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大通りだけではない avenue

avenue と言えば、大きな広い通りで、フランスのシャンゼリゼ通りなどは、代表的な例ですね。

アメリカでは、ホワイトハウスがある官庁街の通りは、Pennsylvania Avenue (ペンシルベニア通り)と言います。

avenue は、このように通常よく耳にする単語ですが、「大通り」ではない意味で使われることもあります。

昨日の新聞の中に、肥満とうつ病の関係についての記事が載っていたのですが、その中で、Promising avenues for treatment (見込みのある治療方法)という表現がありました。

このような avenue は、「方法、手段、道」と訳せば、すっきりします。 way という単語で置き換えることもできますね。 
way も、avenue と同じく物理的な「道」という意味と「方法」という意味ががありますが、日本語の「道」という言葉も同じですね。

avenue という単語を見ていると、ラテン、フランス語系の感じがします。 

調べてみると、やはり、フランス語の venir (来る、到着する)、avenir (将来)などと関連する語のようです。

avenue は、a way of approach、act of approaching (接近方法、近づくこと)というのが語源のようです。
あることへ近づいて行くための道という感じでしょうか。

それが、今では、大通り、並木道のような意味まで広がったわけですが、ひとつの単語が持つ意味の深さを知ると、ますます外国語の勉強が楽しくなるのです。。

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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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