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アジサイについて考える

昨日、花の名前について書いた後、アジサイについて思い出したことがあります。

アジサイを英語で言うと、hydrangea ですが、これは、理にかなった名前です。

ギリシャ語で、hydro- (水の) + angeion (器)ということで、水を好むアジサイの名前にはふさわしいですね。

これで、納得していると、息子が別の解釈をして、これもおもしろいなあと思いました。

hydrangea は、hydra のような花だからそう呼ぶのかもしれないと、半分冗談のように言うのです。

hydra とは、ギリシャ神話に出てくるウミヘビのことで、9つの頭をもつと言われています。 ひとつの頭を切ると、ふたつの頭ができると言われています。

小さい花がいくつもくっついるアジサイが、ウミヘビの頭のようだというわけです。

Percy Jackson and the Olympian という本のシリーズがあり、ギリシャ神話の神々が登場する冒険物語ですが、子供が楽しくギリシャ神話にふれることができ、私も3巻めぐらいまでは読みました。 ギリシャ神話の神々のつながりなどを理解するのにも役立つ本だと思います。

そのシリーズに、hydra が、出てきたようですが、たくさんの不気味なウミヘビの頭ときれいなアジサイとでは、全然違うもので、息子の考えは間違ってはいるのですが、hydra も、ウミヘビということで、「水」と関係がないこともないなあと思いました。

hydrant は、「消火栓」のことですね。 また、hydrate は、「体内に水分をたくわえる」ことです。

雨にしっとり濡れたアジサイは、美しいもので、やっぱりウミヘビは、一緒に想像したくないなあと思います。


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一日でしぼむツユクサです

Yurikoyamaさん こんにちは

丁寧に教えていただきありがとうございます。
ツユクサは古名を月草といい やはり一日でしぼむと言う意味です。

hydrantが消火栓ですか 面白いですね。
英会話の本に水仙が出てくるのですが
NarcissusでなくDaffodilと言うようです。

Re: 一日でしぼむツユクサです

Commelia さん

たびたびコメントをいただき、ありがとうございます!

ツユクサは、朝顔のように、一日でしぼんでしまうんですね。
短い命でかわいそうな気もしますが、桜のように、それだけに美しいというのもありますね。
ツユクサは、ツキクサということだったんですね。

水仙は、daffodil で覚えていましたが、Narcissus の方は知りませんでした。
調べてみると、Narcissus の方が古い言い方のようですね。
これもまた、ギリシャ神話の話が元になっているようですね。
Narcissus が、亡くなったところに芽が出たのが、水仙だったとか。
ナルシシストの語源でもあるようですね。。
お陰様で勉強になりました。ありがとうございます!

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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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