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a long way を行くか来るか

よく耳にする表現で、 go a long way があります。

例えば、料理番組で、スパイスを加えるときなどに、次のように使っています。

A little bit goes a long way.
(ほんの少しで効果があります。)

たくさん入れなくても、少しだけで十分役に立つということですね。

go a long way は、文字通り、「遠くまで行く」という意味以外に、「大いに役に立つ、効果がある、大きな役割を果たす」という意味があります。

そして、先日の新聞記事の中に、go ではなくて、come a long way という表現を発見しました。

アウトドア家具についての記事でしたが、次のように使われていました。

Indoor / outdoor fabrics have come a long way.
(屋内、屋外(家具の)布地は、大いに進歩した。)

come a long way は、「長距離をはるばるやって来る」という意味以外に、この文のように「大きく発展、進歩、成長する」という意味があります。

例えば、けがをして動けなかった人が、リハビリを続けて、つえを使って歩けるようになったような場合、He has come a long way. と言うことができます。

何かが、go a long way (長い道を行く)というのは、役に立つということで、come a long way (長い道を来る)というのは、発展、進歩するということになるわけですね。

長い道を行くのと来るのとで、意味は全く異なるようです。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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