feel bad か feel badly か
何か残念なこと、気の毒なことが起こったとき、例えば、テストの点が悪くて落ち込んでいる生徒を見て、I feel bad for him. (私は、彼が気の毒に思う。)のように言うことがあります。
feel bad は、よく耳にする表現ですが、feel badly と言う場合もあります。
先日のブレット カバノー氏の性的暴行疑惑の記事の中で、トランプ大統領が次のように言われたと載っていました。
I feel so badly for him. This is not a man who deserves this.
(私は、彼のことをとても気の毒に思う。 この人は、こういう目に遭うような男ではない。)
そして、同じ記事の中に、feel bad を使った次のような文もありました。
More recently, he felt bad for Paul Manafort.
(もっと最近では、彼は、ポール マナフォートが気の毒だと思っていた。)
ポール マナフォートは、トランプ大統領の選挙対策本部長を務め、ロシアの干渉の件などで起訴された人です。
このように、feel bad も feel badly も使われるわけで、どちらかが正しいというわけではないようです。
ただ、feel、 look、 smell、 soundのような動詞には、通常は形容詞が付きますね。
It smells bad / delicious. であって、× It smells badly / deliciously. とはなりませんね。
では、次の場合はどうでしょう。
I feel good.
I feel well.
well の方は、「体調がよい」ということですが、good の方は、「体調がよい」 + 「気分がよい」ともなりますね。
同じように、feel bad は、気分が悪いなどの体調的なことで、feel badly は、残念に思うなどの感情的なことのように使い分ける場合もあると説明する辞書もありますが、上記のように、どちらも感情的なことに使われることがあり、そうとも限らないようです。
また、feel badly は、feel bad よりも、くだけた言い方だという説明もあり、feel badly の方が、ちょっと大げさな響きもしますが、どうなのでしょうね。
単に、feel を一般動詞と見て、副詞を付けるか、SVC構文の連結動詞として、形容詞を付けるかという文法的な違いだけなのかもしれません。
私は、正統派だと思われる feel bad の方を使うことが多いのですが、feel badly も、大統領も使っていることを考えると、違和感を感じる必要もないのでしょうね。
feel bad と feel badly は、どちらでもよく、smell delicious が正しく、smell deliciously だとおかしいというのは、ちょっとひっかかるのですが、言葉というのは、多くの人が使い出すと、それが正統派になってしまうということもありますね。
いろいろとりとめのないことを書きましたが、これからも、頭を柔軟にして、言葉の使われ方を観察していきたいと思います。
feel bad は、よく耳にする表現ですが、feel badly と言う場合もあります。
先日のブレット カバノー氏の性的暴行疑惑の記事の中で、トランプ大統領が次のように言われたと載っていました。
I feel so badly for him. This is not a man who deserves this.
(私は、彼のことをとても気の毒に思う。 この人は、こういう目に遭うような男ではない。)
そして、同じ記事の中に、feel bad を使った次のような文もありました。
More recently, he felt bad for Paul Manafort.
(もっと最近では、彼は、ポール マナフォートが気の毒だと思っていた。)
ポール マナフォートは、トランプ大統領の選挙対策本部長を務め、ロシアの干渉の件などで起訴された人です。
このように、feel bad も feel badly も使われるわけで、どちらかが正しいというわけではないようです。
ただ、feel、 look、 smell、 soundのような動詞には、通常は形容詞が付きますね。
It smells bad / delicious. であって、× It smells badly / deliciously. とはなりませんね。
では、次の場合はどうでしょう。
I feel good.
I feel well.
well の方は、「体調がよい」ということですが、good の方は、「体調がよい」 + 「気分がよい」ともなりますね。
同じように、feel bad は、気分が悪いなどの体調的なことで、feel badly は、残念に思うなどの感情的なことのように使い分ける場合もあると説明する辞書もありますが、上記のように、どちらも感情的なことに使われることがあり、そうとも限らないようです。
また、feel badly は、feel bad よりも、くだけた言い方だという説明もあり、feel badly の方が、ちょっと大げさな響きもしますが、どうなのでしょうね。
単に、feel を一般動詞と見て、副詞を付けるか、SVC構文の連結動詞として、形容詞を付けるかという文法的な違いだけなのかもしれません。
私は、正統派だと思われる feel bad の方を使うことが多いのですが、feel badly も、大統領も使っていることを考えると、違和感を感じる必要もないのでしょうね。
feel bad と feel badly は、どちらでもよく、smell delicious が正しく、smell deliciously だとおかしいというのは、ちょっとひっかかるのですが、言葉というのは、多くの人が使い出すと、それが正統派になってしまうということもありますね。
いろいろとりとめのないことを書きましたが、これからも、頭を柔軟にして、言葉の使われ方を観察していきたいと思います。
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