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concession speech

Victory speechに対して、concession speechという言葉があり、これは、選挙などで負けた人、またもう当選の見込みがなくなった人が、自分の敗北を認めてするスピーチのことです。
concession speechは、必ずしなければいけないというものではありませんが、多くの人がするのを聞きます。
最近では、共和党の大統領候補者であったマルコ ルビオ氏のconcession speechが印象的でした。

concessionを使った言葉で、もうひとつよく見たり聞いたりするconcession stand、という言葉があります。
これは、映画館やスタジアムなどにある、飲み物やポップコーンなどスナックを売る売店のことです。

concession speech とconcession stand、何のつながりもなさそうな二つの言葉に同じ単語、concessionが使われているのは、どうしてだろう、と前から疑問に思っていました。 

concessionの動詞concedeには、容認する、認める、という意味があります。
concession stand(売店)のconcessionには、使用権、という意味もあり、例えば、学校のスタジアムにある、concession standであれば、学校から、その場所を使って物を売ってもいい、という使用権を認められているお店、と言えます。
また、concession speechも、自分の敗北を認める、ということで、どちらも、認める(admit)、ということでつながりがあることが分かりました。

何気なしに使っている言葉ですが、こういう含みが分かり、ちょっと納得しました。
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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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