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細かいことにうるさい

A gate at the stairs という小説を読み始めました。

主人公の女性がベビーシッターの面接のために訪問した家で靴を脱ごうとすると、その家の女性が次のように言いました。

Oh you don't have to take off your shoes. There is too much of that prissy Japanese stuff going on in this town.

(あら、靴は脱がなくていいのよ。 この町は細かいことにうるさい日本的なことが多すぎるわよねえ。)

prissy という語は初めて知りました。

このように使われていると大体の意味は想像できますが、次のように載っています。

fussily and excessively respectable
(小うるさく過度に礼儀正しい)

家の中では靴を脱ぐという日本人には普通の習慣がこんな風に小説の中で使われているのがちょっと気になりました。

prissy を語源辞書で見てみると次のような可能性が載っています:

1.precise (きちんとした、気難しい)が変化したもの
2.prim (堅ぐるしい、とりすました)+ sissy (めめしい、弱虫)

どちらもうなずけますね。

実は、先日友人とコーヒーショップでお茶を飲みながら話していたのですが、周りを見ると一人で読書している人やコンピュータで何か作業をしている人などとても静かな雰囲気で、私たちの会話がとても大きく聞こえていた感じだったので、もう少し静かにした方がいいかもねと言うと、友人に You are too Japanese. と言われ笑われてしまいました。

この too Japanese は too polite ? 周りを気にし過ぎ? というような感じでしょうか。

そこでこの prissy という語を思い出し、自分は prissy なんだろうかと思ってしまいました。

家に帰って夫に、Am I prissy ? と聞いてみると、No と言うので、もう少し prissy という語について聞いてみました。

「丁寧すぎる、細かいことにうるさい」 というような意味と、女性に使う場合は 「上品ぶった、とりすました」 という意味になるようで、私は当てはまらないようでよかったです。

物事をきちんと丁寧にするということの度が過ぎると上品ぶったという意味へ広がっていくのでしょうか。

よく分かりませんが、人の迷惑にならないように気をつけたり、物事のルールを守ってきちんとしようと思うのは悪いことではないですね。

何年アメリカに住んでも、自分が very Japanese だなあと思うことはよくありますが、prissy というわけではないようです。。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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