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仲間意識

息子の学校のスポーツイベントの際、校長先生の挨拶文の中で、次のような文がありました。

Camaraderie within your own team and with other teams will be an important part of the tournament.
(自分のチーム内の仲間意識や他のチームとの仲間意識ということが、トーナメントにおいての重要な一部分です。)

そして、その後に、次のような文が続きます。

Please take advantage of this opportunity to develop positive relationships with new friends.
(どうか、この機会を利用して、新しい友達との前向きな関係づくりをしてください。)

camaraderie は、フランス語も同じで、カマラドゥリのように発音します。

camaraderie とは、次のような定義が載っています。

spirit of good friendship and loyalty among members of a group
(グループのメンバー間のよい友情関係や忠実な精神)

また、「仲間意識、友情、仲間づきあい」のような訳が載っています。

友情の中でも、特に一緒に勉強したり、働いたり、スポーツなど、体験を共有する中での信頼や友情関係ということです。 そのような仲間意識のことです。

上記の校長先生の言葉は、同じスポーツをするもの同士、勝っても負けても、皆、仲間意識を持ってほしいということですね。

ところで、camaraderie の基になった語、camarade というフランス語はありますが、英語では、comrade となり、スペルが違います。

camarade 、comrade には、「仲間」ということから、苦労などを共にする「同志」という意味が含まれます。

フランス語で、camarade de combat、英語で、comrade in battle は、「戦友」です。 また、camarade / comrade は、共産圏の国の党員の意味としても使われるようです。

ついでに、comrade の語源は、ラテン語 camera = 丸天井の部屋 ですが、仲間というのは、同じ部屋を共有するということのようです。

カメラも、「丸天井の暗い部屋」ということが原義ですね。

スポーツの合宿をするというのは、まさに camaraderie を深めるためというところでしょうか。

合宿で、仲間意識を深め、結果的に、スポーツも上達するのかもしれません。。


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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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