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授業のはじめにbell ringer

bell ringerと言えば、文字通り、「ベルを鳴らす人」という意味もあれば、辞書を引くと、「大成功したもの」、「戸別訪問のセールスマン」などいろいろな意味があるようです。

まだ辞書に載っていないように思うのですが、アメリカの学校で使われるbell ringerというものがあります。

息子が、先生から返してもらったテストや課題などを持って帰ってくる中で、このbell ringerを見つけました。

これは、授業開始のベルが鳴ると同時に、生徒が取り組む授業のウォームアップのための課題のことです。
生徒がbell ringerをしている間、先生が、出席確認をしたり、授業に必要な資料を配ったり、事務的な作業にも使える時間のようです。

アメリカの中学校、高校は、同じ科目でもレベルが分かれていたり、選択科目もあり、生徒は自分のスケジュールにしたがって、それぞれの教室へと移動します。 授業と授業の間に、4-5分の休み時間がありますが、校舎も広く、トイレに行ったり教室の移動だけで終わってしまうようです。 そんな中で移動中には廊下で友人と話したり、ワイワイガヤガヤとしているわけですが、ベルが鳴るとともに、スムーズに授業に入れるように、先生がいろいろなbell ringerを用意しているようです。

前の時間に習った復習のプリントであったり、文章の中の文法の誤りを正す問題であったり、brain teaser(頭の体操)のようなクイズ的なものもあるようです。

運動も勉強もウォームアップは大事なことですね。
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おはようございます

長く塾の教師をしていました私は、言うところのbell ringerをやらせていましたね。時間を無駄にしたくないということで、こちらが何かやっている間は、課題を出したりしました。小学校で、始業前の時間、「百マス計算」を課すところもありましたね。これを考案し、実行した教師は、今では有名人で、政府の何かの諮問委員を務めたりしていました。

Re: おはようございます

日本でも授業の前に同じようにいろいろな課題をさせるんですね。
毎日の短い時間でも、無駄に過ごすのと、課題に取り組むのとでは、積み重ねると差が出てきますよね。
百マス計算って聞いたことあります。生徒の学力の向上に効果があったんでしょうね。
コメント、どうもありがとうございます。
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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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