ticket to the quarterfinals.
(クロアチアは準々決勝に進んだ。)

punch one's ticket は文字通り、「パンチでチケットに穴を開ける」 という意味がありますが、スポーツにおいて次のような意味でも使われます。

ensure one's progress to a further contest or tournament.
(先のコンテストやトーナメントへ進むことを確かなものとする。) 

proceed、advance (前へ進む) ということですね。

入場券にパンチで穴を開けてもらって入場できるようなイメージしやすい表現ですね。

同じ punch でも精神的な打撃とは大違いですね。

Which teams will punch their ticket to the semifinals ?
(どのチームが準決勝に進むのでしょうか。)


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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