arguably から考えたこと
いろいろな英文を読んでいると、その内容よりも、文中で使われている単語や表現について気になることがよくあります。
先日の新聞で、地域の高校生のクロスカントリー競技の記事が載っていたのですが、下記はその一文です。
It was arguably his best of the 12 (runs).
(それは、ほぼ間違いなく、過去の12のレースの中で彼のベストであった。)
この arguably が、ひっかかりました。
arguably は、もちろん、argue の派生語です。
argue は、「議論する」と覚えていたので、それがどうして副詞 arguably になると、「ほぼ間違いなく、おそらく」という意味になるのだろうと思いました。
調べてみると、argue は、ラテン語 argure にさかのぼり、意味は、make clear、prove (明らかにする、証明する)ということだそうです。
argue という単語は、次のような意味の流れになるようです。
明らかにする→立証する→議論する
arguably は、議論の余地はあり、確かだとは言えないが、ほぼ明らかだという感じでしょうか。 自分の意見として、まずまちがいないだろうという場合に使える表現のように思います。
そう考えれば、arguably を、「ほぼ間違いなく」と訳すのも納得できます。
また、おもしろいことに、arguable と形容詞になると、①「異論のある、疑わしい」という意味と②「論証できる、もっともな」という両方の意味になり得るということです。
次のような例が辞書に載っていました。
It is arguable that this phrase was quoted from Shakespeare.
(この句がシェイクスピアから引用されたことは確証できる。)
argue = 議論する とだけ覚えていると、なかなか深く理解できないものがありますね。
歴史から学ぶことがたくさんありますが、言葉の世界も同じだなあと思います。
先日の新聞で、地域の高校生のクロスカントリー競技の記事が載っていたのですが、下記はその一文です。
It was arguably his best of the 12 (runs).
(それは、ほぼ間違いなく、過去の12のレースの中で彼のベストであった。)
この arguably が、ひっかかりました。
arguably は、もちろん、argue の派生語です。
argue は、「議論する」と覚えていたので、それがどうして副詞 arguably になると、「ほぼ間違いなく、おそらく」という意味になるのだろうと思いました。
調べてみると、argue は、ラテン語 argure にさかのぼり、意味は、make clear、prove (明らかにする、証明する)ということだそうです。
argue という単語は、次のような意味の流れになるようです。
明らかにする→立証する→議論する
arguably は、議論の余地はあり、確かだとは言えないが、ほぼ明らかだという感じでしょうか。 自分の意見として、まずまちがいないだろうという場合に使える表現のように思います。
そう考えれば、arguably を、「ほぼ間違いなく」と訳すのも納得できます。
また、おもしろいことに、arguable と形容詞になると、①「異論のある、疑わしい」という意味と②「論証できる、もっともな」という両方の意味になり得るということです。
次のような例が辞書に載っていました。
It is arguable that this phrase was quoted from Shakespeare.
(この句がシェイクスピアから引用されたことは確証できる。)
argue = 議論する とだけ覚えていると、なかなか深く理解できないものがありますね。
歴史から学ぶことがたくさんありますが、言葉の世界も同じだなあと思います。
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